彼女と一緒に異世界を!

ごま

15.スキルについて

 目的地であったここ、『ペットと一緒』というスキルを持つアニマさんの家に着いた俺達は、早速アニマさんに事情を話した。
 最初は、見ず知らずの俺達が急に訪ねて来たためとても慌てていたが、リーザさんの名前を出すと 「リーザさんの紹介なら大丈夫ですね」 と、落ち着いてくれた。
 それどころか「立ち話もなんですし、どうぞ」と言って俺達を家の中に招いてくれた。



「スキルを使う上でのコツ、ですか? 」

 目の前の女性、アニマさんが不思議そうに首を傾げる。
 
 アニマさんは、海のような青くて長い髪が特徴的な女性で、ここ何分か話していて受けた印象は、とても落ち着いていて穏やかな感じの人。といった所だろうか。
 
「コツと言えるかは分かりませんが、スキルの発動には魔法の発動と同じでイメージが大切って聞きますね」

「イメージって例えばどんな事を? 」
 
「うーん..そうですねぇ...」

 そう言うとアニマさんは、顎に手を当てて唸る。
 
「例えば私の場合ですと...」

 そう言って指さしたのはジャンヌ達の中心。
 そこにいるのはアニマさんが飼っているという小型犬がいた。
 名前はコロと言うらしい。

「初めてスキルが発動したのは、あの子を守りたいって思った時ですね。
 今でこそ自由に発動できますが、初めての時はモンスターに囲まれてしまっていて、どうにかモンスター達からこの子を守ろうと思ったら自然と発動できていました 」 

 懐かしむようにアニマさんは語る。
 
「ですからコータさんの場合は、『ジャンヌさんを守る!』って感じの強い意志を持てばすぐにでも発動できるようになりますよ
 ・・・あっ! あと1つ大切な事を言い忘れてました! 」

 そう言ってアニマさんは人差し指をピンと立てる。

「私と同じようなスキルとなると、発動に必要なものがイメージともう1つありました」

「な、なんですか?」

「それは、コータさんのジャンヌさんに対する『愛』です!」

「・・・はい?」

 いきなりどうしたんだ? 
 スキルの発動に必要なのがジャンヌに対する愛だって?

「コータさんがどれだけジャンヌさんを愛せているかによって、スキルの効果が変わってくるっていうことです」

「そ、そんなことがあるんですか!?」

「まぁにわかには信じがたいですが...
 なんだったら1度見てもらった方が早いですかね? 」

「見るってどうやって?」

「えーと、コータさんには今から私と模擬戦闘してもらいます!」

「えっ!?」



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 カッコばかりで読みにくかったらごめんなさい┏○ペコ

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