苦役甦す莇
Another:Episode16 I do not tell you
俺は野原をゆっくりと歩いて村に戻り、そのままシュンの家へと入った。
「お、戻ったんだ。おかえりサイ君。」
「ん、あぁ、ただいま......ってまぁ、ここは俺の家じゃないけどな。」
俺はバツが悪そうに少しはにかんだ。奥をちょっと覗いてみると、キッチンではヨギが一生懸命この世界のレシピに取り組んでいた。
俺が貸したエイリンガル片手に、異世界の料理に必死に取り組む姿は、将来凄い料理人になるだろうという予感を俺に植え付けた。
「サリューは今何をしてるんだい?」
「ん、あぁサリューさんは、姉さんと他愛のない世間話をしているよ。」
「お姉さん?」
「サイ君が外に出てった時に、入れ違いになる形で帰ってきたんだ。」
「なるほど......」
俺が洗面所に行き、手を洗ってうがいをした所、奥から2人の女性の話し声と足音が聞こえてきた。
「あら、サイ君戻ってきたんだ。」
サリューは、俺を認識するなり俺に話しかけてきた。
「お、う、うん。」
「あ、貴方がサイ君? はじめまして。カエデ・アホリと言います。」
「は、はじめまして。サイ・イスルギです......この村の人には、よくレーアに似てるって言われます。」
「うん、見た瞬間私も思った。」
カエデはロボットらしからぬ言い回しで、ちょっといたずらっ子っぽく笑った。
「サリューちゃんから聞いたよ? あなた旅してるんですってね。次はどこに行くのかしら?」
俺とサリューは、リビングにある椅子に腰掛けて、お互いに顔を合わせた。
「ん......まだちょっと決まってないんですけど、取り敢えず、ここではないどこかへって事だけは決まってます。」
「そう......じゃあもう少しゆっくりしていくといいよ!」
カエデは、奥の方から何やら香しい暖かそうな飲み物を持ってくると、俺の前に置いてくれた。
「あ、ありがとうございます。これは......なんて言う飲み物ですか?」
「それは炒ったスルマのタネから作ったコーヒーだよ。甘くて美味しいから飲んでみるといい。」
ニャルマはツカツカと歩いてきて、フカフカの椅子に偉そうに腰掛けてるミカの目の前までやって来た。
「ミカ=エル・サナギ・アリ。貴女の暴走をこのまま黙って見過ごす訳には行きません!」
ニャルマは懐から短筒を取り出し、鈍色に光るそれをミカに向けた。
「ふぅん。短筒ねぇ......そんなものを私に向けて、一体何を言い聞かせるのかしら?」
「私には今回のゴク追跡において全指揮権を任されています。だから、貴女の暴走を止めることも私が持っている権利の中の一つ。」
「うん、それは分かった。で、貴女は一体私に何をして欲しいのかしら?」
「今ここで死んでもらう。」
「おっとぉ? こりゃおったまげたな。なんの要求も無しに、いきなり死刑宣告かい。」
ニャルマはミカのおちゃらけた物言いを無視して銃爪を引いた。しかし、直後、痛みに悶えるハズのミカは幾分涼しい顔をしていた。
「あー......そう言えば、君には教えてなかったかな? これはね......『リフレクト』という反射魔法さ。」
ミカがそう言った直後、ニャルマはその場に倒れ、床には赤い血が広がった。
「そして君に教えてなかった事がもう1つ......ミカ・エル・サナギ・アリと言うのは私の本名じゃない。ハッハッハッハ!」
ミカは『さっきまでニャルマだったもの』を蹴飛ばすと、部屋の外に出て行った。
俺たちが一服して、カエデやシュンと何気ない団欒の時間を過ごしていると、時空の扉が再利用可能になっていたことを思い出した。
「貴方達が旅先でも飲めるように、スルマの種をヨギ君に渡しておいたから。」
「あ、ありがとうございます。じゃあ、俺らはこれぐらいでお暇させていただきます。シュン、泊めてくれてありがとう。」
「いやいや。俺も昔の友達に会えたようで楽しかったぜ。まぁ、旅が終わったらまた来いよ。」
「あぁ。それじゃ。」
俺、ヨギ、サリューの3人は取り敢えずシュンの家を後にして、村の外に出ていった。
その後『時空の扉』を使い、3人でまた別の世界へと渡って行った。
「ホーホーなるほど。ゴクの反応がロストか。また別の世界へと渡って行ったな。よしティフォル! 私達も追うぞ。」
ミカはニャルマが身につけていた技術という技術全てを剥がし尽くし、ユーザー設定を全て自身に書き換えていた。
「そうだな。俺らも向かうとするか。」
ミカとティフォルもゴク達が向かった世界へと、後を追うように旅立っていった。かつての友人を1人残して。
俺たち3人が辿り着いた場所は、埃臭い何かの倉庫だった。歪んだロッカーが並び、今は使われてなさそうな古い機材が沢山積んであった。
「取り敢えず外に出てみようか。」
俺たちが倉庫の外に出ると、いきなり眩しい日差しに当たってしまい、思わず目を細めた。
「ん、これまた面白そうな世界だな。」
俺たちが倉庫の外に出ると、白塗りの大きな建物がすぐ横に建っていて、目の前には広い地面、そして反対側には民家が密集して建っていた。
「この広い地面は競技場か何かかな?」
俺は新たな興味が湧いて、トコトコとそこら辺を歩き回ってみた。
「あー! そこの君! 白線を踏まないで!」
いきなり聞こえてきた声にビックリして、思わず俺は片足をヒョコッと上げてしまった。
「す、すみません!」
俺は声の主の方向に向き直って、神経反射で謝罪をかました。すると、向こうから近寄ってくる足音が聞こえ、俺は顔を上げて近づいてくる声の主の顔を見た。
声の主は俺と同じくらいの歳の男で、車輪と取っ手が着いた青箱を持っていた。
「明日体育祭だからさ、新しく白線引き直してんだ。だから、踏まれて消されちゃったりすると困るわけ......って、なんだいその格好、おかしな格好だね。」
「タイイクサイ......? ってなんですかそれ?」
「体育会も知らないのか? 変わった奴だなぁ......」
「すいません! それがちょっと記憶喪失ってやつでして......あははは......」
変わった奴だと言われ、何かいたたまれなくなった俺は、記憶喪失を言い訳にして、乾いた笑いを響かせた。そして、直後近くにいたヨギに「体育祭って何?」と尋ねた。
するとヨギは「俺も知らん。」っと言ってきた。仕方が無いのでサリューに同じ質問をすると、やはりサリューも同じく「私も知らないよ。」と返してきた。
「すいません、すいません。迷惑になってしまったようで、俺たちはこの辺で失礼させていただきます。」
新しい場所に来て早々、俺たちはそそくさとその場を立ち去った。
「ほぅ......ここが奴らの来た世界か。」
ミカとティフォルは、ゴク達の後を追って同じ世界にやって来た。しかし、転移した場所は違っていた。
「ターゲットまでの距離2キロ......ちゃんと水晶で確認してから来たんだが、ちょっと離れてるな。まぁ、誤差みたいなもんか。」
ミカはニャルマが付けていた腕時計型端末をいじくり、ゴクの居場所を特定し始めていた。
「そう言えば......ニャルマはどうしたんだ?」
ゴクはミカがニャルマを殺害した現場には居合わせなかった。故に、彼はミカがニャルマを殺害したことを全く知らないでいた。
「ん、気にするな。ちょっと席を外して貰っただけのことさ。」
「ん? まぁ、なんでもいいか。」
ミカとティフォルは歩きだし、人気の少ない自然の多い場所へと踏み込んでいった。
「日の入りも近い。今夜はどこかのホテルに泊まるとしよう。」
「それはいいと思うが、この世界の通貨などはあるのか?」
その質問に対し、ミカはドヤ顔をかましながら、懐から『どこに隠し持ってたんだソレ』と思うようなこの世界の通貨が大量に入ってる箱を取り出してみせた。
「元の世界で用意しておいて正解だった。後々使う事はわかり切っていたからな。」
「それもお得意の魔法ってやつか?」
「それ......とは、どれを指して言ってる? この収納術の事か? それとも予知していた事か?」
「両方さ。」
「ん、もちろん両方とも私の魔法さ......まぁ、予知魔法に関してはある程度制限はあるものの、私のやるべきことが全て分かるから便利さ。」
「お前は......一体何を目指しているんだ? お前は何処へ向かおうとしてるんだ?」
「うん? ゴクの捕獲だが?」
「そうじゃなくて。ゴクを捕獲して、お前は一体どこへ向かうんだ? 俺は命を握られているから従っているだけ、ニャルマは自身が生み出してしまった責任を取るため。
だけど、お前は何もゴクを捕まえに行く理由が無いだろう? そしてメリットも無い。」
「ハハハ。そんなの簡単さ。ゴクを捕まえて『未来の私』を越えるためだよ。」
「未来の私を越える......?」
「私は予知魔法で知ったんだ。私の野望完遂間際、月面上で不義理な息子に敗北して、説得されて負けてしまう私の姿を。
そんなの私が行きたい未来ではない。私は未来の私を越えてみせる!」
「なるほど? ゴクを捕獲すれば、息子に敗北するような事は無いだろうと?」
「捕獲するのはゴクだけじゃないさ。」
「ゴクだけじゃない? 一体何を......?」
「マゴクも捕獲する。裁定者から共生体マゴクを奪うんだよ......そうすれば、2匹の共生体を使って、そして至天改世の道具を全て使い、息子に勝利するのだよ!」
「ミカ......お前は一体......?」
「もうその名前はよしてくれ。
これからはアギルと呼んでくれ。」
「お、戻ったんだ。おかえりサイ君。」
「ん、あぁ、ただいま......ってまぁ、ここは俺の家じゃないけどな。」
俺はバツが悪そうに少しはにかんだ。奥をちょっと覗いてみると、キッチンではヨギが一生懸命この世界のレシピに取り組んでいた。
俺が貸したエイリンガル片手に、異世界の料理に必死に取り組む姿は、将来凄い料理人になるだろうという予感を俺に植え付けた。
「サリューは今何をしてるんだい?」
「ん、あぁサリューさんは、姉さんと他愛のない世間話をしているよ。」
「お姉さん?」
「サイ君が外に出てった時に、入れ違いになる形で帰ってきたんだ。」
「なるほど......」
俺が洗面所に行き、手を洗ってうがいをした所、奥から2人の女性の話し声と足音が聞こえてきた。
「あら、サイ君戻ってきたんだ。」
サリューは、俺を認識するなり俺に話しかけてきた。
「お、う、うん。」
「あ、貴方がサイ君? はじめまして。カエデ・アホリと言います。」
「は、はじめまして。サイ・イスルギです......この村の人には、よくレーアに似てるって言われます。」
「うん、見た瞬間私も思った。」
カエデはロボットらしからぬ言い回しで、ちょっといたずらっ子っぽく笑った。
「サリューちゃんから聞いたよ? あなた旅してるんですってね。次はどこに行くのかしら?」
俺とサリューは、リビングにある椅子に腰掛けて、お互いに顔を合わせた。
「ん......まだちょっと決まってないんですけど、取り敢えず、ここではないどこかへって事だけは決まってます。」
「そう......じゃあもう少しゆっくりしていくといいよ!」
カエデは、奥の方から何やら香しい暖かそうな飲み物を持ってくると、俺の前に置いてくれた。
「あ、ありがとうございます。これは......なんて言う飲み物ですか?」
「それは炒ったスルマのタネから作ったコーヒーだよ。甘くて美味しいから飲んでみるといい。」
ニャルマはツカツカと歩いてきて、フカフカの椅子に偉そうに腰掛けてるミカの目の前までやって来た。
「ミカ=エル・サナギ・アリ。貴女の暴走をこのまま黙って見過ごす訳には行きません!」
ニャルマは懐から短筒を取り出し、鈍色に光るそれをミカに向けた。
「ふぅん。短筒ねぇ......そんなものを私に向けて、一体何を言い聞かせるのかしら?」
「私には今回のゴク追跡において全指揮権を任されています。だから、貴女の暴走を止めることも私が持っている権利の中の一つ。」
「うん、それは分かった。で、貴女は一体私に何をして欲しいのかしら?」
「今ここで死んでもらう。」
「おっとぉ? こりゃおったまげたな。なんの要求も無しに、いきなり死刑宣告かい。」
ニャルマはミカのおちゃらけた物言いを無視して銃爪を引いた。しかし、直後、痛みに悶えるハズのミカは幾分涼しい顔をしていた。
「あー......そう言えば、君には教えてなかったかな? これはね......『リフレクト』という反射魔法さ。」
ミカがそう言った直後、ニャルマはその場に倒れ、床には赤い血が広がった。
「そして君に教えてなかった事がもう1つ......ミカ・エル・サナギ・アリと言うのは私の本名じゃない。ハッハッハッハ!」
ミカは『さっきまでニャルマだったもの』を蹴飛ばすと、部屋の外に出て行った。
俺たちが一服して、カエデやシュンと何気ない団欒の時間を過ごしていると、時空の扉が再利用可能になっていたことを思い出した。
「貴方達が旅先でも飲めるように、スルマの種をヨギ君に渡しておいたから。」
「あ、ありがとうございます。じゃあ、俺らはこれぐらいでお暇させていただきます。シュン、泊めてくれてありがとう。」
「いやいや。俺も昔の友達に会えたようで楽しかったぜ。まぁ、旅が終わったらまた来いよ。」
「あぁ。それじゃ。」
俺、ヨギ、サリューの3人は取り敢えずシュンの家を後にして、村の外に出ていった。
その後『時空の扉』を使い、3人でまた別の世界へと渡って行った。
「ホーホーなるほど。ゴクの反応がロストか。また別の世界へと渡って行ったな。よしティフォル! 私達も追うぞ。」
ミカはニャルマが身につけていた技術という技術全てを剥がし尽くし、ユーザー設定を全て自身に書き換えていた。
「そうだな。俺らも向かうとするか。」
ミカとティフォルもゴク達が向かった世界へと、後を追うように旅立っていった。かつての友人を1人残して。
俺たち3人が辿り着いた場所は、埃臭い何かの倉庫だった。歪んだロッカーが並び、今は使われてなさそうな古い機材が沢山積んであった。
「取り敢えず外に出てみようか。」
俺たちが倉庫の外に出ると、いきなり眩しい日差しに当たってしまい、思わず目を細めた。
「ん、これまた面白そうな世界だな。」
俺たちが倉庫の外に出ると、白塗りの大きな建物がすぐ横に建っていて、目の前には広い地面、そして反対側には民家が密集して建っていた。
「この広い地面は競技場か何かかな?」
俺は新たな興味が湧いて、トコトコとそこら辺を歩き回ってみた。
「あー! そこの君! 白線を踏まないで!」
いきなり聞こえてきた声にビックリして、思わず俺は片足をヒョコッと上げてしまった。
「す、すみません!」
俺は声の主の方向に向き直って、神経反射で謝罪をかました。すると、向こうから近寄ってくる足音が聞こえ、俺は顔を上げて近づいてくる声の主の顔を見た。
声の主は俺と同じくらいの歳の男で、車輪と取っ手が着いた青箱を持っていた。
「明日体育祭だからさ、新しく白線引き直してんだ。だから、踏まれて消されちゃったりすると困るわけ......って、なんだいその格好、おかしな格好だね。」
「タイイクサイ......? ってなんですかそれ?」
「体育会も知らないのか? 変わった奴だなぁ......」
「すいません! それがちょっと記憶喪失ってやつでして......あははは......」
変わった奴だと言われ、何かいたたまれなくなった俺は、記憶喪失を言い訳にして、乾いた笑いを響かせた。そして、直後近くにいたヨギに「体育祭って何?」と尋ねた。
するとヨギは「俺も知らん。」っと言ってきた。仕方が無いのでサリューに同じ質問をすると、やはりサリューも同じく「私も知らないよ。」と返してきた。
「すいません、すいません。迷惑になってしまったようで、俺たちはこの辺で失礼させていただきます。」
新しい場所に来て早々、俺たちはそそくさとその場を立ち去った。
「ほぅ......ここが奴らの来た世界か。」
ミカとティフォルは、ゴク達の後を追って同じ世界にやって来た。しかし、転移した場所は違っていた。
「ターゲットまでの距離2キロ......ちゃんと水晶で確認してから来たんだが、ちょっと離れてるな。まぁ、誤差みたいなもんか。」
ミカはニャルマが付けていた腕時計型端末をいじくり、ゴクの居場所を特定し始めていた。
「そう言えば......ニャルマはどうしたんだ?」
ゴクはミカがニャルマを殺害した現場には居合わせなかった。故に、彼はミカがニャルマを殺害したことを全く知らないでいた。
「ん、気にするな。ちょっと席を外して貰っただけのことさ。」
「ん? まぁ、なんでもいいか。」
ミカとティフォルは歩きだし、人気の少ない自然の多い場所へと踏み込んでいった。
「日の入りも近い。今夜はどこかのホテルに泊まるとしよう。」
「それはいいと思うが、この世界の通貨などはあるのか?」
その質問に対し、ミカはドヤ顔をかましながら、懐から『どこに隠し持ってたんだソレ』と思うようなこの世界の通貨が大量に入ってる箱を取り出してみせた。
「元の世界で用意しておいて正解だった。後々使う事はわかり切っていたからな。」
「それもお得意の魔法ってやつか?」
「それ......とは、どれを指して言ってる? この収納術の事か? それとも予知していた事か?」
「両方さ。」
「ん、もちろん両方とも私の魔法さ......まぁ、予知魔法に関してはある程度制限はあるものの、私のやるべきことが全て分かるから便利さ。」
「お前は......一体何を目指しているんだ? お前は何処へ向かおうとしてるんだ?」
「うん? ゴクの捕獲だが?」
「そうじゃなくて。ゴクを捕獲して、お前は一体どこへ向かうんだ? 俺は命を握られているから従っているだけ、ニャルマは自身が生み出してしまった責任を取るため。
だけど、お前は何もゴクを捕まえに行く理由が無いだろう? そしてメリットも無い。」
「ハハハ。そんなの簡単さ。ゴクを捕まえて『未来の私』を越えるためだよ。」
「未来の私を越える......?」
「私は予知魔法で知ったんだ。私の野望完遂間際、月面上で不義理な息子に敗北して、説得されて負けてしまう私の姿を。
そんなの私が行きたい未来ではない。私は未来の私を越えてみせる!」
「なるほど? ゴクを捕獲すれば、息子に敗北するような事は無いだろうと?」
「捕獲するのはゴクだけじゃないさ。」
「ゴクだけじゃない? 一体何を......?」
「マゴクも捕獲する。裁定者から共生体マゴクを奪うんだよ......そうすれば、2匹の共生体を使って、そして至天改世の道具を全て使い、息子に勝利するのだよ!」
「ミカ......お前は一体......?」
「もうその名前はよしてくれ。
これからはアギルと呼んでくれ。」
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