飛べない蝶
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飛べない蝶

  • あらすじ

      一つ、異様な空気を放つ高校あり。
      朝の校門掃除を日課に、昼休みの活動は欠かさず、放課後五時半まで部員を逃がさないとある部が原因である。
      その部は『研究部』。部長、岸辺生守。
      数合わせの為に脅されて強制的に部員にさせられた睦海咲、数合わせの為に買収した幼なじみの亜島鶯、数合わせの為に普通に誘った同級生の藤倉悠、数合わせの為に挑発されてつい入部してしまったカッパと共に、鹿之林高校一年の岸辺生守はその研究部を通し、彼なりの青春を過ごしていた。
      だが、そんな研究部の部長について、我が新聞部は研究部員に直接インタビューをした結果、驚くべき情報を手に入れた!
     睦海咲「岸辺部長についてですか……。優しい人ではあるのですが、わたしにはちょっと冷たいですよ。あ、もういいですか? そろそろ岸辺部長との約束事があるので失礼したいのですが……」
     亜島鶯「え? もう咲ちゃんにはインタビューしたんだ。あの子って優しいからどうせ生守君のこと濁してたでしょ? あっはは、彼はあの子のことほぼ毎日虐めてるんだけれどねぇ。あ、これ内緒ね?」
     藤倉悠「部長のことですか? あれはクズなのです☆ えぅ、もう少し情報が欲しいのですか? 内緒なのですが、部長は無意識的に咲に好意を抱いているのですよ。それと鶯の性格はサイコパスなのです☆」
     カッパ「なんだ、新聞部か。岸辺について知りたいのなら彼の通っていた中学校を調べるといい。あと僕の名前は福井太郎だ。ふざけるのもいい加減にしてくれ」
     若土光「わっ。参ったなぁ、俺のところへ生守についてインタビューしに来たってことは、俺が生守の親友というのはバレバレなんだね。俺からは根はいいやつってことしか言えないよ。ごめんね、野球の練習があるからこれで失礼」
      と、岸辺生守の親友の若土光からは全くまともな情報は得られなかった。
      カッパからの助言の通りに岸辺生守の中学校へ行き、今年の三年生にインタビューをした。
     生徒A「岸辺先輩ですか……? 確かに酷い先輩でしたが、いじめ問題を積極的に無くす憧れの先輩でもありましたよ」
     生徒B「あの先輩はイかれてましたね。みんなからは『泥と毒の塊』と呼ばれてました」
     生徒C「岸辺さんっすか? 岸辺さんマジパネェっす! オレを導いてくれたイかす先輩っすよ!」
      と、彼が救いようのない人物だと分かった。
      これからも我が新聞部は真実を追求し、正しき報道を行うことを約束しよう。
     
      ──というちょっと変わった部活達がありながら、鹿之林高校へ通う岸辺生守の物語。
      一体、彼はどのような青春を送るのか、想像もつかない。
      人生の価値をテーマにした恋愛コメディ。

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