(自称)小説家が異世界召喚されて勇者として無双するかと思いきや商売とバイトでしか無双出来ていません!
激怒
周りからその二人組はとても見られている。
だがそんな事は知らない二人組の日本人らしき人ははギルドを堂々と歩いている。
俺から見てこいつらは日本人な気がするんだが。
俺がそう思いながら二人を見ていたのが間違いだったんだろう。
あちらもこちらに気付いたようだ。
「なあ、あの三人美人じゃね?」
「ああ。美人だな」
おっと。俺じゃなくて後ろの三人だった。
その男の二人はこちらに近寄ってきた。
「ねえ。そこの三人の美女達。俺らと遊ばね?」
「こんなひょろくさい男より楽しいことしようぜ」
なんともテンプレのような奴らだった。
まあこいつらは見てくれだけはいいからな。見てくれだけだけどな!
「お断りよ」
シャルはきっぱりと断る。
アイナは怖がってシャルの後ろに隠れている。
だがリザは満更でもなさそうだ。
「ねえ。もし私と遊ぶんならお酒たっぷり用意してよ?それと」
「「お前はいいや」」
「何でよ!」
二人はリザがめんどくさい奴と分かったのかすぐさま断った。
ミリアは何が起きているか分からないようだ。
「お前ら。悪いがこいつらはもう俺とパーティ組んでるんだ」
俺が仕方なく前にでて言った。
「なあこいつってもしかして」
「ああ。多分」
二人はこそこそと話し出した。
何だか勘付かれている気がするんだが。
「なあ。お前ってもしかして日本って知ってるか?」
「知りません。聞いたこともありません」
ここは仕方ない。こいつら今のではっきり分かった。
こいつら多分俺の後に呼ばれた勇者だ。
   アラスが勇者と言っていたのはこいつらの事だったんだろう。
「なあ。ここってさ冷い料理とかお菓子とかないのか?俺腹減ってるんだが」
「ここには大体炒めたものぐらいしかない......」
はめられた!この世界にはそんな料理はない。大体が食材を焼くか、炒めてそれを食べる感じだ。
    二人はニヤニヤしだした。
「やっぱりそうか。俺らの前に一人勇者として呼ばれたが何処かにいったって聞いたんだよ。ここに逃げたのか?」
そう言って二人は笑い出した。
「そうだよな。こいつ絶対間違えて呼ばれた奴だぜ。それで何にも出来なくてここまで逃げてきたんだぜ」
そう言ってまたしても二人で笑い出す。どうしよ。本当の事があるから否定出来ないんだが。
「あんた達ね!」
そう言って二人に突っかかりそうになるシャルを手で制す。
こいつが暴れたらもしかしたらギルドを吹っ飛ばしてしまうかもしれない。
これは俺が我慢すればいい事だ。
周りの人達も同じ冒険者仲間が悪く言われて何か思うことがあるのか少し睨んでいる輩もいる。
そんな人達がいるだけで俺は大丈夫だ。確かにこいつらの言ってることは間違いではないしな。
「それによく見てみろよ。俺こいつらの特徴に見覚えがあるぜ。雷魔法を持ってるが未だ使えないポンコツと、暴力問題ばかりする金髪の女と酒場で借金ばかり作っているピンク色の髪の奴らってこいつらじゃねーか。なんだこいつらクソパーティじゃねえか」
そう言って二人で笑い出した。
だが俺はそこで何かが切れた音がした。
「おい。お前ら今の発言取り消せ」
「あ?何だって?」
「おい!何でここにモンスターがいるんだ!?」
俺は後ろを指さした。
「なんだってん.......ガハ!」
そう言って二人は倒れた。
俺はアラスと同じ手口を使い男の急所を蹴って二人は言葉も出ないようで倒れている。
「おい、お前ら・俺は確かにクソかもしれない。けどこいつらは違う!」
俺はこいつらに言ってやった。
「アイナは今は何も出来ないかもしれない。けどこれから強くなるんだよ。シャルだって俺達の悪口を言う奴らを殴ってるんだ。手がでるのはいい事じゃないのかもしれない。けどクズなんかじゃない!リザは......」
「ちょっとそこで止まらないでよ!」
「まあ。あいつもよかれと思ってやったんだろ」
「全然フォローになって無いんですけど」
リザのツッコミを受けながらも、
「そうだ!こいつらはクズなんかじゃねーぞ!」
「帰れ帰れ!お前らの居場所なんかここにはねえ!」
俺の言葉から周りからやじが飛ぶ。
「そろそろ我慢の限界だからこいつら吹っ飛ばしていい?」
どんだけ暴力が好きなのかは分からないがシャルが手をポキポキと鳴らしながら言う。
「ちょっと待ってくれ」
俺はシャルにそう伝え、二人の前に行く。
「おい。王国に帰ったら王様に伝えとけ。この世界に手違いとはいえ連れてきてありがとな。だけど俺はここで気ままに過ごすとな」
「もういい?」
「いいぞ」
それが最後となり、未だ倒れている二人はギルドの外まで殴り飛ばされた。
俺はそれから受付のお姉さんの所まで行き、
「今日恩返しします」
「え?」
受付の人の答えを待たずに、
「今日はここにいる全員俺の奢りで飲んで食わしてやるぞーーー!」
「「「うおおおお!」」」
「最高だ!」
「おお!太っ腹!」
そんな声と共に異世界での宴が始まるのだった。
だがそんな事は知らない二人組の日本人らしき人ははギルドを堂々と歩いている。
俺から見てこいつらは日本人な気がするんだが。
俺がそう思いながら二人を見ていたのが間違いだったんだろう。
あちらもこちらに気付いたようだ。
「なあ、あの三人美人じゃね?」
「ああ。美人だな」
おっと。俺じゃなくて後ろの三人だった。
その男の二人はこちらに近寄ってきた。
「ねえ。そこの三人の美女達。俺らと遊ばね?」
「こんなひょろくさい男より楽しいことしようぜ」
なんともテンプレのような奴らだった。
まあこいつらは見てくれだけはいいからな。見てくれだけだけどな!
「お断りよ」
シャルはきっぱりと断る。
アイナは怖がってシャルの後ろに隠れている。
だがリザは満更でもなさそうだ。
「ねえ。もし私と遊ぶんならお酒たっぷり用意してよ?それと」
「「お前はいいや」」
「何でよ!」
二人はリザがめんどくさい奴と分かったのかすぐさま断った。
ミリアは何が起きているか分からないようだ。
「お前ら。悪いがこいつらはもう俺とパーティ組んでるんだ」
俺が仕方なく前にでて言った。
「なあこいつってもしかして」
「ああ。多分」
二人はこそこそと話し出した。
何だか勘付かれている気がするんだが。
「なあ。お前ってもしかして日本って知ってるか?」
「知りません。聞いたこともありません」
ここは仕方ない。こいつら今のではっきり分かった。
こいつら多分俺の後に呼ばれた勇者だ。
   アラスが勇者と言っていたのはこいつらの事だったんだろう。
「なあ。ここってさ冷い料理とかお菓子とかないのか?俺腹減ってるんだが」
「ここには大体炒めたものぐらいしかない......」
はめられた!この世界にはそんな料理はない。大体が食材を焼くか、炒めてそれを食べる感じだ。
    二人はニヤニヤしだした。
「やっぱりそうか。俺らの前に一人勇者として呼ばれたが何処かにいったって聞いたんだよ。ここに逃げたのか?」
そう言って二人は笑い出した。
「そうだよな。こいつ絶対間違えて呼ばれた奴だぜ。それで何にも出来なくてここまで逃げてきたんだぜ」
そう言ってまたしても二人で笑い出す。どうしよ。本当の事があるから否定出来ないんだが。
「あんた達ね!」
そう言って二人に突っかかりそうになるシャルを手で制す。
こいつが暴れたらもしかしたらギルドを吹っ飛ばしてしまうかもしれない。
これは俺が我慢すればいい事だ。
周りの人達も同じ冒険者仲間が悪く言われて何か思うことがあるのか少し睨んでいる輩もいる。
そんな人達がいるだけで俺は大丈夫だ。確かにこいつらの言ってることは間違いではないしな。
「それによく見てみろよ。俺こいつらの特徴に見覚えがあるぜ。雷魔法を持ってるが未だ使えないポンコツと、暴力問題ばかりする金髪の女と酒場で借金ばかり作っているピンク色の髪の奴らってこいつらじゃねーか。なんだこいつらクソパーティじゃねえか」
そう言って二人で笑い出した。
だが俺はそこで何かが切れた音がした。
「おい。お前ら今の発言取り消せ」
「あ?何だって?」
「おい!何でここにモンスターがいるんだ!?」
俺は後ろを指さした。
「なんだってん.......ガハ!」
そう言って二人は倒れた。
俺はアラスと同じ手口を使い男の急所を蹴って二人は言葉も出ないようで倒れている。
「おい、お前ら・俺は確かにクソかもしれない。けどこいつらは違う!」
俺はこいつらに言ってやった。
「アイナは今は何も出来ないかもしれない。けどこれから強くなるんだよ。シャルだって俺達の悪口を言う奴らを殴ってるんだ。手がでるのはいい事じゃないのかもしれない。けどクズなんかじゃない!リザは......」
「ちょっとそこで止まらないでよ!」
「まあ。あいつもよかれと思ってやったんだろ」
「全然フォローになって無いんですけど」
リザのツッコミを受けながらも、
「そうだ!こいつらはクズなんかじゃねーぞ!」
「帰れ帰れ!お前らの居場所なんかここにはねえ!」
俺の言葉から周りからやじが飛ぶ。
「そろそろ我慢の限界だからこいつら吹っ飛ばしていい?」
どんだけ暴力が好きなのかは分からないがシャルが手をポキポキと鳴らしながら言う。
「ちょっと待ってくれ」
俺はシャルにそう伝え、二人の前に行く。
「おい。王国に帰ったら王様に伝えとけ。この世界に手違いとはいえ連れてきてありがとな。だけど俺はここで気ままに過ごすとな」
「もういい?」
「いいぞ」
それが最後となり、未だ倒れている二人はギルドの外まで殴り飛ばされた。
俺はそれから受付のお姉さんの所まで行き、
「今日恩返しします」
「え?」
受付の人の答えを待たずに、
「今日はここにいる全員俺の奢りで飲んで食わしてやるぞーーー!」
「「「うおおおお!」」」
「最高だ!」
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