(自称)小説家が異世界召喚されて勇者として無双するかと思いきや商売とバイトでしか無双出来ていません!
魔王軍幹部がまたしても襲来
俺達は荒野を見に来ている時に気付いた。
荒野に倒れている人がいたのだ。
「おいリザ!ちょっと来い!」
「なに?私を襲うの!?私はあんたに興味がないからごめんなんさい!痛い!」
俺は変な勘違いをしているリザの頭を叩きながら、
「何でそんな話になってんだよ!あそこに倒れている人がいるから助けるから来いって話だ!」
俺はそれからリザとその人の所まで行くと、魔人という事がリザにより分かった。
こいつの回復魔法って種族まで分かるのか。便利すぎるだろう。
アイナとシャル、ミリアはこの場にいない為判断が仰げないがこの場合はどうするか。
リザもどうするか困惑気味だ。
「どうするの光也?」
俺に決めさせるのかよ。
「まず助けよう。多分助けた人に襲い掛かってこないと思うから」
なので俺はこのお姉さんを助ける事に決定。
だって仕方ないと思う。リザが回復魔法を使う時に魔人って分かったけど、この人どうみたって普通に美人のお姉さんなんだもん。
「どうなっても知らないからね」
そんな不吉な事を言いながら回復魔法を使い、食事を与えるリザ。どうやらこの人は餓死寸前だったらしい。
「ありがと」
そのお姉さんはお礼を言ってご飯を食べた。
すると突然立ち上がり、
「私は魔王軍幹部ベラ!助けてくれてどうもありがと!ついでに水が欲しいのでくれると助かります!」
偉そうで偉そうじゃない態度のベラと呼ばれたお姉さんは頭を下げてそうお願いした。
だがちょっと待ってほしい。何で魔王軍幹部がこんな所で餓死寸前なんだよ。
もう絶対クエストには行かないと心に決めながらも事情も聴きたいので、シャル達も呼んで話してもらった。
「何でこんな所に倒れてたんですか?」
「それがね。アラスを倒した勇者がいるって言うから気になって外に出たのはいいんだけど、何処にいるのか分からなくて、彷徨ってたらお腹空いて倒れてたわ」
「馬鹿なんですか?」
俺はそう言わずにはいられなかった。だがこの人も多少自覚があるのか何にも言えない顔をしていた。そして話を逸らすかのように慌てて、
「そそそれよりも、アラスを倒したっていう勇者知らない?」
どうしよう。この人どうやら俺を探しているらしい。
「その勇者を見つけてどうするんですか?」
「戦ってみたいじゃない!」
絶対正体は明かさないと決めた。その筈だったんだけどな。
「そうだってよ光也!どうするの?あなたこの人と戦うの?」
俺は慌ててこいつの口を塞ごうとしたが遅かった。
「お前バカなの!?馬鹿とは思ってたけどここまで馬鹿だとは思わなかったぞ!」
こいつはこれが終わったら絶対懲らしめてやる。
「へえ。あなたがあのアラスを倒したんだ」
そう言って俺を何か見ているお姉さん。どうしよ。普通ならお姉さんに見られて嬉しがるところだけど、全然喜べない。
シャル達もこの人がどうするか分からなくて手を出すか迷っている感じだ。
「あの助けたって事でチャラにしてもらえませんからね?」
俺は冷や汗を流しながらも頼む。もう魔王軍幹部なんかと戦うのはごめんだ。
「どうしようかしらね」
そう言って考えるお姉さん。お願いします。もう危険な目に合うのは嫌なんです。
そこでお姉さんが手を打つような仕草をする。何だ。許してくれるのか?
「見逃すのはいいんだけどその代わりこれ倒してくれる?」
そう言ってそのお姉さんは何とゴーレムを出現させたんだが.......。
「でけえよ!」
そのゴーレムは3~4メートルはあるだろう巨大なゴーレムだった。
「何ですかこれは!?」
「私って魔王軍の幹部を前々からめんどくさくてやめたかったじゃない?」
「いや知らないから」
もう敬語で話す事を止めた。この人多分馬鹿だ。
「それでこいつを倒してくれたらこいつは私が生み出したって事でギルドカードにも私の名前が書かれて、私は死んだことになるの!」
「へえ。そうなんだ」
俺はそんな返事しか出来ない。
だってこれは、
「結局危険な目に合うんじゃねえか!」
俺は今すぐ帰りたかった。
ゴーレム。それは俺の異世界知識で分かる。
武器は効かない。確か魔法が効くといっても俺らのパーティはアイナがそこまで強い魔法が今は打てない。
どうする。
「うお!」
ゴーレムは考える時間を与えない為かその巨体でありながら拳を俺達に振り下ろす。
まじでどうしよ。俺こういう時なんて言うか分かる。
無理ゲー。
魔法は強いのが打てない。物理は効かない。どうしろって言うんや。
俺は自分が何か出来ないか考える。
俺は自分のポッケに入っている物を見てふと思いついた。
だがそれでもまだ駄目だ。
最後の決定打が無い。
「おいアイナ。あいつを倒せる程の魔法放てるか?」
「まだレベルが足りません!だから言いましたよね!?レベル上げしましょうって!」
どうする。万事休すだ。
「私が出来るわ」
シャルが自身満々に言った。
「分かった。頼りにしてるぞ」
俺はベラの方を向いて、
「おいベラ!お前後で覚えとけよ!」
俺はそう言ってゴーレムと向き合う。
「反撃開始じゃあ!」
今から魔王軍幹部が生み出したゴーレムとの戦闘が始まるのだった。
荒野に倒れている人がいたのだ。
「おいリザ!ちょっと来い!」
「なに?私を襲うの!?私はあんたに興味がないからごめんなんさい!痛い!」
俺は変な勘違いをしているリザの頭を叩きながら、
「何でそんな話になってんだよ!あそこに倒れている人がいるから助けるから来いって話だ!」
俺はそれからリザとその人の所まで行くと、魔人という事がリザにより分かった。
こいつの回復魔法って種族まで分かるのか。便利すぎるだろう。
アイナとシャル、ミリアはこの場にいない為判断が仰げないがこの場合はどうするか。
リザもどうするか困惑気味だ。
「どうするの光也?」
俺に決めさせるのかよ。
「まず助けよう。多分助けた人に襲い掛かってこないと思うから」
なので俺はこのお姉さんを助ける事に決定。
だって仕方ないと思う。リザが回復魔法を使う時に魔人って分かったけど、この人どうみたって普通に美人のお姉さんなんだもん。
「どうなっても知らないからね」
そんな不吉な事を言いながら回復魔法を使い、食事を与えるリザ。どうやらこの人は餓死寸前だったらしい。
「ありがと」
そのお姉さんはお礼を言ってご飯を食べた。
すると突然立ち上がり、
「私は魔王軍幹部ベラ!助けてくれてどうもありがと!ついでに水が欲しいのでくれると助かります!」
偉そうで偉そうじゃない態度のベラと呼ばれたお姉さんは頭を下げてそうお願いした。
だがちょっと待ってほしい。何で魔王軍幹部がこんな所で餓死寸前なんだよ。
もう絶対クエストには行かないと心に決めながらも事情も聴きたいので、シャル達も呼んで話してもらった。
「何でこんな所に倒れてたんですか?」
「それがね。アラスを倒した勇者がいるって言うから気になって外に出たのはいいんだけど、何処にいるのか分からなくて、彷徨ってたらお腹空いて倒れてたわ」
「馬鹿なんですか?」
俺はそう言わずにはいられなかった。だがこの人も多少自覚があるのか何にも言えない顔をしていた。そして話を逸らすかのように慌てて、
「そそそれよりも、アラスを倒したっていう勇者知らない?」
どうしよう。この人どうやら俺を探しているらしい。
「その勇者を見つけてどうするんですか?」
「戦ってみたいじゃない!」
絶対正体は明かさないと決めた。その筈だったんだけどな。
「そうだってよ光也!どうするの?あなたこの人と戦うの?」
俺は慌ててこいつの口を塞ごうとしたが遅かった。
「お前バカなの!?馬鹿とは思ってたけどここまで馬鹿だとは思わなかったぞ!」
こいつはこれが終わったら絶対懲らしめてやる。
「へえ。あなたがあのアラスを倒したんだ」
そう言って俺を何か見ているお姉さん。どうしよ。普通ならお姉さんに見られて嬉しがるところだけど、全然喜べない。
シャル達もこの人がどうするか分からなくて手を出すか迷っている感じだ。
「あの助けたって事でチャラにしてもらえませんからね?」
俺は冷や汗を流しながらも頼む。もう魔王軍幹部なんかと戦うのはごめんだ。
「どうしようかしらね」
そう言って考えるお姉さん。お願いします。もう危険な目に合うのは嫌なんです。
そこでお姉さんが手を打つような仕草をする。何だ。許してくれるのか?
「見逃すのはいいんだけどその代わりこれ倒してくれる?」
そう言ってそのお姉さんは何とゴーレムを出現させたんだが.......。
「でけえよ!」
そのゴーレムは3~4メートルはあるだろう巨大なゴーレムだった。
「何ですかこれは!?」
「私って魔王軍の幹部を前々からめんどくさくてやめたかったじゃない?」
「いや知らないから」
もう敬語で話す事を止めた。この人多分馬鹿だ。
「それでこいつを倒してくれたらこいつは私が生み出したって事でギルドカードにも私の名前が書かれて、私は死んだことになるの!」
「へえ。そうなんだ」
俺はそんな返事しか出来ない。
だってこれは、
「結局危険な目に合うんじゃねえか!」
俺は今すぐ帰りたかった。
ゴーレム。それは俺の異世界知識で分かる。
武器は効かない。確か魔法が効くといっても俺らのパーティはアイナがそこまで強い魔法が今は打てない。
どうする。
「うお!」
ゴーレムは考える時間を与えない為かその巨体でありながら拳を俺達に振り下ろす。
まじでどうしよ。俺こういう時なんて言うか分かる。
無理ゲー。
魔法は強いのが打てない。物理は効かない。どうしろって言うんや。
俺は自分が何か出来ないか考える。
俺は自分のポッケに入っている物を見てふと思いついた。
だがそれでもまだ駄目だ。
最後の決定打が無い。
「おいアイナ。あいつを倒せる程の魔法放てるか?」
「まだレベルが足りません!だから言いましたよね!?レベル上げしましょうって!」
どうする。万事休すだ。
「私が出来るわ」
シャルが自身満々に言った。
「分かった。頼りにしてるぞ」
俺はベラの方を向いて、
「おいベラ!お前後で覚えとけよ!」
俺はそう言ってゴーレムと向き合う。
「反撃開始じゃあ!」
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