第45話 拠点購入 Part3。

第45話 拠点購入 Part3。


〜商業ギルド ゼッフェ王国本部 2階 203号室〜

　部屋の中は机やソファー。そして、絵画、壺、花、などが飾ってある。
　多分、どれも結構高いやつだと思う。


｢で、では担当のものを呼んできますので、こちらに座ってお待ちを…。｣

｢あ、り、了解…。｣

　んー。やっぱり、気まずさがまだ残ってるな〜。
　っつーか、ハク達がさっきからずっと大人しいけど、なんかあったのか？

｢なぁ、ハク、ライム。さっきから黙ってるけど、どうした？｣

｢むぅ？何でもないぞ？ただスマホで本を読んでいただけじゃよ？｣

｢私はアニメを見ています。｣

｢ん？なんかいつもと逆だな。いつもならハクがアニメでライムが本だったのに。なんかあったのか？｣

｢んや。別に何も無いのじゃ。そもそも我だって本くらい読むのじゃ。｣

｢私もたまにアニメとか見てますよ？｣

｢そうなの？いやー。ハクはアニメでライムは本ってイメージがあったからな。｣

｢そうかのぅ？｣｢そうですか？｣

｢んー。そういや、お前らの雰囲気に騙されやすいけど、ハクの方が年上だしそう考えると、それが普通…なのか？
　……っと、さっきの受付嬢と担当者がこっち向かってきてるみたいだな。
　あ、お前ら、スマホやっててもいいけど、あまり迷惑かけんなよ。｣

｢｢はーい(なのじゃ)。｣｣

　ハクとライムは俺の両隣に座った。

　……まぁ、そりゃ前には受付嬢と担当の人が座るだろうし、普通に考えて隣に座るか。


〜そして待つこと1分くらい〜


　ガチャ

　担当の人(恐らく)と受付嬢が部屋に入ってきた。

　担当の人の見た目は少しつり目がちの青髪の女性だった。

　担当者はこちらを(正確にはハクとライムも)一回見て、少し驚いていた様だった。

｢こんにちは。今回、家を買いたいと言ったのはあなたでいいのよね？｣

｢ああ。そうだ。横の2人(右にハク、左にライム)はただの付き添いだから、あまり気にしないでくれるとありがたい。｣

｢そ、そう。……あ、そうだ、今回、家や土地の売買を担当する、マリアよ。｣

｢あ、わ、私は、受付を担当しています、シエミラです！｣

　あ、名前言うの忘れてたな。
｢あー。今回、家。もしくは土地を買おうと思ってるゼロだ。
　んで、右にいるのはハク。俺の妹だ。｣

｢ハクなのじゃ。よろしくなのじゃ。｣

｢次に左にいるのはライム。
　俺の…(……俺のなんだ？従魔…だけど、人型だから、ここでそれを言うと思いっきり、危ないやつだよなぁ。
んー。ハクと同じで妹でいいか。:0.5秒経過)…妹だ。｣

｢ライムです。よろしくです。｣

｢今回、2人は付き添いだからあんまり気にしないでくれ。｣

｢は、はぁ。畏まりました。
　それでは早速ですが、本題に入りましょうか。｣

　お。早速か。
｢ん。了解。｣

---

　今回(前回から)登場した担当者の名前はとも2さんが考えてくれました。

　あ、他の人の名前の案はまだまだ先ですよ？いつごろ出るか気になる人は、いつ出るか推理してみてくださいねぇ。

　ヒントは、洋名の人達は何故、貴族位の横に長男とか次男と書かれているか。です。あ、答えはコメントには書かないでくださいよ？考えるのが楽しいんですから。

　どうしても答えがあってるか気になる人or答えがわからずに気になる人はTwitterのDMにてお願いします。

　余談。
　皆さん気づいてないようですけど、実は結構前に伏線が少しだけあるんですよ。

　あ、今回のやつは伏線と関係ないですよ？でも、気になる人は読み返すと分かるかも？

　…いや。多分、一回見て分からなかったから、分からないかな？