天使と悪魔

ゆみ

告白

「俺…お前のこと…好き…なんだ…」
とうとう言ってしまった
本当の気持ちを…
種族の差をわすれて…
「…は?…いやだ…気持ち悪い…近寄らないで…」
あぁ…ある程度わかっていたのに…
「やだぁ…いゃぁぁぁ…たす…けて…」
悲鳴が聞こえる…やってしまった…こんな現実…認めたくない…
「あ…あ…あはは…あははは…やっちまった…」
一番恐れていた…わかっていたのに…やってしまった…
〜〜その頃別視点〜〜
「ねぇ…私と…付き合ってくれませんか?」
言った…頑張ったよ…私…
「…無理」
即答だったな …私と付き合うのが嫌なら…能力を使えば…
「なんてな!嘘だよ!よろしくな!」
「やった…ありがとう…よろしくね」
現実を受け止めなきゃいけないことくらいわかってる…でもね…種族の差を超えるにはこれしかなかったの…
わかってる…能力の乱用は危険だって…でも…これしか…
「やだぁ…いゃぁぁぁ…たす…けて…」
「今の!悲鳴?!」
「今すぐ行こう!」
「あ…あ…」
なみさんが…なみさんが…しんでる…?
「あ…ああああ…」
「はる!まさか…あなたが?!」
何言ってるんだろ…私…同じこと…してるじゃん

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