彼女と一緒に異世界を!
7.酒飲み幼女と銀髪の少女
「もちろんよろしくお願いします!」
  ジャンヌから告白?された俺は、それを待ってましたと言わんばかりに即答した。
「あ、こ、こちらこそよろしくお願いします…」
 対するジャンヌもおずおずといった感じで言葉を返す。
 
「お熱いですね〜」
 横から「ヒューヒュー」とちゃちゃを入れてくるリーザ。
 この人は少し黙るということを覚えた方がいいと思う。
 自分の中の黒い部分が少し垣間見えたところでジャンヌが喋り始める。
「これでメンバーが2人になったけど、あと2人はどうするの?このギルドの中にいる人をスカウトするのが1番手っ取り早いんだけど」
 うむ。
 そういえばまだ本題が解決していなかった。
 初めて彼女が出来たことに喜んでる時間は今はまだなさそうだ。
 そこで俺は今一度考える。
 それはジャンヌの言っていたスカウトについてだ。
 スカウトということは、自分で仲間になってほしい人に声をかけて、仲間になってもらうということなのだろうか?
 そうだったら中々に大変だぞ。
 
 メンバー集めの難易度の高さに一抹の不安を覚える。
 
「まぁ、悩んでても仕方ないからとりあえず冒険者が集まるところに行ってみましょ?」
「ん?冒険者が集まる場所?」
そんなところがあるなんて知らなかった。
「そう。この町でおそらく1番冒険者が集まるであろう場所、それが酒場よ!」
 おぉ、酒場なんてあるのか。
「ですよね?リーザさん」
 どうやら確信が持ててない様子のジャンヌさん。
 ならなぜ言ったの?
「はい。だいたいの冒険者さんは昼間から酒場で飲み食いしていますよ」
「他にやることないんですかね〜」と、リーザは笑っている。
 ・・・まさかとは思うがエルフは皆こんなに性格悪いのか!?
 まぁ、そんな訳無いだろうが..
「で、その肝心の酒場はどこにあるんだ?」
  嫌な考えを振り払うように俺は話を進める。
「酒場でしたらこの建物の2階にありますよ」
 ギルドの入り口付近にある階段を指さしながらリーザは言う。
 案外近くにあったことに少し驚く。
「じゃあさっそく仲間を探しにいきましょう!」
 張り切った様子でジャンヌは階段へと歩いていく。
  少し補正が付いているとはいえ俺のコミュ力 ではあと二人も仲間にするのは至難の技だな。
 そんなことを考えつつも、ジャンヌに置いてかれないように俺も階段へと向かう。
 少し長めの階段を上り、俺達はギルドの2階にある酒場へ来ていた。
「実際来るのは久しぶりだけど、結構賑わってるわね」
 隣にいるジャンヌがつぶやく。
 ジャンヌが言う通り、酒場はまだ昼間にも関わらず数多くの人で賑わっていた。
 酒場はギルドの1階程の大きさで中々に広い。
 さて、この中から仲間になってくれそうな人を探さなくては ...
 そう思い、まずは入り口近くの席に腰掛けているマッチョな男性に声をかけようとしたその時、
「あれ〜?もひかしてジャンヌちゃん?」
 不意にジャンヌの名前が呼ばれる。
 呼んだのは、ジャンヌよりもだいぶ身長が低い女の子だ。
 その女の子の頬にはうっすらと赤みがさしており、手には何やらビンを持っている。
... ん?ビン?
「あ、クレイルちゃん。今日はお酒飲みに来てたの?」
 おそらく顔見知りなのだろう、ジャンヌも手を振りながら答える。
...ん?お酒を飲みに来た?
「そうなんらよ〜。どぉ?ジャンヌちゃんも飲む?」
 そう言いながらジャンヌに手に持ったビンを近づける。
 え、何この子。
 お酒飲んでるの!? 明らかにまだ未成年だろ!
 どうやらクレイルと呼ばれたこの女の子は、もう既にできあがっているらしくろれつもろくに回っておらず、足取りもおぼつかない。
「私はお酒はいいかな。匂いがだめで...」
 クレイルの誘いをやんわりと断るジャンヌ。
 クレイルはその事に少しばかり不満そうにする。
「ちょっといいかな。えーと、クレイルちゃん?」
 このままだと話に置いてけぼりにされそうだったので、慌てて会話に参加する。
「ん?ジャンヌ、この人だぁれ?」
 恐らく俺のことに気づいてなかったのだろう。
 俺の方を見るなり首を傾げた。
「えーと、この人はコータっていって、今私達が作ってるパーティーのメンバーよ」
「へぇ〜、そおなんだぁ」
 ジャンヌの説明を受け理解したようだ。
「で、クレイルになんかよお?コータ」
 いきなり呼び捨てで呼ばれる俺。
 気にせずに話を再開する。
「俺あんまりこの町について詳しくなくてさ、教えて欲しいんだけど、お酒って未成年はだめじゃないの?」
「なに?みしぇいねんって」
「みせいねんがどういう意味かはわからないけど、別にお酒は誰でも飲んでいいのよ」
 キョトンとするクレイルと、わかりやすく教えてくれるジャンヌ。
 どうやらこの世界には未成年を縛る法律はないようだ。
「なるほどな。それからクレイル、1つだけお願いがあるんだけど」
 俺は本題へと移る。
「なぁに?」
「俺達のパーティーに入ってくれないか?」
「いいよぉ」
「え?いいの?」
 あっさりとオーケーされて思わず聞き返してしまう。
「うん。だってぇ、ジャンヌちゃんがいるなら寂しくないし、コータも悪いやつじゃなさそおらし」
「やった!じゃあこれであと1人だね!」 
 嬉しそうにこちらを見てくるジャンヌ。
「そうだな。だけどあと1人をどうやって見つけるか...」
「ちょっといい?」
 俺が残る1人をどうやって探すかを考えようとしたその時に、前方から声をかけられる。
 そこには、美しい銀髪の少女がいた。
 
________________________
 投稿が遅れてしまい申し訳ありません。
 今回はいつもより雑かもしれません...
 
 
  ジャンヌから告白?された俺は、それを待ってましたと言わんばかりに即答した。
「あ、こ、こちらこそよろしくお願いします…」
 対するジャンヌもおずおずといった感じで言葉を返す。
 
「お熱いですね〜」
 横から「ヒューヒュー」とちゃちゃを入れてくるリーザ。
 この人は少し黙るということを覚えた方がいいと思う。
 自分の中の黒い部分が少し垣間見えたところでジャンヌが喋り始める。
「これでメンバーが2人になったけど、あと2人はどうするの?このギルドの中にいる人をスカウトするのが1番手っ取り早いんだけど」
 うむ。
 そういえばまだ本題が解決していなかった。
 初めて彼女が出来たことに喜んでる時間は今はまだなさそうだ。
 そこで俺は今一度考える。
 それはジャンヌの言っていたスカウトについてだ。
 スカウトということは、自分で仲間になってほしい人に声をかけて、仲間になってもらうということなのだろうか?
 そうだったら中々に大変だぞ。
 
 メンバー集めの難易度の高さに一抹の不安を覚える。
 
「まぁ、悩んでても仕方ないからとりあえず冒険者が集まるところに行ってみましょ?」
「ん?冒険者が集まる場所?」
そんなところがあるなんて知らなかった。
「そう。この町でおそらく1番冒険者が集まるであろう場所、それが酒場よ!」
 おぉ、酒場なんてあるのか。
「ですよね?リーザさん」
 どうやら確信が持ててない様子のジャンヌさん。
 ならなぜ言ったの?
「はい。だいたいの冒険者さんは昼間から酒場で飲み食いしていますよ」
「他にやることないんですかね〜」と、リーザは笑っている。
 ・・・まさかとは思うがエルフは皆こんなに性格悪いのか!?
 まぁ、そんな訳無いだろうが..
「で、その肝心の酒場はどこにあるんだ?」
  嫌な考えを振り払うように俺は話を進める。
「酒場でしたらこの建物の2階にありますよ」
 ギルドの入り口付近にある階段を指さしながらリーザは言う。
 案外近くにあったことに少し驚く。
「じゃあさっそく仲間を探しにいきましょう!」
 張り切った様子でジャンヌは階段へと歩いていく。
  少し補正が付いているとはいえ俺のコミュ力 ではあと二人も仲間にするのは至難の技だな。
 そんなことを考えつつも、ジャンヌに置いてかれないように俺も階段へと向かう。
 少し長めの階段を上り、俺達はギルドの2階にある酒場へ来ていた。
「実際来るのは久しぶりだけど、結構賑わってるわね」
 隣にいるジャンヌがつぶやく。
 ジャンヌが言う通り、酒場はまだ昼間にも関わらず数多くの人で賑わっていた。
 酒場はギルドの1階程の大きさで中々に広い。
 さて、この中から仲間になってくれそうな人を探さなくては ...
 そう思い、まずは入り口近くの席に腰掛けているマッチョな男性に声をかけようとしたその時、
「あれ〜?もひかしてジャンヌちゃん?」
 不意にジャンヌの名前が呼ばれる。
 呼んだのは、ジャンヌよりもだいぶ身長が低い女の子だ。
 その女の子の頬にはうっすらと赤みがさしており、手には何やらビンを持っている。
... ん?ビン?
「あ、クレイルちゃん。今日はお酒飲みに来てたの?」
 おそらく顔見知りなのだろう、ジャンヌも手を振りながら答える。
...ん?お酒を飲みに来た?
「そうなんらよ〜。どぉ?ジャンヌちゃんも飲む?」
 そう言いながらジャンヌに手に持ったビンを近づける。
 え、何この子。
 お酒飲んでるの!? 明らかにまだ未成年だろ!
 どうやらクレイルと呼ばれたこの女の子は、もう既にできあがっているらしくろれつもろくに回っておらず、足取りもおぼつかない。
「私はお酒はいいかな。匂いがだめで...」
 クレイルの誘いをやんわりと断るジャンヌ。
 クレイルはその事に少しばかり不満そうにする。
「ちょっといいかな。えーと、クレイルちゃん?」
 このままだと話に置いてけぼりにされそうだったので、慌てて会話に参加する。
「ん?ジャンヌ、この人だぁれ?」
 恐らく俺のことに気づいてなかったのだろう。
 俺の方を見るなり首を傾げた。
「えーと、この人はコータっていって、今私達が作ってるパーティーのメンバーよ」
「へぇ〜、そおなんだぁ」
 ジャンヌの説明を受け理解したようだ。
「で、クレイルになんかよお?コータ」
 いきなり呼び捨てで呼ばれる俺。
 気にせずに話を再開する。
「俺あんまりこの町について詳しくなくてさ、教えて欲しいんだけど、お酒って未成年はだめじゃないの?」
「なに?みしぇいねんって」
「みせいねんがどういう意味かはわからないけど、別にお酒は誰でも飲んでいいのよ」
 キョトンとするクレイルと、わかりやすく教えてくれるジャンヌ。
 どうやらこの世界には未成年を縛る法律はないようだ。
「なるほどな。それからクレイル、1つだけお願いがあるんだけど」
 俺は本題へと移る。
「なぁに?」
「俺達のパーティーに入ってくれないか?」
「いいよぉ」
「え?いいの?」
 あっさりとオーケーされて思わず聞き返してしまう。
「うん。だってぇ、ジャンヌちゃんがいるなら寂しくないし、コータも悪いやつじゃなさそおらし」
「やった!じゃあこれであと1人だね!」 
 嬉しそうにこちらを見てくるジャンヌ。
「そうだな。だけどあと1人をどうやって見つけるか...」
「ちょっといい?」
 俺が残る1人をどうやって探すかを考えようとしたその時に、前方から声をかけられる。
 そこには、美しい銀髪の少女がいた。
 
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 投稿が遅れてしまい申し訳ありません。
 今回はいつもより雑かもしれません...
 
 
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