二次元の英雄が三次元にきて色々やり直すそうですよ
第一章 第一話 この勇者は大魔王ゾ○マを倒したようですよ
 俺の名前は「ヒーロー」職業は勇者。アリア○ンに住んでいたが、16歳の誕生日に父、オル○ガの後を継いで勇者になった。魔王バ○モスは強かったけど、俺って勇者だし?セーブさえしとけば生き返れるからなんの心配もなく勝てました。ゾ○マに殺されたときは、「あっ、世界終わったな」って思ったけど、セーブした時間まで戻ってたから、なんとか勝てました。光の玉が無かったら負けてたわー。てゆーか、ゾ○マでかいし、攻撃の威力高過ぎじゃね?MPとか全然切れないし。あんだけ攻撃呪文習得できるならベホマくらい覚えとけよ。もし覚えてたら負けてたぞ、俺。まぁ、結局セーブポイントからやり直すだけなんですけどね。
 たった今、大魔王を倒した俺はこの世界の英雄になったわけだが...。
勇者「なにやろーかなぁ...ものすごく暇になってしまった。って、おっと!」
危ない危ない。思ったことをすぐテロップに出してはいけない。これ、二次元の常識。ちゃんとプレイヤーが電源コード抜くまでは勇者しとかないとな。
 プチッ。
 どうやら、電源コードが抜かれたようだ。やっと自由か。
今の俺は魔王も倒したし、やることがない...。でも、俺はこんなこともあろうかとプレイヤーにばれないようにこんな玉を集めていたのだ。その玉の名は「オロチボール」8つ集めればどんな願いも、出てきた竜が叶えてくれるという代物らしい。
 ん?なんか聞いたことあるって?そそそそんなことあるわけななないでしょう?だって、僕(作者)が考えた設定ですしお寿司。
 ともあれ、玉から竜を出して願いを叶えてもらうとしましょうか。
「いでよヤマタノオロチ。そして願いを叶えたまえ。」
8つの玉が強烈な光を放つ。その光が徐々に一つの塊となっていく。
「私を呼んだのは誰だ?」
「いや、見りゃ分かるでしょ。俺しかいないんだし。」
「ん?ヒーローじゃん。」
「てか、オロチってお前かよ。」
 勇者である俺はストーリー攻略時、敵として登場したヤマタノオロチを倒している。つまり、お互い顔見知りだった。
「ストーリー攻略だから、やられるのは仕方ないけどさー。あんまりオーバーキルすんなって言ったよね?なんで、残りHP17でギガデ○ン撃つのかなー。あのときはほんとイラッとしたわー。」
顔見知りだったゆえにオロチが愚痴りだした。光の演出が台無しである。
「あとで、ゾ○マ倒した賞金やるから。それより、早く願い叶えてくんない?せっかく苦労して集めたんだし、一刻も早く叶えてほしいんだけど。」
オロチとの会話が気まずくなりそうだから早く叶えろとは言いにくい。
「まじ?ゾ○マ倒した賞金くれんの?ふっふー。じゃあ仕方ないな~。さっさと願いを言ってみそ♪」
オロチのりのりである。
 さて、ようやく願いを言うときが来たか。大魔王すら倒してしまった俺だ。新しいダンジョンに潜りたいとか言っても、すぐに攻略してしまうだろう。じゃあ、めちゃくちゃ強い魔物を出してくれと頼めばどうだろうか。いや、大魔王より上はいないだろう。そうか、経験値含め、ステータスをMaxにしてほしいって頼んだらどうだろうか。ステータスMaxになっても倒す敵いなかったら意味ないしな。なんというかな。もっとこう、別次元の強さが欲しいんだよな。圧倒的な力を持って、究極の敵に勝つって勇者冥利に尽きるじゃん?でもまぁ、別次元の強さってなぁ...。
 まてよ?確か、偉い人の話では別の次元があるとかないとかって言ってたな...。なんて名前だっけな...。あーっ!そうそう「三次元」確かそんな名前だった。ふふふ。これで俺はもっと強くなれる。誰も追い付けない別次元に俺は行く!
「で?願いは?」
こいつ、若干めんどくさくなってきてんな。
「三次元に俺を連れていってくれ!」
さあ、なんという志の高さ!それでこそ勇者!悪役としては手に追えなくなる。やめてくれー!と恐れおののき、泣き叫ぶがいい!俺は俺を超えていく!
「...おけおけ。とりまいってらー」
 
ノーリアクションかよぉぉおお!そして、急にチャラい上にノリが軽いな!そもそも、そこは「願いは叶えてやった」とかだろぉ?
 たった今、大魔王を倒した俺はこの世界の英雄になったわけだが...。
勇者「なにやろーかなぁ...ものすごく暇になってしまった。って、おっと!」
危ない危ない。思ったことをすぐテロップに出してはいけない。これ、二次元の常識。ちゃんとプレイヤーが電源コード抜くまでは勇者しとかないとな。
 プチッ。
 どうやら、電源コードが抜かれたようだ。やっと自由か。
今の俺は魔王も倒したし、やることがない...。でも、俺はこんなこともあろうかとプレイヤーにばれないようにこんな玉を集めていたのだ。その玉の名は「オロチボール」8つ集めればどんな願いも、出てきた竜が叶えてくれるという代物らしい。
 ん?なんか聞いたことあるって?そそそそんなことあるわけななないでしょう?だって、僕(作者)が考えた設定ですしお寿司。
 ともあれ、玉から竜を出して願いを叶えてもらうとしましょうか。
「いでよヤマタノオロチ。そして願いを叶えたまえ。」
8つの玉が強烈な光を放つ。その光が徐々に一つの塊となっていく。
「私を呼んだのは誰だ?」
「いや、見りゃ分かるでしょ。俺しかいないんだし。」
「ん?ヒーローじゃん。」
「てか、オロチってお前かよ。」
 勇者である俺はストーリー攻略時、敵として登場したヤマタノオロチを倒している。つまり、お互い顔見知りだった。
「ストーリー攻略だから、やられるのは仕方ないけどさー。あんまりオーバーキルすんなって言ったよね?なんで、残りHP17でギガデ○ン撃つのかなー。あのときはほんとイラッとしたわー。」
顔見知りだったゆえにオロチが愚痴りだした。光の演出が台無しである。
「あとで、ゾ○マ倒した賞金やるから。それより、早く願い叶えてくんない?せっかく苦労して集めたんだし、一刻も早く叶えてほしいんだけど。」
オロチとの会話が気まずくなりそうだから早く叶えろとは言いにくい。
「まじ?ゾ○マ倒した賞金くれんの?ふっふー。じゃあ仕方ないな~。さっさと願いを言ってみそ♪」
オロチのりのりである。
 さて、ようやく願いを言うときが来たか。大魔王すら倒してしまった俺だ。新しいダンジョンに潜りたいとか言っても、すぐに攻略してしまうだろう。じゃあ、めちゃくちゃ強い魔物を出してくれと頼めばどうだろうか。いや、大魔王より上はいないだろう。そうか、経験値含め、ステータスをMaxにしてほしいって頼んだらどうだろうか。ステータスMaxになっても倒す敵いなかったら意味ないしな。なんというかな。もっとこう、別次元の強さが欲しいんだよな。圧倒的な力を持って、究極の敵に勝つって勇者冥利に尽きるじゃん?でもまぁ、別次元の強さってなぁ...。
 まてよ?確か、偉い人の話では別の次元があるとかないとかって言ってたな...。なんて名前だっけな...。あーっ!そうそう「三次元」確かそんな名前だった。ふふふ。これで俺はもっと強くなれる。誰も追い付けない別次元に俺は行く!
「で?願いは?」
こいつ、若干めんどくさくなってきてんな。
「三次元に俺を連れていってくれ!」
さあ、なんという志の高さ!それでこそ勇者!悪役としては手に追えなくなる。やめてくれー!と恐れおののき、泣き叫ぶがいい!俺は俺を超えていく!
「...おけおけ。とりまいってらー」
 
ノーリアクションかよぉぉおお!そして、急にチャラい上にノリが軽いな!そもそも、そこは「願いは叶えてやった」とかだろぉ?
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