今日から仮想世界救います
第二話 トロイの木馬
「悠斗君!こっち来て!!」
雪は悠斗よりも、足が速かった。
「ちょ、ちょっと待ってよ!!」
悠斗はおいてかれないように追い駆けた。
「どこへ行ってるんだ!!」
悠斗はたまらず聞く。
「災害を止めにいくに決まってるでしょ!?」
雪は腕に何かをつけその液晶パネルを操作した。
すると雪の目の前に銃が現れた。
「うわっ!!これは....?」
「これはウイルスをとめるための武器!!消すことは出来ないけどとめることなら....!!」
「これを、俺が・・・?」
「そう!!速く!!」
そう言って雪はその銃を悠斗に渡した。
「これはどうやって・・・使うの・・・?」
「そこにある引き金を引けば銃口からレーザービームがでるから!それをウイルスに直接当てればいいの!!」
雪はあせりからか早口で説明した。
「わ、分かったよ・・・」
悠斗と雪はウイルス源と思われるところに向かった。
そこには、黒い闇の渦を纏った木馬があった。
「これが...ウイルス...」
悠斗はそれを見て腰を抜かしそうになったがかろうじてこらえた。
「さあ、撃って」
雪が指示した。
悠斗が銃を構える。グリップを握り引き金を引いた。
すると銃口が倍大きくなり緑色のレーザーが放たれた。反動で悠斗は倒れそうになったが即座にもう片手で支え耐えた。
レーザーはウイルスに直撃した。
しかし、ウイルスの大きさとレーザーの小ささのせいで一切効果を示さなかった。逆にウイルスが悠斗のほうを向いた。
「あのウイルスは...トロイの木馬...」
雪が独り言のようにぼそっと呟いた。
「う、うわぁああああああ!!!」
悠斗は悲鳴を上げレーザー銃を捨てた。トロイの木馬が悠斗めがけ進んできた。
そこに大きなバキュームをつけたヘリが現れた。
「あれは...対ウイルス班!!」
雪が言った。
「え?対ウイルス班?あの人たちがウイルスを...?」
「そう!!あの方達は私達の唯一の希望。ウイルス災害が起こったときは助けてくれるの!!」
そう雪が言うとヘリの前方に取り付けられている吸引機がトロイの木馬を吸い始めた。
瞬く間に纏われていた黒い闇の渦が吸われ、トロイの木馬が吸引機に吸い込まれた。
吸い込まれたウイルスはヘリの下部についているタンクに行った。そして対ウイルス班のヘリは何も無かったかのようにその場を後にした。
トロイの木馬が居たところは酷く荒れていた。巻き込まれた人々は三次元映像化し、意識を失っていた。
「これは酷いな...直ちに救援プログラムを!!」
意識を失った三次元映像に近づいた男が言った。
すると別の男が三次元映像のうなじの電極に端子を差し込んだ。
「保険とってるやつらだけ復旧しといた。」
「あ、ありがとう。君は何者なんだ?」
救援プログラムを求めた男が言った。
「俺は保険に関する会社のものだ。災害現場にいち早く駆けつけ被害者の復旧をするという仕事が与えられている。保険を取ってない奴の復旧は別の奴がやるがとってあるやつは俺が復旧する。そういうものだ」
「は、はあ、なるほど..」
聞いた男は良く分かってないようだった。
「まあいい。俺の仕事はこれで終わった。じゃあな」
三次元映像化した者達の復旧をした男はそう言って足早に立ち去った。
「あの人、なんか妙だな」
悠斗は思ったことを口にしただけだったがそれが後に、あんなことが起きるなんて二人には知る由も無かった。
雪は悠斗よりも、足が速かった。
「ちょ、ちょっと待ってよ!!」
悠斗はおいてかれないように追い駆けた。
「どこへ行ってるんだ!!」
悠斗はたまらず聞く。
「災害を止めにいくに決まってるでしょ!?」
雪は腕に何かをつけその液晶パネルを操作した。
すると雪の目の前に銃が現れた。
「うわっ!!これは....?」
「これはウイルスをとめるための武器!!消すことは出来ないけどとめることなら....!!」
「これを、俺が・・・?」
「そう!!速く!!」
そう言って雪はその銃を悠斗に渡した。
「これはどうやって・・・使うの・・・?」
「そこにある引き金を引けば銃口からレーザービームがでるから!それをウイルスに直接当てればいいの!!」
雪はあせりからか早口で説明した。
「わ、分かったよ・・・」
悠斗と雪はウイルス源と思われるところに向かった。
そこには、黒い闇の渦を纏った木馬があった。
「これが...ウイルス...」
悠斗はそれを見て腰を抜かしそうになったがかろうじてこらえた。
「さあ、撃って」
雪が指示した。
悠斗が銃を構える。グリップを握り引き金を引いた。
すると銃口が倍大きくなり緑色のレーザーが放たれた。反動で悠斗は倒れそうになったが即座にもう片手で支え耐えた。
レーザーはウイルスに直撃した。
しかし、ウイルスの大きさとレーザーの小ささのせいで一切効果を示さなかった。逆にウイルスが悠斗のほうを向いた。
「あのウイルスは...トロイの木馬...」
雪が独り言のようにぼそっと呟いた。
「う、うわぁああああああ!!!」
悠斗は悲鳴を上げレーザー銃を捨てた。トロイの木馬が悠斗めがけ進んできた。
そこに大きなバキュームをつけたヘリが現れた。
「あれは...対ウイルス班!!」
雪が言った。
「え?対ウイルス班?あの人たちがウイルスを...?」
「そう!!あの方達は私達の唯一の希望。ウイルス災害が起こったときは助けてくれるの!!」
そう雪が言うとヘリの前方に取り付けられている吸引機がトロイの木馬を吸い始めた。
瞬く間に纏われていた黒い闇の渦が吸われ、トロイの木馬が吸引機に吸い込まれた。
吸い込まれたウイルスはヘリの下部についているタンクに行った。そして対ウイルス班のヘリは何も無かったかのようにその場を後にした。
トロイの木馬が居たところは酷く荒れていた。巻き込まれた人々は三次元映像化し、意識を失っていた。
「これは酷いな...直ちに救援プログラムを!!」
意識を失った三次元映像に近づいた男が言った。
すると別の男が三次元映像のうなじの電極に端子を差し込んだ。
「保険とってるやつらだけ復旧しといた。」
「あ、ありがとう。君は何者なんだ?」
救援プログラムを求めた男が言った。
「俺は保険に関する会社のものだ。災害現場にいち早く駆けつけ被害者の復旧をするという仕事が与えられている。保険を取ってない奴の復旧は別の奴がやるがとってあるやつは俺が復旧する。そういうものだ」
「は、はあ、なるほど..」
聞いた男は良く分かってないようだった。
「まあいい。俺の仕事はこれで終わった。じゃあな」
三次元映像化した者達の復旧をした男はそう言って足早に立ち去った。
「あの人、なんか妙だな」
悠斗は思ったことを口にしただけだったがそれが後に、あんなことが起きるなんて二人には知る由も無かった。
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