主徒リングの契約

雪村 ましろ

約束。

和兎に言われるままに、リングを指に通した…が。

「何も変わらない…?」
特にこれと言って変わることもなく…

ただの指輪なのかな…?
でも…和兎が嘘を言うわけないし…

ってか!
そもそも和兎なの?!

「僕は君の双子の弟、和兎だってば!」
何がなんだか…?

「ねぇ、本当に和兎ならどうしてここにいるの?」
「約束…」
約束…?

「それ、3年前も言ってたよね?」
約束で、私を庇ったらしいけど…私の代わりに死ぬ約束なんてしてない。

「じゃあ、思い出せるように約束、教えてあげる。」
「これが僕らの約束…そして、契約。」
和兎はゆっくり話し始めた。

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