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(自称)小説家が異世界召喚されて勇者として無双するかと思いきや商売とバイトでしか無双出来ていません!

平涼

借金増えてるよ!

 まず、どうするか。

 以前よりも借金が増えている。これはおかしい。

 俺は昨日借金が無くなって、リザがまたしても借金を作らないよう見張っていた。

 一回ストーカーの容疑を警備員の人にかけられそうになったが、何とか弁明して誤解は解けたのは良かった。

 そこまでは良かったのだろう。

 それからもリザを見張っていると、お金が無いのに酒場に入ろうとしてたのですぐに止めて、俺は安心して宿に帰った筈なんだがな。

 どうして目の前には借金の小切手があるのか俺には理解不能だ。

 「何でこんなに借金がある?」

 俺はその原因であるシャルを見る。

 シャルは朝ギルドに俺が行くと、借金が出来たわと普通に言いやがった。

 俺はまず事情を聴くべきだと思う。

 「ある奴らをぶっ飛ばしたら、家も壊れたわ」

 .......お前は悪の秘密組織とでも戦っているのかとツッコンでやりたい。

 「それで何でそいつらじゃなくて俺らの方に借金が来るんだよ」

 「私が先に手を出したからだそうよ」

 「何で手を出したんだ?」

 「そいつらがこっそり悪口を言っていたからよ」

 そうだった。こいつは知能が猿とほぼ同じで脳筋だ。すぐに手を出すこいつを見張るべきだった。

 「お前ら。ほんと勘弁してくれよ......」

 俺には恩がある爺さんと受付の人がいるんだぞ。

 「クエストに行くわよ」

 「確かにその通りだけどお前が言うなよ!」

 シャルの借金でまた忙しくなりそうだ。

 まず準備をする。前回のゴブリン戦で学んだが、武器が一本だと壊れた時がやばい気がする。ゴブリンの攻撃を剣で防ぐときもその事が心配だった。

 なのでアイナに一本剣を買ってもらう。きちんと返します。

 本当は今日はクエストに行くのを止めて、自堕落な生活をする予定だったのに。

 そう思いながら、クエストを見る。

 『森にいる魔物の調査をしてください。夜も眠れない 三十万』

 「これどうですか?」

 アイナが俺にその紙を渡す。確かにこれは良さそうだ。調査と書かれているだけで、倒せとも書かれていない。森に入ってすぐに見つかった魔物を言えば嘘ではないわけだしな。それに前回の様に黒い物体とも書かれてないしから曖昧でもなければ、お金もかからない。

 「よし。これにするか」

 俺とアイナはシャル達に決まった事を報告しようとすると、シャルとリザがクエストを持ってきた。

 「これ絶対いいわよ!」

 そう言ってリザが持ってきたのを見る。

 『夜中にでる幽霊を退治してください。怖くてトイレに行けなくて漏らしました    五万』

 俺はずっと思ったのだが、クエストに一々至らない事を書く必要はあるんだろうか。

 「やりません」

 俺はそれを元の場所に戻す。

 次にシャルが持ってきたものを見る。

 『空にドラゴンが現れた。退治してくれないと怖すぎる。今ならドラゴンを退治するとドラゴンスレイヤーの称号が......」

 俺は最後まで見ずに元の場所に戻した。

 「ドラゴンスレイヤーの称号が欲しいわ」

 「お前はそれよりも借金を返す事を考えろ!」

 それから俺達はこの森の調査のクエストを受ける事に決めた。

 俺もあのゴブリン戦でレベルを上げた為、ステータスも上がった。

 Lv.3 名前 ユウキミツヤ 
 年齢 22
 力 80 D
 敏捷 50 D
 器用 120 C
 知力 10000 S
 耐久 70 D
 運 15 D
 魔力 5 E
 能力 
 『言語変換』 『不幸』 『器用貧乏』

 ......全然変わってないが大丈夫だろう。

 ただ、俺は見落としていたが、ギルドカードの裏側に称号があった。それを見た。

 称号
 『手違い勇者』 『(自称)小説家』 『自堕落願望者』

 俺はこの手違い勇者を見たとき、あの王様を殴りに行こうか本気で考えてしまった。

 まあ、そんな度胸は無いんですけどね!

 そんな事を思いながら、森に向かう事になったのだった。

 ~魔王城~

 「最近勇者が召喚されたらしい」 

 そう言う魔王の近くには、十人の幹部がいる。

 「それは面白そうだな」

 そう言って、立ち上がったのは魔王軍幹部の一人だ。

 「何処へ行くんだ?」

 「ちょっとそこまで」

 そう言って、幹部の人はドラゴンに乗って何処かに行ってしまった。

 「以上だ。お前達に来てもらったのはそういうことだ」  

 そう言って、魔王は何処かに行った。

 そこで幹部の皆の気持ちは一致した。

 それだけかよ!

 ~光也パーティ~

 その頃、光也たちは呑気に森に向かっているのだった。

 

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