龍の生涯
いざ、ギルドで受けを!
朝の光が窓から差し込む。
人化したままで睡眠を取ったのは初めてのことだった。
布団は暖かくふわふわでいつまでも眠っていたかったが今までの日課である訓練や狩猟の性なのか目が冴えてしまい起きる事にした。
昨日の晩飯はクロエ達と食堂で食べたのだが、量が少なく腹にたまらなかった。しかし味は今まで食べたオーク肉や魔鹿の肉とは違い料理されたものが出てきて、柔らかくジューシーな肉に胡椒や塩などのスパイスと呼ばれるもので味付けされていたらしく、とても美味しいものだった。また、野菜と呼ばれる草や根を使ったスープも美味しくもっと食べたいと思ったが、流石にクロエのお金をこれ以上使わせるとなんだか申し訳ないと思った為諦めて部屋に戻った際アイテムボックスに入れてあった魔鹿の生肉を食べて腹を満たした。
でも…なんか…上手いと感じれなかったのは人間の料理を食べたからだろう…まぁ、龍などはもとより遺伝子により空腹に陥ることは少なく魔素と呼ばれる大気中に存在する素粒子を取り込むことによりエネルギーに変換出来るためあまり食を必要としないが、食でエネルギー補充した方が効率がよいのと幸福感があるため行っている。
コンコン
「聖夜様、食堂にてお嬢様がお待ちです。朝食も御一緒にどうですかとこと付けをお預かり致しました。」
「あぁ、すぐ行くよ。」
宿の食堂につくとクロエは騎士達に囲まれながら食事をとっていた。
「クロエ、お待たせ」
「いえ、そこまで待っていませんが、お先に頂いてました。聖夜様も私と同じ料理で大丈夫ですか?」
「同じものをいただくよ。」
朝の料理はハムサンドとスクランブルエッグ、ベーコンだった。やっぱり人間の料理は美味いな…
「この後はギルドの方へ行かれるのでしたっけ?」
「そのつもりだ。身分証を作っていた方が後々役に立ちそうだからな」
「私達は馬車を借り旅の準備を始めます。必要なものがあれば言ってもらえると取り揃えますね。」
「ぼくは龍だし必要なものなんて特にないよ。」
その後、たわいのない話をしながら食事を取った。
「あ、そうだクロエ。クロエとメイド、護衛達が乗れる馬車用意出来るか?出来れば車輪なしのやつを…」
「用意できると思いますが、いったいどうしてですか?」
「僕がクロエの実家まで送るよ。人数的に魔法使いながらで休憩を挟みながらだけど馬車より早いと思う。」
クロエは騎士と相談してお願いしますと応えたので、車輪無しの馬車と身体に固定するための頑丈な紐またはベルトを用意してもらうことにした。荷物はぼくのアイテムボックスにしまうことが出来るためひとまとまりになるように異次元バッグと呼ばれるものも用意してもらうことになった。
クロエから話を聞いた感じここより北の方面に馬車で6日の距離だと聞いたので、約2日で目的地に着く予定である。その事をクロエに伝えるとすごく喜んでおり、その顔がとても可愛かった。
「じゃ、そろそろギルドに行ってみるよ。クロエに借りたお金もあるし多分登録出来ると思う。」
「貸したのではなく、あげたのです。まぁ、とりあえず行ってらっしゃいませ聖夜様」
たしか、宿を出て右にまっすぐ行ったところに剣と杖のクロスが目印だったよね……
………あった、ここだ…この姿だと大きく見える建物だな…
ぼくは引き扉を開けて中に入った。
中は賑やかで人が多い……
「いらっしゃいませ!冒険者ギルドへようこそ!」
受付であろう、ぼくの首くらいの高さのカウンターで赤髪のセミロングの女性が手招きして話しかけてきた。
「依頼ですか?それとも冒険者登録ですか?」
「冒険者登録をしに来た。頼めるか?」
「はい、ではまずはこの水晶にお触り下さい。規定の年齢に達しているか調べます。規定の年齢は14歳以上はであることです。はい、大丈夫見たいですね。それでは、必要事項をこちらの紙にお書き下さい。」
「すまん代筆を頼めるか?」
「大丈夫ですよ。ではお名前と種族、職業をお願いします。」
ぼくは聖夜種族は龍職業は…わからない…と答えたら、なぜか水晶に触れてくださいと言われて触れたが変化は起きなかった為受付の女の人がフリーズした。
しばらく立つと反応が戻りしばらくお待ちくださいと言われ女の人は奥に入っていきぼくは置いてけぼり…
カランカラン
「ギャハハ、あいつマジで弱いよなww」
「あんなカモでもネギ背負って来るだけましかww」
「おっ?兄貴あそこにもカモいますぜ」
うるさい三人が扉から入ってきたな、とりあえず無視してるか。
「おい、ここはガキが来る場所じゃないぜ?」
「そうだ、教授してやろうか?金貨1枚で実践訓練させてやる」
「兄貴が教授してやるって言ってるのに受けないとかはないよな?」
こいつらうるさいし臭いな…
「なんとか言えよ、ガキ」
「ビビってこえもでないんでちゅかぁ?ギャハハ」
「兄貴、そのまま訓練所連れていって教授してやれば嫌でも金払いますってwww」
なんだろう。すごくイライラする。
「聖夜様、お待たせしま…し…た…」
「おう、ギルトは冒険者同士の争いは介入しねぇんだろ、どっか行けよ。邪魔だ!」
「とりあえず、こいつを連れていこうぜww」
「いきやしょww今日は酒場で飲み明かしですぜ兄貴ww」
んー、ここでやると迷惑かかるしとりあえずついて行くか…
人化したままで睡眠を取ったのは初めてのことだった。
布団は暖かくふわふわでいつまでも眠っていたかったが今までの日課である訓練や狩猟の性なのか目が冴えてしまい起きる事にした。
昨日の晩飯はクロエ達と食堂で食べたのだが、量が少なく腹にたまらなかった。しかし味は今まで食べたオーク肉や魔鹿の肉とは違い料理されたものが出てきて、柔らかくジューシーな肉に胡椒や塩などのスパイスと呼ばれるもので味付けされていたらしく、とても美味しいものだった。また、野菜と呼ばれる草や根を使ったスープも美味しくもっと食べたいと思ったが、流石にクロエのお金をこれ以上使わせるとなんだか申し訳ないと思った為諦めて部屋に戻った際アイテムボックスに入れてあった魔鹿の生肉を食べて腹を満たした。
でも…なんか…上手いと感じれなかったのは人間の料理を食べたからだろう…まぁ、龍などはもとより遺伝子により空腹に陥ることは少なく魔素と呼ばれる大気中に存在する素粒子を取り込むことによりエネルギーに変換出来るためあまり食を必要としないが、食でエネルギー補充した方が効率がよいのと幸福感があるため行っている。
コンコン
「聖夜様、食堂にてお嬢様がお待ちです。朝食も御一緒にどうですかとこと付けをお預かり致しました。」
「あぁ、すぐ行くよ。」
宿の食堂につくとクロエは騎士達に囲まれながら食事をとっていた。
「クロエ、お待たせ」
「いえ、そこまで待っていませんが、お先に頂いてました。聖夜様も私と同じ料理で大丈夫ですか?」
「同じものをいただくよ。」
朝の料理はハムサンドとスクランブルエッグ、ベーコンだった。やっぱり人間の料理は美味いな…
「この後はギルドの方へ行かれるのでしたっけ?」
「そのつもりだ。身分証を作っていた方が後々役に立ちそうだからな」
「私達は馬車を借り旅の準備を始めます。必要なものがあれば言ってもらえると取り揃えますね。」
「ぼくは龍だし必要なものなんて特にないよ。」
その後、たわいのない話をしながら食事を取った。
「あ、そうだクロエ。クロエとメイド、護衛達が乗れる馬車用意出来るか?出来れば車輪なしのやつを…」
「用意できると思いますが、いったいどうしてですか?」
「僕がクロエの実家まで送るよ。人数的に魔法使いながらで休憩を挟みながらだけど馬車より早いと思う。」
クロエは騎士と相談してお願いしますと応えたので、車輪無しの馬車と身体に固定するための頑丈な紐またはベルトを用意してもらうことにした。荷物はぼくのアイテムボックスにしまうことが出来るためひとまとまりになるように異次元バッグと呼ばれるものも用意してもらうことになった。
クロエから話を聞いた感じここより北の方面に馬車で6日の距離だと聞いたので、約2日で目的地に着く予定である。その事をクロエに伝えるとすごく喜んでおり、その顔がとても可愛かった。
「じゃ、そろそろギルドに行ってみるよ。クロエに借りたお金もあるし多分登録出来ると思う。」
「貸したのではなく、あげたのです。まぁ、とりあえず行ってらっしゃいませ聖夜様」
たしか、宿を出て右にまっすぐ行ったところに剣と杖のクロスが目印だったよね……
………あった、ここだ…この姿だと大きく見える建物だな…
ぼくは引き扉を開けて中に入った。
中は賑やかで人が多い……
「いらっしゃいませ!冒険者ギルドへようこそ!」
受付であろう、ぼくの首くらいの高さのカウンターで赤髪のセミロングの女性が手招きして話しかけてきた。
「依頼ですか?それとも冒険者登録ですか?」
「冒険者登録をしに来た。頼めるか?」
「はい、ではまずはこの水晶にお触り下さい。規定の年齢に達しているか調べます。規定の年齢は14歳以上はであることです。はい、大丈夫見たいですね。それでは、必要事項をこちらの紙にお書き下さい。」
「すまん代筆を頼めるか?」
「大丈夫ですよ。ではお名前と種族、職業をお願いします。」
ぼくは聖夜種族は龍職業は…わからない…と答えたら、なぜか水晶に触れてくださいと言われて触れたが変化は起きなかった為受付の女の人がフリーズした。
しばらく立つと反応が戻りしばらくお待ちくださいと言われ女の人は奥に入っていきぼくは置いてけぼり…
カランカラン
「ギャハハ、あいつマジで弱いよなww」
「あんなカモでもネギ背負って来るだけましかww」
「おっ?兄貴あそこにもカモいますぜ」
うるさい三人が扉から入ってきたな、とりあえず無視してるか。
「おい、ここはガキが来る場所じゃないぜ?」
「そうだ、教授してやろうか?金貨1枚で実践訓練させてやる」
「兄貴が教授してやるって言ってるのに受けないとかはないよな?」
こいつらうるさいし臭いな…
「なんとか言えよ、ガキ」
「ビビってこえもでないんでちゅかぁ?ギャハハ」
「兄貴、そのまま訓練所連れていって教授してやれば嫌でも金払いますってwww」
なんだろう。すごくイライラする。
「聖夜様、お待たせしま…し…た…」
「おう、ギルトは冒険者同士の争いは介入しねぇんだろ、どっか行けよ。邪魔だ!」
「とりあえず、こいつを連れていこうぜww」
「いきやしょww今日は酒場で飲み明かしですぜ兄貴ww」
んー、ここでやると迷惑かかるしとりあえずついて行くか…
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