詩集(自由詩)

加月 村将

月と僕

光をまとって 闇を照らすもの

一定の周期で 形を変える

見える位置も 変わってくる

三日月 半月 新月 満月 上弦 下弦

形を変える度 違うルートを行く

だから いつも 彼女を探す

見つけた時 嬉しくなるから

雲が厚い日 雨の日 新月

彼女の姿が見えないと 寂しくなる


光をまとって 彼女は微笑む

そんな彼女に 僕は恋をする

夜になれば また逢えるね

語りかける僕に 彼女は微笑みでこ答える

僕より長く 生きている彼女

今までに 何度 恋をして来たのだろう

彼女から見た 僕の一生は 一瞬なのかもしれない

それでも僕は 彼女と共に 生き続ける










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