ニートが魔法警察を目指して学校生活をおくるようです。

ノベルバユーザー173668

安藤 百合

 幸子が、クラスに馴染んでくると、明るくて面白い性格もあり、たちまち、クラスの人気者になっていた。しかし、ある日のこと、
「あらあら、犯罪者と何を話していますの。」
と言った。そう、百合だ。すると、一人の女子が、
「幸子は、犯罪者でもないし、とても優しい人よ。」
と言うと、百合は
「貴方たち私に逆らうとどんな目に会うのかしらね。」
と言った。すると、今まで、幸子の周りにいた、クラスメイトが、小声で
「幸子ごめん。」
といい立ち去ってしまった。どうやら、本当は、百合のことがあまり好きではないようだ。俺が文句を言おうとすると、幸子は、
「大分だよ。ありがとう。」
と言った。百合は、
「この学校では、私に逆らわないことね。」
と言った。
 俺は、放課後幸子と、家に帰ってる途中、
「百合さんも本当は寂しいのかな?」
と言ってきた。俺は、なんて優しいんだと思いながら、
「そうか、何で?」
と言った。幸子は
「きっと、プライドが邪魔しているんだよ。」
と言った。俺は、
「どちらにしても、俺は、好きになれんがな。」
と言うと、幸子も
「私も苦手かな。」
と笑っていた。
 幸子と別れ家で、ニュースをみていると、(安藤財閥、クーデターで、社長辞任)と出ていた。俺は、関係ないやと思い、特に気を留めなかった。しかし、このニュースが、俺のクラスに、大事件を起こすことになる。
 朝、学校に来ると、一人の女子が、いじめられていた。幸子ではない、百合だ。驚いて、幸子に話を聞いてみると、どうやら、百合の父の会社が乗っ取られたようだ。そこで、父の権力がなくなった百合に、今までの、仕返しとばかりに、いじめられているよう。しかし、俺は、最初は自業自得だとばかり思っていたが
さすがにこれは酷い、机に落書きしたり、蹴飛ばしたり、見るに耐えない、さすがに、止めようとした時、止めたのは、幸子だった。
「みんな、やめて」
クラスメイトは言った。
「何で、幸子をいじめたのはこいつだよ、幸子も参加しなよ、楽しいよ。」
幸子は
「いじめられからこそ分かるよ。どんなにいじめられるのが、寂しくて、辛いか。」
そして、幸子は百合に言った。
「貴方を許した訳じゃないから。私は貴方に仕返すんじゃなくて見返してみせるわ。」
と言い、百合の手を掴んだ。後日百合はクラスメイト全員に謝り、態度を変えた。まだ、溝が埋まるのは時間がかかるかもしれないが、いつか埋まるだろう。
 俺が、幸子と、家に帰ろうとする途中、百合が着いてきた。俺は、図々しいやつだなと思ったが、幸子が、いいというならしょうがないだろう。
俺は、幸子に、
「仕返すな見返せとよく、親に言われたよ。いい言葉だな。」
すると、幸子は、
「昔、私もこの言葉に助けられたんだ。」
と言った。百合は
「私もクラスメイトを見返す人になりますわ。」
と笑顔で言った。俺と幸子は、百合の変わり様におどろいた。そもそも、幸子が言った通り、元々、百合はこんな風に素直になりたかったかもしれないと思った。これで、俺は、ようやく平和な学校生活が送れると思った。

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