第三話　GAME

「さあ、遊びゲームを始めよう。」
「うぉおお！！！！」「やるぞおぉおお！！今日こそは勝つ!!」
　ここはある一室。人が少なそうな路地裏のある階段を下っていったところだ。
いつの間にか作られいつの間にか完成した。そこは路地裏の地下部屋とは思えないほどの広さに最新の電子機器が揃っていた。そのどれもがゲーム・・に関わるものだった。
　そして、今回のゲームはF　P　SFirst Person shooterゲームだった。

「さあ、ゲームスタートだ。」
ゲームマスターが言うと、それぞれ参加者が仮想現実潜行眼鏡VRダイブスコープを取り付け、右側にあるボタンをおした。そして参加者は皆、仮想現実バーチャルリアリティへ潜行ダイブした。
　仮想空間では各参加プレイヤーが武器、装備、スキルなどを整えていた。
「俺が勝つ!」「優勝金1000万円...勝ってやる！！」
参加者プレイヤー達はそれぞれ装備を整えながら呟いた。

「これから個人戦を開始する。一番討伐キル数を稼げたものが一位だ。優勝賞金は1000万円。二位との討伐キル数の差分、100万円の追加だ。ルールは各それぞれに配ったルールブックを読んで理解してくれただろう。それでは、健闘を祈る。」
ゲームマスターはそう言ってスタートボタンを押した。
　参加者プレイヤーの視覚に5秒からのカウントダウンが開始された。
５・４・３・２・１・START!!

「うぉおおおおお！！！！」「どこだああああ！！」
声は聞こえないが参加者プレイヤー達は叫んだ。冷静に制圧クリアリングをする参加者プレイヤーもいた。しかし、そんな中、妙な人物を見たものもいた。

「ぐわぁっ！！」「よし！」「....フッ」
参加者プレイヤーはともに倒しあった。同時に、ゲームマスターの思う壺になっているのでもあった。

　雪と悠斗は武器庫へ行き、対災害ウイルスへ向け、武器、装備アーマーを調達していた。

「これって役にたつの？」
悠斗が武器の能力を見ながら言った。

「たった試しはないけど悠斗君は選ばれし者だから、もしかしたらとめれるかもね」
雪が何か重い箱を持ってきながら言った。
「これ使って」
雪が箱から腕につけるタイプの機械を取り出した。

「なんだ...これ...」
悠斗は戸惑いながらも左腕につけた。

「これは一時的に能力を爆増させる装置。俗に言うチートの劣化版。これは昔から選ばれし者に授けよといわれてたから悠斗君に」
雪は説明書マニュアルを悠斗に渡した。

「チート....チートか.....なるほどね....俺のしてみたかったことだ...やってやる！！」
悠斗は自信と好奇心に満ち溢れた目で左腕の能力爆増腕輪チートリングを見つめた。
能力爆増腕輪チートリングはスマートフォンに固いカバーを付け、ベルトで巻いた時計のスマホ版みたいなものだ。

「その端末の上部にある電源ボタンを押して電源をつけて。そしたらホーム画面が表示されるからそこの項目から『能力』を選んで。」
雪はパソコンをいじりながら早口で告げた。

「つけて、『能力』タップして、これでいい？」
悠斗は雪のところまで行って見せた。

「うん！そしたらじっとしてて」
雪に言われるがまま、悠斗はその場に突っ立った。
すると能力爆増腕輪チートリングの端末のUSB差込口USBコネクタにパソコンから引いたUSBを差した。
そして雪は何かパソコンで作業をすると能力爆増腕輪チートリングが振動を始めた。

「いいい、今何してるの?!」
悠斗がたまらず言う。

「何よ、いろんな能力を送ってるんだよ。仮想空間政府機関が『もし、三次元からくるものがあればそのものに能力を渡す』って言ってたっっくさんの能力を用意してくれてたんだよ。そのものが現れたから今あげてるの。政府機関が後に来る悠斗君のためにいろいろ整備っていうかしてくれてたんだよ。悠斗君は感謝しながら使わないとね」

「そんなに俺のために・・・感謝してこのリング使わないとな」
そう悠斗がいうと、ピロンッと音をたてて能力転送が完了した。

あとがき
ルビ機能を使ったカタカナの何かを漢字にあらわして読み仮名としてカタカナを使うっていうのが楽しくて楽しくてこの作品ばっか書いてます笑ちゃんとほかの火炎幻術　焔時空とかも書いてるので追々あげていけたらなと思います。