短編︰東方禁恋録

乙音

第4話 時は巡り

今までは平仮名だと分かりづらかったり、子供の表現力では余り物事を表せなかったり
するので第三者視点でしたが、藍夢が成長したので、これからは
主人公視点で書いていこうと思います。




そんなこんなで、楽しい暮らしから4年の月日が流れた。
私は今、10歳。

同じく霊夢も私と同じ10歳だ。
長年の修行の成果もあり、霊夢はぐんと強くなっていた。

私も、霊夢と一緒に霊夢のお母さんの修行を受けていたこともあり、
結構強くなっている。

少なからず、白黒の魔法使い、霧雨魔理沙よりは強い。
ほとんど外に出ないから、命の恩人の霊夢と、霊夢の親友の魔理沙としか会っていないが。

あ、でもごく稀に紫さん-本名 八雲紫、妖怪の賢者-が神社に来るかな。
それから霊夢と遊びに来る子達も少々。

それは吸血鬼だったり、それの従者メイドだったり、他の神社の巫女だったり、
魔理沙と仲のいい魔法使いだったり……それはもう様々。

やっぱり未来の博麗の巫女だけあって、人との繋がりは広いようだ。

私も霊夢を用いて結構話したりするが、それでも今話した吸血鬼……レミリア、
従者、咲夜、守矢神社、早苗、魔理沙と仲のいい魔法使い、アリス、パチュリーくらいとしか繋がりがない。

合計で5人だ。

霊夢と知り合って約5〜6年、幻想郷に来て10年だというのに
ここまで交流が少ないのもどうかと思うかもしれない。

だが、今までずっと楽しく過ごしてきたし、
不自由も特に無い。

自分でも満足な暮らしだと思う。
でも、たまには少しくらい人と交流してみてもいいかなあ、とは思う。

だから、今日は出かけるつもりだ。
今日だけでなく、これからも、結構出掛けたいと思ってる。

なんで急に心変わりしたのかって?
ん〜……やっぱり、霊夢に近付きたいからかな。

一応霊夢の親友として、幻想郷で5番目以内には強くなっておきたいからね。
だって、霊夢はいずれ博麗の巫女になる。

少なからず、幻想郷で3番目以内には強くなるだろう。
その時私が弱かったら、不釣り合いというかなんというか……。

だから、色んな人と知り合いたいし、何より友達も沢山欲しい。
私の友達づくり100人の夢も夢ではないのだ!

え?初めて聞いたって?……しらないなぁ。
まあ、本当の目的は弾幕ごっこ。

幻想郷は広い。
私の知らない所にも、きっと強い人なんてゴロゴロいるだろう。

だから。
色んな人と実践をして、経験を積むのだ。

いざと言う時、強くても動けないようでは意味が無い。
だから、経験を積んで、強くなる。

それが私の真の目的。
まあ、友達作りがしたいのも本当だけどね。

よし、これからは友達作りと強くなることを目的に頑張るぞ!

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