異世界転移は分解で作成チート
第200話 そろそろ頃合かな。
第200話 そろそろ頃合かな。
〜リミィの勉強部屋〜
「……と言った感じに、この公式を覚えてさえいれば、どんな時でも瞬間的に魔法を自作できるようになる。・・・ここまででなんか質問はあるか?」
──現在、俺はリミィの家にて、いつも通り家庭教師をしていた。
・・・あ、ちなみに、授業内容は新しい属性と魔法の作成方法ってやつだ。・・・使い方によっては世界消滅とか創造とかの魔法も作れるよっ!!
「えーと……うん、うん、うん! ……特にないわねっ!」
「そうかそうか。元気な返事でよろしいっ。・・・っとなると……少し時間余っちまったな。」
んー、今から新しいこと教えるとしても短すぎるし、もう終わりって言うには少し早すぎるな。
「……あ、そうだっ! ねぇゼロっ、来週の週末って時間ある?」
「ん、来週か? ・・・たしか、特に予定はなかったはずだ。」
「そ、そうなの? そ、それなら、丁度その時に花火祭りあるんだ……。よかったら、一緒に回らない?」
・・・普通、よくあるラノベの主人公だと『? 別にいいけど?』みたいに、よく分からないでなんとなく返事をするのが大体だろう。
……でも俺は、リミィが自分のことを好きなのを知ってるし(心読みとかでも見たし)、この雰囲気の理由もちゃんと読める。
そこから導き出されるのは・・・多分だけど、その日の終わり、もしくはクライマックスあたりに告るつもりか?
・・・まぁ確かに、そろそろ良いだろう。俺も流石に引き伸ばしすぎたのは理解してるし、俺自身、リミィのことは嫌いじゃない・・・。よし、誘いに乗るか。
「・・・分かった、いいよ。それじゃあ来週の週末、どこかで待ち合わせする?」
「・・・・・・。」
・・・なんか、リミィが固まってる。……いや、口をパクパクしてるところを見ると、声になってない感じか。よく見ると目もぱちくりしてるし。
「……え、いいの?」
「あぁ……なんだ? 断られると思ってたのか?」
「・・・正直言うと、9割くらいは面倒くさいって言い捨てられると思ってたわ。」
いやいや、流石にそんな風にバッサリと断るなんて……あー、ありそうだなぁ。俺だもんなぁ。
「なんだ? やっぱりやめるとか言い出すのか?」
「う、ううんっ!! 行くっ! 絶対に行く!!たとえ世界が滅亡しても私がこの手で作り直してでも行くっ!」
・・・実際にできそうなのが怖いなぁ。
「おーけー。んじゃあとりあえず待ち合わせ場所とか決めようか。」
「うんっ!!!」
うわぁ、すっごい満面の笑み。・・・そんなに喜んでくれるなんて、なんだか嬉しいな。……でも、さすがに喜びすぎて逆に恥ずかしくなってくるわ。
〜数十分後〜
「──それじゃあこれで決まり、でいいのかな?」
「あぁ・・・っと、時間もいい感じに進んだみたいだな。……んじゃあ、そろそろ俺も帰るわ。また明日な。」
「えー、もうそんな時間? ……あ、本当だ。……それじゃまた明日ねっ!! 」
──部屋を出た後、いつも通りセルスの案内の元、屋敷を出て帰路に着いた。
◇◆◇◆◇
〜帰宅途中〜
うーん、今更……というか、ちょっと気が早いかもしれんが、もしも俺とリミィが付き合うことになった場合、ハクとライムがなんかいじける、というか修羅場りそう。
・・・あ、でもこの国、一応一夫多妻制だし、ハクとライムに何か言われたら2人とも付き合えばいいのか。
ってかあいつら元は魔物だから一夫多妻とかが普通なのか? ・・・あ、でもあいつらの元は龍とスライムだよな……。まぁなるようになるか。
・・・今更だけど、さっきまでの思考。
普通の人なら自意識過剰とかナルシストとか言われそうだな。・・・俺の場合は実際にリミィ含めハク達の心情を知ってるから過剰じゃないんだよねぇ。
──俺が色々なことを考えてると、早くも家の前にまで着いた。・・・まぁいいか。あとの事は流れに身を任せよう。うん。
・雑談
とうとう200話達成っ!! あとそれに伴って軌道修正、というか終わりまでの直行便を発進しました! どうもライトです。
〜リミィの勉強部屋〜
「……と言った感じに、この公式を覚えてさえいれば、どんな時でも瞬間的に魔法を自作できるようになる。・・・ここまででなんか質問はあるか?」
──現在、俺はリミィの家にて、いつも通り家庭教師をしていた。
・・・あ、ちなみに、授業内容は新しい属性と魔法の作成方法ってやつだ。・・・使い方によっては世界消滅とか創造とかの魔法も作れるよっ!!
「えーと……うん、うん、うん! ……特にないわねっ!」
「そうかそうか。元気な返事でよろしいっ。・・・っとなると……少し時間余っちまったな。」
んー、今から新しいこと教えるとしても短すぎるし、もう終わりって言うには少し早すぎるな。
「……あ、そうだっ! ねぇゼロっ、来週の週末って時間ある?」
「ん、来週か? ・・・たしか、特に予定はなかったはずだ。」
「そ、そうなの? そ、それなら、丁度その時に花火祭りあるんだ……。よかったら、一緒に回らない?」
・・・普通、よくあるラノベの主人公だと『? 別にいいけど?』みたいに、よく分からないでなんとなく返事をするのが大体だろう。
……でも俺は、リミィが自分のことを好きなのを知ってるし(心読みとかでも見たし)、この雰囲気の理由もちゃんと読める。
そこから導き出されるのは・・・多分だけど、その日の終わり、もしくはクライマックスあたりに告るつもりか?
・・・まぁ確かに、そろそろ良いだろう。俺も流石に引き伸ばしすぎたのは理解してるし、俺自身、リミィのことは嫌いじゃない・・・。よし、誘いに乗るか。
「・・・分かった、いいよ。それじゃあ来週の週末、どこかで待ち合わせする?」
「・・・・・・。」
・・・なんか、リミィが固まってる。……いや、口をパクパクしてるところを見ると、声になってない感じか。よく見ると目もぱちくりしてるし。
「……え、いいの?」
「あぁ……なんだ? 断られると思ってたのか?」
「・・・正直言うと、9割くらいは面倒くさいって言い捨てられると思ってたわ。」
いやいや、流石にそんな風にバッサリと断るなんて……あー、ありそうだなぁ。俺だもんなぁ。
「なんだ? やっぱりやめるとか言い出すのか?」
「う、ううんっ!! 行くっ! 絶対に行く!!たとえ世界が滅亡しても私がこの手で作り直してでも行くっ!」
・・・実際にできそうなのが怖いなぁ。
「おーけー。んじゃあとりあえず待ち合わせ場所とか決めようか。」
「うんっ!!!」
うわぁ、すっごい満面の笑み。・・・そんなに喜んでくれるなんて、なんだか嬉しいな。……でも、さすがに喜びすぎて逆に恥ずかしくなってくるわ。
〜数十分後〜
「──それじゃあこれで決まり、でいいのかな?」
「あぁ・・・っと、時間もいい感じに進んだみたいだな。……んじゃあ、そろそろ俺も帰るわ。また明日な。」
「えー、もうそんな時間? ……あ、本当だ。……それじゃまた明日ねっ!! 」
──部屋を出た後、いつも通りセルスの案内の元、屋敷を出て帰路に着いた。
◇◆◇◆◇
〜帰宅途中〜
うーん、今更……というか、ちょっと気が早いかもしれんが、もしも俺とリミィが付き合うことになった場合、ハクとライムがなんかいじける、というか修羅場りそう。
・・・あ、でもこの国、一応一夫多妻制だし、ハクとライムに何か言われたら2人とも付き合えばいいのか。
ってかあいつら元は魔物だから一夫多妻とかが普通なのか? ・・・あ、でもあいつらの元は龍とスライムだよな……。まぁなるようになるか。
・・・今更だけど、さっきまでの思考。
普通の人なら自意識過剰とかナルシストとか言われそうだな。・・・俺の場合は実際にリミィ含めハク達の心情を知ってるから過剰じゃないんだよねぇ。
──俺が色々なことを考えてると、早くも家の前にまで着いた。・・・まぁいいか。あとの事は流れに身を任せよう。うん。
・雑談
とうとう200話達成っ!! あとそれに伴って軌道修正、というか終わりまでの直行便を発進しました! どうもライトです。
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