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短編︰東方禁恋録

乙音

プロローグ

これは、罪を犯してしまった私の罰なのかもしれない。
だから、だから、この物語ストーリー最悪の結末バットエンドで終わってしまうんだ。

平和で終わるはずだったこの世界に異変を起こしたのは、私。
未来を書きかえてしまったのは、私。

当然の罰の筈だった。
それでも、愛した、愛してしまった人との別れは悲しい。

それはとても残酷でとてもやりきれないものだった。
あと少しで、私は無かったものになるんだ。

何もかも、私が現れる前に遡って-

本当になるはずだった、【幻想郷】になるんだ。
このままではダメだと分かっているのに。

このままでは何もかも壊れてしまうと分かっているのに。
それでも、それでも私は。

愛したかった。
愛されたかった。

生きたかった。
皆と、生きたかった-

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コメント

  • 凪徠

    とても面白いですね!
    お気に入りにしました!
    よろしくお願いします!

    2
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