転生したら魔王軍に連れていかれました
名前を付けたら進化するなんて聞いてない!
帰ってきました魔王城今回はお喋りが多いですね
帰るのには一日かかり朝日が差し掛かる頃に魔王城についた。今は魔王に報告中だ。
「レンの治癒魔法により死者0人。完全勝利を収めました。」
少しでも役に立てたのなら良かった。正直言うと電光石火で走り回って治癒魔法をかけてたのは疲れたな...
「ふむ...なるほど、そして指揮官を一騎打ちの末に倒したのもレンなのだな?」
そこまで俺を棚に上げないでください......褒められても恋心しか出てきませんよ?と1人心の中で騒いでいる。
「はい」
シルフィンさんは凄いなー...秘書って感じあるよな。
淡々と応えている姿はとても様になっていた。
「大義であったぞ!」
魔王の口調はやっぱり周りに人がいると変わるのね。
普段は普通の女性のような口調だが、こういう場で魔王の威厳のためかラノベでよくある王様のような口調だ。
「はッ!ありがとうございます...」
お褒めの言葉と共に膝を付き返答する。
期待されてもプレッシャーしかかからないんだけどな。魔王は嬉しそうだし。どうなることやら。
「では、これから活躍した者に褒美を授けるが故、解散だ!渡される者はシルフィンとゴルドそしてレンだ!」
まぁ、活躍した事になるのか?
そうして皆は解散。褒美を授けられる者は順番に渡されるので俺はまっている間にステータスを確認することにした。
「結構見てなかったからなー...楽しみだ」
『ステータス』
_______________
名前:レン·ヒストリア 種族:人族
スキル:«神指銃弾lll»«知恵の魂»«スキル作成»
«痛覚無効»«不屈の精神»«戦闘狂»«剣術»«武術»
«身体強化»«肉体硬化»«疾風迅雷»«魔の才»
«暴食ノ悪魔»«聖剣技»
魔法:«治癒魔法»«古代魔法»«全属性魔法»
称号:«絶対神の加護»«転生者»
«全てを知りし者»«諦めない心»
«戦いを楽しむ者»«完全な敗北»
«選択者»«第三の道»
«七つの大罪»«暴食の悪魔»«開眼者»
________________
「めちゃくちゃ増えてんな〜...」
こんなに多いと覚えるのが大変だ。
『マスター何個か合成可能なスキルが存在します。合成を開始しますか?』
お?マジで?やるっきゃないだろう!整理も兼ねてちょうどいい。
「たのんます!」
『了解しました。スキル合成を開始します。』
『スキル«不屈の精神»と«戦闘狂»を合成......成功しました。スキル«不屈の狂戦士»へと合成進化しました。』
お、おー......
『更に«聖剣技»と«剣術»を合成......成功しました。スキル«剣聖»へと合成進化しました。」
なにこれかっこいい!!
「よし、次はスキルの説明だな!なんとなくでわかるものは見なくていいかな」
«神指銃弾lll»
対象を選び魔法などを寄付することができ。更に神指銃弾を通して魔法を発動する際無詠唱で発動することができる。
無詠唱のスキルを持ってなくてもできるなんて凄ない?
«不屈の狂戦士»
混乱·誘惑·催眠·睡眠·萎縮状態などを無効化し更に戦いで心が高まれば痛みを感じづらくなり力が湧き上がる。
普通に合体した感じだな。
«魔の才»
魔が付くものの才を得られる。
はい?魔法だけじゃないの?
『解:魔法だけの場合は«魔術の極み»の方になります。』
え?なんで......
そう、俺はあの時左肩が動かせないから左腕を代償にして作成した。つまり左肩から先を代償にしたのだ。それによりなんとなく叫んだ。«魔の才»が作成されたのだった。
ヤベーな......けどレスティにはまだまだかなわんな
«剣聖»
無駄がなく完璧に剣を裁く事ができ。その剣は邪を切り裂く聖となる。
このスキル魔王軍の俺が持ってていいのか?
そしてそろそろレンの番になった。
「失礼します」
「良くやったわね!」
上機嫌の様だ。
「ま、まぁ頑張ったよ」
「相手の指揮官のザリウスは過去に不敗の英騎士と呼ばれた程の実力者なのよ!それを打ち倒すなんて凄いわよ!」
悪魔の力を借りたなんて言えないな。
「あ、あぁ」
しかし隠し事はできない様子。
「何か言えないことでもあるの?」
相変わらず鋭いよな。レスティにはお見投資のようだった。
「な、何も無いよ...」
上の空になってしまう。
ジト目でこちらを見つめてくる。
「嘘ね...目でわかるわよ?」
また目なのね〜...
「だって片方紅いもの♪
そうだったーー!!!
「これは〜...その......目が充血してだな!」
「嘘が下手なのね♪」
「う...」
そう言えば元の世界の時も良く言われたな...
笑っている。と言うよりニヤニヤている。
「人間が魔眼を開眼したという事はそれなりの力を持った悪魔を受け入れたってことよね...」
俺は言葉が出なかった。嫌わる、そう思ったからだ。
「別に悪魔を受け入れたからって嫌わないわよ?私だって両目に魔眼を持ってるもの」
え?魔眼を使ってるの観たことないぞ。まぁそうだろうレスティも魔王の1人それに1番強いんだもんな。
「どんな悪魔を受け入れたの?魔眼を開眼させる程だから上級悪魔以上よね」
そう来るよな。ここは素直に言うか
「えっとだな〜......な、七つの大罪の悪魔......なんだけど」
するとレスティはこれ程にないぐらいに驚く。
「ええぇぇぇぇーー!?それって悪魔の中でもトップじゃない!どの悪魔なの!?」
至極興奮しているようだ。凄い目を見開いて接近してくる。近いんだよな〜......
「暴食の悪魔ベルゼビュート......そのスキルで指揮官に勝てたんだ」
両手で、抑えながら返答する。
「暴食......スキル...それって相当だわ!悪魔を受け入れた時必ずスキルを貰える訳では無いの!その悪魔が気に入らないとスキルは貰えないのよ」
「そうなのか!?」
ウンウンと頷いている。
「そうよ!しかも暴食となると1位2位を争う程よ!」
マジか〜......そう言えばまだスキルの詳細みてなかった
「暴食の悪魔のスキルは倒した相手などを喰らうことでスキルなどの力を自分のものにできるのよ!別にスキルとかじゃなくても喰えるんだけどね♪」
なんとなくわかってたが強いな...チートやん面倒事に巻き込まれたくないな〜
「強すぎないか?それ......」
「七つの大罪のスキルは全部こんな感じに強いわよ?」
マジかい...
「だから暇があったら魔物を倒すのもいいかもね」
ニコッと笑う。
「だよな」
「それと...そのコート」
どんなことを言われるんだ?
「似合ってはいるけど何か違うわね…」
あ、はい知ってました。
「レンが黒髪だからやっぱり黒が似合うと思うわよ?」
「俺もそう思うけどこれは指揮官のおっさんに託された物だからさ」
「なら昼ご飯食べた後一緒に出かけましょ?」
ニコッと笑う
「ん?どこに行くんだ?」
「それはお楽しみ!」
ビシッと指を指してくる。
「え〜...」
「え〜...じゃない!後腕治してあげるから血を吸わせてね♪」
「はいはーい」
そして首を差し出す。それと今更だがどうやって腕を治してるか教えてやろう!え?興味ない?知ったことか!実はレスティのスキルで自身が血を吸った対象ならどんな状態でも完全回復すると言うスキルだ!便利だよな!
「はい!終わり♪」
ぽんっと手を合わせる。
「ありがとな〜それじゃ俺は昼になるまで自室待機しておくよ」
「念話で呼ぶからねー」
ひらひらと手を振る。
「ルルーただいま」
優しく微笑みながら言う。
「わーい♪おかえりなの〜!!」
相当嬉しいのだろう、尻尾を振って笑顔で出迎えて暮れた。これは撫でずにいられない
「んん〜...」
相変わらずのフワサラヘアーだ。ん?どんな表現だ!だと?そのまんまだ!フワフワでサラサラな髪なのだ!
「よし、お菓子でも食べるか!」
そう言ってルルを持ち上げ胡座をかいている隙間にルルを座らせる。
「お兄ちゃんの温もりを感じるのー!」
腕を掴み寄りかかってくる。いい匂いがする。
「おう、そうか!」
そしてルルはお菓子を食べ始める。俺は知恵の魂と喋る。
な〜...そう言えば名前とかってないのか?
『解:あくまでもスキルなので名前はありません。』
そうなのか...今までも感じていたんだが呼びづらくてね〜いい機会だし、名前を付けるか!
『マスターが言うのであらば。』
そうさせてもらうよ
そうだなー......知恵...智慧?ウリエル?ラファエル?ってイメージだけど実際は忍耐と節制ん〜?でもラファエルのが知識は豊富って聞いたことこもあるし...まぁいいや!共通してるのがエルだからルエ!これでいいかな?
『ルエ...ルエですね!』
あれ?なんか今まで機械音声的だったのになんか感情というか生きてる感じと言うか自然になったな...自我でも芽生えたか?
『スキルが進化しました。«知恵の魂»から«叡智ノ天使»になりました。』
『称号を獲得:«七つの美徳»』
『更に称号を獲得:«叡智の天使»』
HAHAHAHAHA......ダメだこりゃー(棒)
『マスター大丈夫ですか?』
うん大丈夫だよ?気にしないでね...
『わかりました!後マスターは神眼を開眼しましたよ!』
なんですか?それは...
『悪魔で開眼するのは魔眼、天使で開眼するのは神眼です!そしてマスターは神眼を開眼しました。』
あ、はい...もうどうにでもなってください
ちなみにどっち側の目?そして効果は?
『魔眼と同じく左目ですよ?その場合オレンジ色の目になるかと...そして効果ですが相手がスキルや技、魔法を使った場合その名称また、詳細や効果かを見ることができます』
さすが叡智の天使で開眼した神眼ですね。今は効果を無くしておくか...
「ちゃん......にいちゃん......お兄ちゃん!」
ルルが呼んでいた。クイクイと袖を引っ張っていた。
「うわ!ど、どうした?」
「さっきから呼んでたの!」
頬を膨らませて拗ねている。
「ご、ごめんな!考え事をしてたんだ!」
「ぶ〜......」
完全に怒っていた。
「本当にごめん!お詫びに今日ケーキを買ってくるから!な?」
途端に元気なったのか露骨に嬉しそうにしている。そうそう、俺もこの世界にケーキがあることに驚いたんだよな。
「わーい♪やったのー!」
はぁ......小悪魔だ...
《レン?出かけるわよー!》
《お、おう...今行くよ!》
《急いでね〜》
「ルル?今から出かけるからシルフィンさんと待っててくれる?」
ルルはシルフィンさんともなか良くなっていたから驚きだ。
「うん!待ってるのー!」
さて...行きますか
次回はお出かけ?
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コメント
ふらふら〜
似せる気はなかったんですがねぇ...でも、スキルの名前や内容が被ったり、話の内容が少し被っても全てを含めた上の総合的な内容は他の小説とは似ないようにしようと思うので、これからも私の小説を読んでくれるとありがたいです。
執行No.465
転生したらスライムだった件に似ているような…