魔法学園の最強最弱者
20話〜秘密〜
「はー終わったー」
ゴロンとサヤカは横になり倒れる。それに続き私も倒れる。限界まで動かした体は全く言うことを聞いてくれずそこから何もしたくなくなった。しかし、どうしても気になることがあるのでこうする訳にもいかない。
「ねぇ...チヅルちゃん。さっきデバイスで普通に攻撃できてたけどそんなに私達に殺意を持っていたの?」
疲労のせいか弱々しく今にもこの世から消えそうな声だったのが自分でもよく分かる。するとチヅルが口を開く
「まさかーそんな訳ないじゃないですか?偉大なる先輩にそんな事はできませんよ」
頭の中にハテナしか思い浮かばなかった。
少し誤魔化して質問から遠ざけようとするかと思ったら真っ向から全否定された。 
これじゃあ矛盾しかしてない。
「どういうこと?デバイスは強い殺意がなきゃ傷つけられないんじゃ...」
言いかけた途端それは遮られた。
「さぁ、特訓の続き始めますよ!サヤカさんも起きて!」
恐らく聞いて欲しくない質問なのかそれともただ本当に特訓の続きをしようとしたのかどちらにせよ今は聞くべきでは無いと悟った。後ろに目線を逸らすとサヤカはまだ寝ており「ふえー」と情けない声を出していた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夕飯を見た瞬間吐き気が胸の奥から沸き起こった。お皿に乗ってるのはキャベツ、そして真ん中には大きなトンカツが15切れ。
チヅルいわく運動した後はタンパク質を摂取することが一番なのだと自慢気に言っていた。となりのサヤカを見るとおいしそうにヒョイヒョイ口にトンカツを頬張る。
チラリと向かい側を見ると守が静かに夕食を食べてる。
「ねぇ?二人共きつくないの?」
「「全然」」
この二人はとても正気に見えない。
しかし決してトンカツが嫌いってわけではない、むしろ好きな方だ。ただ放課後2時間フルで運動したら誰だって食欲は無くなるはずだ、しかしこの二人は平気に食べている。
けど、強いていうなら守の表情がさっきから暗い気がする。特訓が終わった後廊下で会い声をかけたがなんだかどことなく暗い気がした。何があったのと聞いても何でも無いと下手な笑顔を見せるだけだ。
それからというもの夕食を食べ終えたのは二人が食べ終わってから30分後の事であった。本当に胃がおかしくなりかけてきた。
まずいこのままでは寮に戻る前に倒れてしまいそうだ。ヨロヨロとおぼつかない足取りで歩いてるとチヅルがいた。
「あ!ユイさんちゃんと食べましたか?」
笑顔で聞いてくるがどうしてもその笑顔が悪魔にしか見えない...
「ま...まぁ何とかね...」
「よかったです。ちゃんと食べてくれて!」
ユイはここである決断をする。
「これからの部屋で話したいことがあるんだけどいい?」
「もちろんですよユイさん!」
あの事をどうしても聞きたくなってしまった。
ゴロンとサヤカは横になり倒れる。それに続き私も倒れる。限界まで動かした体は全く言うことを聞いてくれずそこから何もしたくなくなった。しかし、どうしても気になることがあるのでこうする訳にもいかない。
「ねぇ...チヅルちゃん。さっきデバイスで普通に攻撃できてたけどそんなに私達に殺意を持っていたの?」
疲労のせいか弱々しく今にもこの世から消えそうな声だったのが自分でもよく分かる。するとチヅルが口を開く
「まさかーそんな訳ないじゃないですか?偉大なる先輩にそんな事はできませんよ」
頭の中にハテナしか思い浮かばなかった。
少し誤魔化して質問から遠ざけようとするかと思ったら真っ向から全否定された。 
これじゃあ矛盾しかしてない。
「どういうこと?デバイスは強い殺意がなきゃ傷つけられないんじゃ...」
言いかけた途端それは遮られた。
「さぁ、特訓の続き始めますよ!サヤカさんも起きて!」
恐らく聞いて欲しくない質問なのかそれともただ本当に特訓の続きをしようとしたのかどちらにせよ今は聞くべきでは無いと悟った。後ろに目線を逸らすとサヤカはまだ寝ており「ふえー」と情けない声を出していた。
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夕飯を見た瞬間吐き気が胸の奥から沸き起こった。お皿に乗ってるのはキャベツ、そして真ん中には大きなトンカツが15切れ。
チヅルいわく運動した後はタンパク質を摂取することが一番なのだと自慢気に言っていた。となりのサヤカを見るとおいしそうにヒョイヒョイ口にトンカツを頬張る。
チラリと向かい側を見ると守が静かに夕食を食べてる。
「ねぇ?二人共きつくないの?」
「「全然」」
この二人はとても正気に見えない。
しかし決してトンカツが嫌いってわけではない、むしろ好きな方だ。ただ放課後2時間フルで運動したら誰だって食欲は無くなるはずだ、しかしこの二人は平気に食べている。
けど、強いていうなら守の表情がさっきから暗い気がする。特訓が終わった後廊下で会い声をかけたがなんだかどことなく暗い気がした。何があったのと聞いても何でも無いと下手な笑顔を見せるだけだ。
それからというもの夕食を食べ終えたのは二人が食べ終わってから30分後の事であった。本当に胃がおかしくなりかけてきた。
まずいこのままでは寮に戻る前に倒れてしまいそうだ。ヨロヨロとおぼつかない足取りで歩いてるとチヅルがいた。
「あ!ユイさんちゃんと食べましたか?」
笑顔で聞いてくるがどうしてもその笑顔が悪魔にしか見えない...
「ま...まぁ何とかね...」
「よかったです。ちゃんと食べてくれて!」
ユイはここである決断をする。
「これからの部屋で話したいことがあるんだけどいい?」
「もちろんですよユイさん!」
あの事をどうしても聞きたくなってしまった。
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