(自称)小説家が異世界召喚されて勇者として無双するかと思いきや商売とバイトでしか無双出来ていません!
襲来してしまった.......
「今のはどう見ても何かがありましたよね?」
「そうですね。絶対に何かが起きましたね」
お姉さんは別に焦っていなかった。
「何でそんな冷静なんですか?」
「この警備をしている人は優秀な人達ですよ?あの人達なら大丈夫ですよ」
それフラグって言うんだよ?俺はそう思いながらもこの世界では通じないだろうと思って黙ってあげた。
そう思ってると、取り調べ室に騎士が入ってきた。
「大変です!暴力女ともう一名何者かがこの留置所に攻めてきました!」
その言葉にお姉さんの表情が変わる。
「暴力女がですか!?今までここに攻めてくるなんてありえなかったでしょう!」
「分かりません!何かを探しているようでしたが着実に攻めてきています!」
俺は二人の会話に置いてけぼりだった。
「......あの暴力女というのは?」
「先程話したようにこの留置所に二人常連のようにここに連れて来られている人がいました。その二人は借金女とその暴力女なんですがその暴力女がここに攻め込んでいるようです。更に助っ人までいたらやばいですね」
やばいですじゃないだろ。これじゃあ俺のお姉さんの家に行くことが無くなってしまう。
その前に何処かでそのあだ名を聞いた事がある気がするが気のせいだろ。
「お姉さん!今すぐ逃げましょう!お姉さんの家に!」
「.....あなたまだそんなこと言ってるんですか!今はそれ所じゃないでしょう!」
「何言ってるんですか!俺にとってはもの凄く大事ですよ!もしかしたら大人の階段も上る可能性だってあるじゃないですか!」
「あなたの中でどんだけ私からの好感度が上がってると思ってるんですか!下がりっぱなしですよ!」
確かにそうかもしれない。けどまだこれからでって事があるかもしれないのに!
誰だ!折角の邪魔をしやがったのは。
「お姉さん。ちょっとこの鎖外してもらっていいですか?」
俺の真剣な表情にお姉さんは何も言わず外してくれた。
「侵入者倒したら俺の無罪でいいですか?」
「分かりました。約束しましょう」
それで許してもいいのだろうかとは思うがそれほど緊急事態なのだろう。
俺は侵入者を倒す為向かって行った。
「誰だ!俺の大人への階段を邪魔しやがったのは!この魔王軍幹部二人倒した俺が相手を........」
そこで暴れていたのはシャルとベラだった。
「今大人への階段とか聞こえたのは間違い?」
「間違いだよ」
俺はシャルのその表情にそう返すしかなかったのだった。
戦ったかって?何言ってんだよ。すぐに土下座して終わったよ。
こうして仲良く三人で取り調べを行う事に決定。
「.....それでこの暴力,,,,,,シャルさんとセラさんがこの光也さんと仲間で捕まったと聞いて助けに来たという事ですか?」
この世界には写真が無いため顔はばれていないがベラの場合名前がばれているので適当にセラという偽名を使う事に決定。
ていうか暴力女ってシャルの事なのかよ!それなら絶対借金女はリザだな。
初めはベラが逃げるわよなんて言っていたがそんな事をしたら後が怖いので却下し出来るだけ穏便に済ましてもらう為普通に取り調べを行う事に決まった。
ただ今回違うのはお姉さんの後ろに騎士が二名いる。何かしでかさないか見張りだろう。
「はい、そうらしいです。ほんと仲間がすいません」
「はあ。ですがこちらの騎士に死人がいたわけでも無いですし穏便に済ませるので絶対に次は止めてください」
今回穏便に済ませると言ったのはこの二人が暴れないようだろな。どんだけこの二人にビビってんだよ。まあこいつらに手枷を嵌めていないのも意味をなさないからなんだろうな。
「しかし光也さんは残ってもらいますよ?」
「何でですか!ひどい!」
「あなた侵入者倒してないじゃないですか」
それを言われると弱い。
すると、お姉さんは少し不気味な笑みを浮かべ、
「それに今から私の家に来るんですよね?」
「あんたそれをここで言う必要ないよな!?」
二人がドン引きした目で見てくる。
畜生!こうなったら!
「あなただって先程俺の事かっこいいって言いましたよね?」
「......言ってません」
ブー!
「これを今すぐどけなさい!」
だが騎士もシャル達も唖然とした表情でお姉さんを見てお姉さんは顔が真っ赤だ。
ざまあ。
「ごっほん。それはともかくあなたには残ってもらいますからね?」
すぐに話を戻しやがった。もうここまで来て行きますなんて言えないから仕方ない。俺はもう一個考えていた手を使う。
創造魔法であるものを出す。
「お姉さん。少しこれ見て貰ってもいいですか?」
「今のが創造魔法ですか。凄いですね」
そう言いながら俺が渡した紙を見る。するとお姉さんは少し考えてはっとしたようだ。
どうやら分かったようだ。
「......何で知ってるんですか?」
「いやー。これが創造魔法の力ですよ。どうしましょう。俺の魔法がおかしくなってそれに名前を書いて世の中にばら撒いたら......」
「......冗談ですよね?」
「冗談だったら面白いですね」
「今回は不問にします」
勝った。
「それでいいんですか!?」
後ろの騎士達が声をあげる。
「この人は私が大丈夫だと判断しました。ですが今回だけですからね!何か次に問題を起こしたら絶対に残ってもらいますからね!」
「分かりました」
俺達は無事解放されたのだった。
「はあ。疲れた。何で朝っぱらからこんな目にあってんだろ」
俺は帰り際にそう呟かずにはいられなかった。
「あの紙になんて書いてあったの?」
「あれは今日お姉さんに開放してもらったから内緒だ」
あの紙には名前は書いていないがあの人のスリーサイズと年齢が書かれた紙なのだ。
俺がこのお姉さんのスリーサイズと年齢が書かれた紙と創造したらなんか出来たのだ。だが本当はこれを街にばら撒くことは出来ない。一枚作るだけでも相当魔力を消費する羽目になってしまった。
だから少し危なかったが、まさかここまで上手くいくとは思わなかったけどな。
「それにしても私達が心配して助けに行ったら光也は全然平気そうでしかもあのお姉さんについて行こうとしようとしてるんだから流石鬼畜と言われるだけあるわね」
ベラがそんな事を言う。
「ほんとすいません」
何も言い返せないから困ったもんだ。
「それよりも何で俺が捕まったの知ってんだ?」
俺が疑問に思っていると、ベラが話してくれた。
今日シャルとアイナとミリアはベラの所に朝ごはんを食べに行ったのだ。俺とリザも後々合流するつもりだったのだ。
だが、ベラの店に来たのはリザだけで、リザが光也は捕まったけど私がきちんと弁護したからすぐに帰ってくると言ったらしい。
だがその弁護の内容を聞いてベラとシャルが俺を助けに行ったというものだった。
場所はシャルが知っているという事ですぐに着いたが、中に入らしてもらえなくて我慢できなかったらしく仕方なく突撃したらしい。
仕方なく突撃するのが普通はあり得ないんだけどな。
だがこれで理由は分かったのだが、
「なあ、シャル俺が悪かったから機嫌直してくれよ」
先程からシャルが無言。俺が悪いから仕方無いんですけど。
「怒ってないわよ。まさか捕まった挙句にお姉さんの部屋に行く事になったとは思わなかっただけだから」
その表情の何処が怒ってないのか教えて欲しい。
「ほんと悪かったって」
「ふん」
そう言って前を歩く。するとベラが隣に来て、
「あなた何度も謝らないと駄目よ?シャルがリザから事情を聴いた瞬間に誰よりも早く助けに行ったんだから」
それは本当に悪い事をしたな。
「やっぱあいつは誰よりも仲間を大切にしてるんだよな」
「.......はあ?」
ベラのそんな声が聞こえる。
「どうしたんだ?」
「......何でもないわ。まさかここまで馬鹿とは思わなかったわ。まあシャルならなんだかんだ許してくれるんじゃない?」
「なんだよ。馬鹿って」
「さあね」
そう言ってベラもシャルの隣に歩いて行った。
はあ、何の事やら。まあ取り敢えず謝れば許してもらえるか。そう思いながらベラの家に戻るとアイナがすぐに駆け付けてくれた。
「大丈夫でしたか!?」
「ああ。大丈夫」
「ほんとは私も行こうか迷ったんですけど邪魔になりそうだったので」
「いや、その気持ちだけで十分だ。それよりも......」
俺の目の前では呑気に昼間っから酒を飲んでいるリザがいた。
「あれ?光也帰ってくるの遅かったわね」
「誰のせいだと思ってんだ!てめえのせいで長くあそこにいる羽目になったんだからな!」
そうして俺とリザが乱闘したりしながら、シャルにも土下座で謝り何とか許してもらい、俺達は家に戻ってだらだらしていると、
「光也。何だかあなたに手紙がきてるわよ」
リザがそんな事を言ってきた。だがその内容は分かっている。
「俺へのファンレターか?」
「あんた留置所に連れて行かれて頭どうにかなっちゃったの?」
「よし。お前覚悟しろよ。今度こそ一回痛い目に合わせてやる」
俺がリザに突っかかろうとしようとすると、リザが俺に手紙を投げつけて逃げた。
俺はあいつを追うのがめんどくさいのでその手紙の差出人を見ると、王様と書かれていた。
ちょっと待て。俺はこれを見ない方がいい気がするのだが。
だけど何の用かも知らないで捨てるのもよくない。俺は恐る恐るそれを見た。
『光也結城殿。今回手違いで召喚したことが判明し、大変申し訳ないと思う。なのでこの国で戦争を放棄し逃げたことは不問とすることが決定した。それに君はどうやら密かに私達の協力をしてくれているようではないか。今回君を城に招待し、あの時はいなかったが私の娘にその戦いぶりを聞かせてあげて欲しい。承諾ならばこちらが馬車を用意するので、それに乗ってくれ。この手紙が届いてから一週間後ぐらいにはそちらに着くだろう。その時来ないのらばその馬車の運転手に言ってくれればいい。王より』
あの王様案外許してくれてるんだな。
ただ気になるのが俺密かに協力なんてした覚えはない。だけど一つだけ分かる事がある。
俺の時代来たわ。
「そうですね。絶対に何かが起きましたね」
お姉さんは別に焦っていなかった。
「何でそんな冷静なんですか?」
「この警備をしている人は優秀な人達ですよ?あの人達なら大丈夫ですよ」
それフラグって言うんだよ?俺はそう思いながらもこの世界では通じないだろうと思って黙ってあげた。
そう思ってると、取り調べ室に騎士が入ってきた。
「大変です!暴力女ともう一名何者かがこの留置所に攻めてきました!」
その言葉にお姉さんの表情が変わる。
「暴力女がですか!?今までここに攻めてくるなんてありえなかったでしょう!」
「分かりません!何かを探しているようでしたが着実に攻めてきています!」
俺は二人の会話に置いてけぼりだった。
「......あの暴力女というのは?」
「先程話したようにこの留置所に二人常連のようにここに連れて来られている人がいました。その二人は借金女とその暴力女なんですがその暴力女がここに攻め込んでいるようです。更に助っ人までいたらやばいですね」
やばいですじゃないだろ。これじゃあ俺のお姉さんの家に行くことが無くなってしまう。
その前に何処かでそのあだ名を聞いた事がある気がするが気のせいだろ。
「お姉さん!今すぐ逃げましょう!お姉さんの家に!」
「.....あなたまだそんなこと言ってるんですか!今はそれ所じゃないでしょう!」
「何言ってるんですか!俺にとってはもの凄く大事ですよ!もしかしたら大人の階段も上る可能性だってあるじゃないですか!」
「あなたの中でどんだけ私からの好感度が上がってると思ってるんですか!下がりっぱなしですよ!」
確かにそうかもしれない。けどまだこれからでって事があるかもしれないのに!
誰だ!折角の邪魔をしやがったのは。
「お姉さん。ちょっとこの鎖外してもらっていいですか?」
俺の真剣な表情にお姉さんは何も言わず外してくれた。
「侵入者倒したら俺の無罪でいいですか?」
「分かりました。約束しましょう」
それで許してもいいのだろうかとは思うがそれほど緊急事態なのだろう。
俺は侵入者を倒す為向かって行った。
「誰だ!俺の大人への階段を邪魔しやがったのは!この魔王軍幹部二人倒した俺が相手を........」
そこで暴れていたのはシャルとベラだった。
「今大人への階段とか聞こえたのは間違い?」
「間違いだよ」
俺はシャルのその表情にそう返すしかなかったのだった。
戦ったかって?何言ってんだよ。すぐに土下座して終わったよ。
こうして仲良く三人で取り調べを行う事に決定。
「.....それでこの暴力,,,,,,シャルさんとセラさんがこの光也さんと仲間で捕まったと聞いて助けに来たという事ですか?」
この世界には写真が無いため顔はばれていないがベラの場合名前がばれているので適当にセラという偽名を使う事に決定。
ていうか暴力女ってシャルの事なのかよ!それなら絶対借金女はリザだな。
初めはベラが逃げるわよなんて言っていたがそんな事をしたら後が怖いので却下し出来るだけ穏便に済ましてもらう為普通に取り調べを行う事に決まった。
ただ今回違うのはお姉さんの後ろに騎士が二名いる。何かしでかさないか見張りだろう。
「はい、そうらしいです。ほんと仲間がすいません」
「はあ。ですがこちらの騎士に死人がいたわけでも無いですし穏便に済ませるので絶対に次は止めてください」
今回穏便に済ませると言ったのはこの二人が暴れないようだろな。どんだけこの二人にビビってんだよ。まあこいつらに手枷を嵌めていないのも意味をなさないからなんだろうな。
「しかし光也さんは残ってもらいますよ?」
「何でですか!ひどい!」
「あなた侵入者倒してないじゃないですか」
それを言われると弱い。
すると、お姉さんは少し不気味な笑みを浮かべ、
「それに今から私の家に来るんですよね?」
「あんたそれをここで言う必要ないよな!?」
二人がドン引きした目で見てくる。
畜生!こうなったら!
「あなただって先程俺の事かっこいいって言いましたよね?」
「......言ってません」
ブー!
「これを今すぐどけなさい!」
だが騎士もシャル達も唖然とした表情でお姉さんを見てお姉さんは顔が真っ赤だ。
ざまあ。
「ごっほん。それはともかくあなたには残ってもらいますからね?」
すぐに話を戻しやがった。もうここまで来て行きますなんて言えないから仕方ない。俺はもう一個考えていた手を使う。
創造魔法であるものを出す。
「お姉さん。少しこれ見て貰ってもいいですか?」
「今のが創造魔法ですか。凄いですね」
そう言いながら俺が渡した紙を見る。するとお姉さんは少し考えてはっとしたようだ。
どうやら分かったようだ。
「......何で知ってるんですか?」
「いやー。これが創造魔法の力ですよ。どうしましょう。俺の魔法がおかしくなってそれに名前を書いて世の中にばら撒いたら......」
「......冗談ですよね?」
「冗談だったら面白いですね」
「今回は不問にします」
勝った。
「それでいいんですか!?」
後ろの騎士達が声をあげる。
「この人は私が大丈夫だと判断しました。ですが今回だけですからね!何か次に問題を起こしたら絶対に残ってもらいますからね!」
「分かりました」
俺達は無事解放されたのだった。
「はあ。疲れた。何で朝っぱらからこんな目にあってんだろ」
俺は帰り際にそう呟かずにはいられなかった。
「あの紙になんて書いてあったの?」
「あれは今日お姉さんに開放してもらったから内緒だ」
あの紙には名前は書いていないがあの人のスリーサイズと年齢が書かれた紙なのだ。
俺がこのお姉さんのスリーサイズと年齢が書かれた紙と創造したらなんか出来たのだ。だが本当はこれを街にばら撒くことは出来ない。一枚作るだけでも相当魔力を消費する羽目になってしまった。
だから少し危なかったが、まさかここまで上手くいくとは思わなかったけどな。
「それにしても私達が心配して助けに行ったら光也は全然平気そうでしかもあのお姉さんについて行こうとしようとしてるんだから流石鬼畜と言われるだけあるわね」
ベラがそんな事を言う。
「ほんとすいません」
何も言い返せないから困ったもんだ。
「それよりも何で俺が捕まったの知ってんだ?」
俺が疑問に思っていると、ベラが話してくれた。
今日シャルとアイナとミリアはベラの所に朝ごはんを食べに行ったのだ。俺とリザも後々合流するつもりだったのだ。
だが、ベラの店に来たのはリザだけで、リザが光也は捕まったけど私がきちんと弁護したからすぐに帰ってくると言ったらしい。
だがその弁護の内容を聞いてベラとシャルが俺を助けに行ったというものだった。
場所はシャルが知っているという事ですぐに着いたが、中に入らしてもらえなくて我慢できなかったらしく仕方なく突撃したらしい。
仕方なく突撃するのが普通はあり得ないんだけどな。
だがこれで理由は分かったのだが、
「なあ、シャル俺が悪かったから機嫌直してくれよ」
先程からシャルが無言。俺が悪いから仕方無いんですけど。
「怒ってないわよ。まさか捕まった挙句にお姉さんの部屋に行く事になったとは思わなかっただけだから」
その表情の何処が怒ってないのか教えて欲しい。
「ほんと悪かったって」
「ふん」
そう言って前を歩く。するとベラが隣に来て、
「あなた何度も謝らないと駄目よ?シャルがリザから事情を聴いた瞬間に誰よりも早く助けに行ったんだから」
それは本当に悪い事をしたな。
「やっぱあいつは誰よりも仲間を大切にしてるんだよな」
「.......はあ?」
ベラのそんな声が聞こえる。
「どうしたんだ?」
「......何でもないわ。まさかここまで馬鹿とは思わなかったわ。まあシャルならなんだかんだ許してくれるんじゃない?」
「なんだよ。馬鹿って」
「さあね」
そう言ってベラもシャルの隣に歩いて行った。
はあ、何の事やら。まあ取り敢えず謝れば許してもらえるか。そう思いながらベラの家に戻るとアイナがすぐに駆け付けてくれた。
「大丈夫でしたか!?」
「ああ。大丈夫」
「ほんとは私も行こうか迷ったんですけど邪魔になりそうだったので」
「いや、その気持ちだけで十分だ。それよりも......」
俺の目の前では呑気に昼間っから酒を飲んでいるリザがいた。
「あれ?光也帰ってくるの遅かったわね」
「誰のせいだと思ってんだ!てめえのせいで長くあそこにいる羽目になったんだからな!」
そうして俺とリザが乱闘したりしながら、シャルにも土下座で謝り何とか許してもらい、俺達は家に戻ってだらだらしていると、
「光也。何だかあなたに手紙がきてるわよ」
リザがそんな事を言ってきた。だがその内容は分かっている。
「俺へのファンレターか?」
「あんた留置所に連れて行かれて頭どうにかなっちゃったの?」
「よし。お前覚悟しろよ。今度こそ一回痛い目に合わせてやる」
俺がリザに突っかかろうとしようとすると、リザが俺に手紙を投げつけて逃げた。
俺はあいつを追うのがめんどくさいのでその手紙の差出人を見ると、王様と書かれていた。
ちょっと待て。俺はこれを見ない方がいい気がするのだが。
だけど何の用かも知らないで捨てるのもよくない。俺は恐る恐るそれを見た。
『光也結城殿。今回手違いで召喚したことが判明し、大変申し訳ないと思う。なのでこの国で戦争を放棄し逃げたことは不問とすることが決定した。それに君はどうやら密かに私達の協力をしてくれているようではないか。今回君を城に招待し、あの時はいなかったが私の娘にその戦いぶりを聞かせてあげて欲しい。承諾ならばこちらが馬車を用意するので、それに乗ってくれ。この手紙が届いてから一週間後ぐらいにはそちらに着くだろう。その時来ないのらばその馬車の運転手に言ってくれればいい。王より』
あの王様案外許してくれてるんだな。
ただ気になるのが俺密かに協力なんてした覚えはない。だけど一つだけ分かる事がある。
俺の時代来たわ。
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