種族ガチャ

ミラRISE

ホーム

このゲーム(アーカイブオンライン)は自分の家、ホームを買うことが出来る。土地を買ってしまえばあとは自分の好きな家の構図を書き金を出せば完成するのである。

「これでいいですね。ありがとうございました。」

ということで、ホームを買いました。土地は一度買えば維持費などの金を出さなくていいという。親切設定なのである。

そして肝心の設計図!ここが良くないとプレイヤーの評判が下がる………ってネットに書いてあった。
自分は家を建てる………ってことには興味はないけど、間取りなんかにはとてもこだわりがあった。だから家の設計図はさしより作っていた。
それはモダンな三階建ての家だ、遊び心をフルに活かして書いたからめちゃめちゃ広くなった。土地代は50万リーブル、家の建設で650万リーブルだった。今度陽や何となく追加したお姉さんでもお呼びしましょう!

家を建てて3日ほどとても人が集まっていて転移で帰っていた。

そして実装されて初、ボス討伐の招集がかかった。自分は一人でそこへ向かった。陽は前線を行くチームのリーダーをしていた。サカユキさんは何処かの副ギルドマスターをしているらしい。なので1人で向かったのだが初フレのお姉さんたちから、パーティー組まないか?と誘われたので入れさせてもらうことにした。勿論神獣の姿でだ。

今からボス戦だと言うのに、お姉さん達は「触ってもいい?」と聞いてくるため渋々OKを出したらボス戦の説明が始まるまでずっとモフられた。美人なおねえさんたちだったけら許してしまった。なんて薄情なんだ俺は。

待つこと15分ほどで説明が始まった。
「今回のボスは、初期では最強なのではないかと言われる。竜族の最下級ドラゴン、アイアンアーマーと言うドラゴンだ、普通の竜は鱗だろと考えるやつがいるかもしれないが鱗はアーマーよりも圧倒的に硬い。近距離戦闘をする奴らは囮になれ、後方は相手の弱点を探すよう頑張れ。それでは討伐に行く!!」

「「「「「うおー!!」」」」」

と冒険者たちの活気のある返事が中央広場に飛び交った。

北の門を出てしらみ潰しに進んで行く。パーティーを組んだお姉さんたちは相当強かった、俺がスキル使う前に敵が切り捨てられている。と言うに俺は抱き抱えられモフられながら進んで行った。そしてある洞窟があったが、強敵のアイコンが出た為スルーすることになった。
何となくライトニングのスキルを使ったが、調節できずにMPが4割消えた。だが倒せたみたいでアイテムがゲット出来た。

宝箱、アイアンシェード×20、メタルブレード、シルバーガンツ×2、竜の核の合計5こだった。

おかげで4つもレベルが上がった。今回集まった人達は平均16くらいだった。正直どれだけレベ利上げしたのだろう恐縮です。

でもなんで、アイアンとか竜の核とか出てきたのかな?宝箱もボス倒したら希に貰えるらしいし。まさか……

「ボス部屋発見!?チーム再構成」

その一言で1箇所に集まる。集まった場所には横開きの鉄の扉があった。扉には禍々しき模様が刻まれていた。第1陣がβ版プレイヤーの4チーム、第2陣は高レベルプレイヤー7チーム、最後が俺達1期生プレイヤー3チームの順に突破することになった。ちなみに陽と幸坂さんは第1陣だった。

そして準備が整った第1陣はいっせいに扉ん中へ入っていった。扉が閉まり静寂が訪れ20分後扉が音を立ててゆっくりと開いた。そして第2陣は全員扉へと入って消えていった。

〈なあ陽ボス討伐したか?〉
〈あれはやめといたがいい、メタルアーマーじゃない。中級竜のレッドストームだ。〉
〈は?それってそこまで強いのか?〉
〈あぁ、初級竜の5倍はあるな。またレベル上げしないといけなくなった。それじゃあな〉

そしてチャットは消えた。それと同時に前の扉が開いた。重苦しい音を立てながら。

そこまで強いのか、どうせなら死んで戻ろう。

そして最後の組が扉の中へ入っていった。

石造りの壁や床を不思議光が明るくしている部屋の一角に、赤い何かが集まっていた。紅蓮に燃え盛る炎のようなとても綺麗な赤色だった。

その物体が動き出し体全体を起こし立ち上がる。全長120mはあるのではのだろうかと言わざる負えない程の大きな竜が現れた。

「あっ、あれってホントにメタルアーマーなの?」

「いえ、あれはレッドストームですよ。この初級から殺しにくる運業さん、マジ鬼畜ですよ」

他のパーティーの女性に答えたのは、初フレのお姉さん(ヤマユー)だ。

呑気に相手の見た目について話しているあいだに竜は攻撃モーションに入っていた。モーションが終わり竜の口から紅蓮ファイアと言う技がこちらに向かって飛んできた。そして横にいたパーティーがプレイヤーソウルだけを残し消えていった。

「あんな炎を打ってくるなんて、こんな初級じゃ勝てないわよ」

と言う、ヤマユーさんだが彼女も仲間のみんなもみんな楽しそうな笑みを浮かべていた。ここで俺は思った、戦闘狂達なのだと。そして俺も心がいきり立っていた。こんな強い敵と闘えることに。

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