俺、異世界でS級危険人物に認定されました
プロローグ
それは、ある日の出来事だった。
俺こと、佐藤春は、道路に飛び出した女子高生を助け、トラックに跳ねられまもなく死亡した。まぁ、悪くは無い人生だった。
そして、目が覚めるはずのない俺は、何故か暗い世界で目を覚ました。
「ここはどこだ?」
『ここは死後の世界、デスワールド。君は、佐藤春君だね?』
「え? あ、はい。っていうか、なんで俺の名前を?」
『まぁ信じられないとは思うけど、私は神様やってる者でしてね?』
「うんうん。全く信用出来ない」
『だろうね……じゃあ、神様だって証拠を見せればいいのかい?』
「あ、さっきのは嘘です。っていうか、死んだ後にこんな展開って、もうこれはあれでしょ? 異世界転生パターンでしょ?」
『あ、嘘なの? 神様に嘘をつくって、君なかなか面白い子だねぇ』
「そうですか? 僕、結構性格悪いですよ?」
『そんなことはないよ。私は神様だかね、なんでも分かるだよ。君はすごくいい人だよ?』
「神様にそう言って貰えるなら嬉しいです」
『でしょー? ……で、本題だけど、君は人を助けて死んでしまった。そんなに若くして死んでしまったのでは勿体無い。って事で、異世界に転生して貰って、世界を救ってもらいます』
「魔王とか、龍とか、盗賊とかからですか?」
『そう。寿命を終えて死んだ人や、自殺して死んだ人にも、異世界には行ってもらってる。ただ、人を救って死んでしまった人には特典が与えられるんだ』
「特典?」
『そう。何でも二つまでなら、何だって叶えてあげられる。最強になりたいなら、身体能力を何倍にもしたいだとかね?』
「それいいですね! 俺、人を助けるために力が欲しい。ですから、絶対に誰にも負けないほどの力をください!」
『それはいい心構えだ。力は与えよう。ただ、使い方によっては、嫌われたりもする。そこは気をつけたまえ?』
「わかりました!」
『よし。我、神が命ず。この者に力を』
そう神様が言った瞬間、春の体に光が集まりだし、体の中へと入っていく。
春は、拳を開閉し、本当に力が手に入った事を確認する。
『さて、あと一つだ。どんな願いを臨む?』
「そうだなぁ……」
暫く考え、考えが纏まる。
「なら、どんなものも創れる力をください」
『どんなものも?』
「そうです。どんなものでも、です」
『面白い。よかろう。我、神が命ず。この者に力を』
再び力が手に入る。確認のため、掌の上で、ゲームを作ってみる。簡単に作れた。
『これで良いだろう。この力を使うのは君だ。この先、私は何も手助けだしない。そこだけはわかってくれたまえ』
「大丈夫です。俺は誰も殺しませんよ?」
『そうだといいがな?』
「まぁ頑張りますよ。では、セカンドワールドへ送ってください」
『うむ。よかろう。では、転送!』
次の瞬間、突然意識が無くなる。
目が覚めると、そこは誰もいない山の中だった。
「うげっ……山の中スタートかよ」
そこから、ハルの異世界冒険が始まる。
俺こと、佐藤春は、道路に飛び出した女子高生を助け、トラックに跳ねられまもなく死亡した。まぁ、悪くは無い人生だった。
そして、目が覚めるはずのない俺は、何故か暗い世界で目を覚ました。
「ここはどこだ?」
『ここは死後の世界、デスワールド。君は、佐藤春君だね?』
「え? あ、はい。っていうか、なんで俺の名前を?」
『まぁ信じられないとは思うけど、私は神様やってる者でしてね?』
「うんうん。全く信用出来ない」
『だろうね……じゃあ、神様だって証拠を見せればいいのかい?』
「あ、さっきのは嘘です。っていうか、死んだ後にこんな展開って、もうこれはあれでしょ? 異世界転生パターンでしょ?」
『あ、嘘なの? 神様に嘘をつくって、君なかなか面白い子だねぇ』
「そうですか? 僕、結構性格悪いですよ?」
『そんなことはないよ。私は神様だかね、なんでも分かるだよ。君はすごくいい人だよ?』
「神様にそう言って貰えるなら嬉しいです」
『でしょー? ……で、本題だけど、君は人を助けて死んでしまった。そんなに若くして死んでしまったのでは勿体無い。って事で、異世界に転生して貰って、世界を救ってもらいます』
「魔王とか、龍とか、盗賊とかからですか?」
『そう。寿命を終えて死んだ人や、自殺して死んだ人にも、異世界には行ってもらってる。ただ、人を救って死んでしまった人には特典が与えられるんだ』
「特典?」
『そう。何でも二つまでなら、何だって叶えてあげられる。最強になりたいなら、身体能力を何倍にもしたいだとかね?』
「それいいですね! 俺、人を助けるために力が欲しい。ですから、絶対に誰にも負けないほどの力をください!」
『それはいい心構えだ。力は与えよう。ただ、使い方によっては、嫌われたりもする。そこは気をつけたまえ?』
「わかりました!」
『よし。我、神が命ず。この者に力を』
そう神様が言った瞬間、春の体に光が集まりだし、体の中へと入っていく。
春は、拳を開閉し、本当に力が手に入った事を確認する。
『さて、あと一つだ。どんな願いを臨む?』
「そうだなぁ……」
暫く考え、考えが纏まる。
「なら、どんなものも創れる力をください」
『どんなものも?』
「そうです。どんなものでも、です」
『面白い。よかろう。我、神が命ず。この者に力を』
再び力が手に入る。確認のため、掌の上で、ゲームを作ってみる。簡単に作れた。
『これで良いだろう。この力を使うのは君だ。この先、私は何も手助けだしない。そこだけはわかってくれたまえ』
「大丈夫です。俺は誰も殺しませんよ?」
『そうだといいがな?』
「まぁ頑張りますよ。では、セカンドワールドへ送ってください」
『うむ。よかろう。では、転送!』
次の瞬間、突然意識が無くなる。
目が覚めると、そこは誰もいない山の中だった。
「うげっ……山の中スタートかよ」
そこから、ハルの異世界冒険が始まる。
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