(自称)小説家が異世界召喚されて勇者として無双するかと思いきや商売とバイトでしか無双出来ていません!
王国旅道中
「はあ。俺行かなくてもよかったかも」
「今更何言ってんのよ。光也が最初に行くって言ったんでしょ」
俺は揺れる馬車の中でそう呟かずにはいられない。
けどこれも仕方ない。あの日以降ずっとベラの店でバイトをしていたのだが、これがまた最高だった。
シルミは今までの距離間が何だったと言わんばかりに近くに来て助言を求めるようになった。
その際近すぎるからあれが当たるわけで。
もう我慢の限界と言わんばかりの微妙な所で離れるから困った。
だがそれでももう少し俺がグイグイ行けばいけるんじゃね?と思った所で王国に行く馬車が来たわけで。
「はあ。ほんとタイミングが悪いよな」
「ちょっと何が言いたいのか分からないわ」
リザはそう言うがそれもそうだろう。こいつらは俺のバイト代でベラの店でタダで呑気にご飯を食べているんだから。
「まあ。落ち込んでも仕方ない。それよりも王国に行ったらどんな王女様がいるのかな」
「光也の頭の中って絶対女の子でいっぱいよね」
「お前はないけどな」
「よし。ちょっと一回あんたを懲らしめるわ」
俺とリザが騒ぎながらも馬車は通常通りに進む。
その中ではアイナとシャルは見事にオセロにはまり、この馬車に入ってからもずっとやっている。
リザと少し騒いだ後暇になったので俺は馬車を運転している執事の人と話す事に決めた。
「ここに来ては危ないですよ」
「気を付けますが少し気になった事がありまして」
「何でしょうか?」
「王女様ってどんな人ですか?」
その瞬間執事の人は俺に目を向けてこいつ何言ってんだ?という目を向けてくる。
だがこれは仕方ない。
考えても見て欲しい。王女様が汚らわしい!とかいう系の王女様だったら帰る気でいる。
執事の人はそれから考える素振りを見せ、
「........そうですね。短絡的に言えば元気で明るいお方ですよ」
「ほほう」
何だろう。俺の中で王女様の姿が思い浮かぶ。
『光也さん。今日は来てくださってありがとうございます!是非私に冒険者でのお話を聞かせてください!』
とかそんな感じだろう。
「.......つやさん。光也さん、大丈夫ですか?」
執事の人が心配そうに言う。
「あ。はい、大丈夫ですよ。今俺の頭で王女様が動いていただけですから」
「すいません。意味が分かりません」
分かったら怖えよ。
そう思いながら馬車に揺られ俺は懐かしの王国に再びついたのだった。
俺達は王様達に会う前に着替えることになり、三人とは分かれた。
俺は黒服の正装になり皆を待った。
「お待たせ」
リザがそう言い三人が来たのだが、
「おお」
俺はそう言うしかなかった。
三人の恰好は素晴らしかった。
リザは髪の色と同じピンク色のドレス。本当に見た目だけは美人だ。
アイナも髪の色と同じ黒のドレス。胸があれば完璧というのは口が裂けても言えない。
シャルは白のドレスを着ている。その姿はまるで何処かのお嬢様と言われてもおかしくない。
なんだこいつら。俺って美人と過ごしているという事を再確認出来た。
「ねえ!光也が私達に見とれてるわよ!」
.......ほんと見た目だけは美人なんだよな。
そう思い俺達は王様のいる所に向かった。
そこには流石王女と言えばいい美人の赤髪の人がいた。
年齢は十三ぐらいだろうか。
俺達は礼儀なんて知らないが普通に突っ立ているが周りの人達は全員跪いている。
俺どうしたらいいんだろう。
そう思っていると、赤髪の人が立ちあがり、
「よく来た冒険者の人よ!私に冒険談を聞かせなさい!」
「帰る」
「今更何言ってんのよ。光也が最初に行くって言ったんでしょ」
俺は揺れる馬車の中でそう呟かずにはいられない。
けどこれも仕方ない。あの日以降ずっとベラの店でバイトをしていたのだが、これがまた最高だった。
シルミは今までの距離間が何だったと言わんばかりに近くに来て助言を求めるようになった。
その際近すぎるからあれが当たるわけで。
もう我慢の限界と言わんばかりの微妙な所で離れるから困った。
だがそれでももう少し俺がグイグイ行けばいけるんじゃね?と思った所で王国に行く馬車が来たわけで。
「はあ。ほんとタイミングが悪いよな」
「ちょっと何が言いたいのか分からないわ」
リザはそう言うがそれもそうだろう。こいつらは俺のバイト代でベラの店でタダで呑気にご飯を食べているんだから。
「まあ。落ち込んでも仕方ない。それよりも王国に行ったらどんな王女様がいるのかな」
「光也の頭の中って絶対女の子でいっぱいよね」
「お前はないけどな」
「よし。ちょっと一回あんたを懲らしめるわ」
俺とリザが騒ぎながらも馬車は通常通りに進む。
その中ではアイナとシャルは見事にオセロにはまり、この馬車に入ってからもずっとやっている。
リザと少し騒いだ後暇になったので俺は馬車を運転している執事の人と話す事に決めた。
「ここに来ては危ないですよ」
「気を付けますが少し気になった事がありまして」
「何でしょうか?」
「王女様ってどんな人ですか?」
その瞬間執事の人は俺に目を向けてこいつ何言ってんだ?という目を向けてくる。
だがこれは仕方ない。
考えても見て欲しい。王女様が汚らわしい!とかいう系の王女様だったら帰る気でいる。
執事の人はそれから考える素振りを見せ、
「........そうですね。短絡的に言えば元気で明るいお方ですよ」
「ほほう」
何だろう。俺の中で王女様の姿が思い浮かぶ。
『光也さん。今日は来てくださってありがとうございます!是非私に冒険者でのお話を聞かせてください!』
とかそんな感じだろう。
「.......つやさん。光也さん、大丈夫ですか?」
執事の人が心配そうに言う。
「あ。はい、大丈夫ですよ。今俺の頭で王女様が動いていただけですから」
「すいません。意味が分かりません」
分かったら怖えよ。
そう思いながら馬車に揺られ俺は懐かしの王国に再びついたのだった。
俺達は王様達に会う前に着替えることになり、三人とは分かれた。
俺は黒服の正装になり皆を待った。
「お待たせ」
リザがそう言い三人が来たのだが、
「おお」
俺はそう言うしかなかった。
三人の恰好は素晴らしかった。
リザは髪の色と同じピンク色のドレス。本当に見た目だけは美人だ。
アイナも髪の色と同じ黒のドレス。胸があれば完璧というのは口が裂けても言えない。
シャルは白のドレスを着ている。その姿はまるで何処かのお嬢様と言われてもおかしくない。
なんだこいつら。俺って美人と過ごしているという事を再確認出来た。
「ねえ!光也が私達に見とれてるわよ!」
.......ほんと見た目だけは美人なんだよな。
そう思い俺達は王様のいる所に向かった。
そこには流石王女と言えばいい美人の赤髪の人がいた。
年齢は十三ぐらいだろうか。
俺達は礼儀なんて知らないが普通に突っ立ているが周りの人達は全員跪いている。
俺どうしたらいいんだろう。
そう思っていると、赤髪の人が立ちあがり、
「よく来た冒険者の人よ!私に冒険談を聞かせなさい!」
「帰る」
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