異世界ガチャの中身はなんですか?

紅龍/せきりゅう

アリスの変わった一日

Bランク冒険者を倒した俺は依頼を見ていた
まぁ、なんで動ける唯一の精霊使いがBランクなのかと言うと、さっきのような新人潰しを繰り返して、ランク降格を何回も食らっていたようだ
冒険者ギルドも何回も迫害しようと国に申し立てたが、精霊使いは貴重な為、簡単に追放できないみたいだ
「それで、なんの依頼を受けるかだな…」
今の俺はAランクまでの依頼を受けれる
さっきのやつはBランクからCランクまで降格を受けて依頼はBランクまでだ。
俺はさっきの戦いの結果を受付の人が上の人ギルドマスターに報告して、部屋に呼び出された後、Bランクまで上げてもらえた。
そして、Aランク依頼を1個成功させれば、Aランクまで上げると言う約束もしている
「これでいいかな?」
見つけたのは[魔の森の調査:最近魔の森に住むモンスターが活発な様です。普通よりとても強くなっているので、調査をお願いしたいです。対象:Bランク以上]
「まぁまぁじゃないか?依頼としてはAランクボードにあるわけだし」
「そうだね!私の力があれば余裕でしょ!」
「……エフィは後一回しか精霊魔法使えないでしょ?」
「な、なんでそのことを…」
「まぁ、契約者の特権みたいなやつかな?火力が高いけど魔力が少ない。1日に数回しか使えない魔法をあの雑魚相手にぶつけるなんて勿体無いよ」
「くっ、反論の余地がない…」
「まぁ、俺が打てって言ったのが悪いのかな?」
「べ、別にクリスは悪くないわよ!私の魔力操作ミスだわ…」
「そっか、そう言ってくれると助かる」
こう言う会話を交わした後、依頼書を持って受付のところに向かう。勿論アリスさんのところだ
「依頼書でーす。」
「な、なんでまた来たの?」
「首謀者は◯ったんだし、大丈夫ですよね?」
「ま、まぁ、そうだけど」
「じゃあ、行ってきますね」
そう言ってギルドを出た


アリスside
今日もへんな冒険者に絡まれて1日を過ごしている
特にグレースって人が鬱陶しい
精霊使いがなんとかほざいているけど、眼中にない
本当は私だってちゃんとした恋愛がしたいのに
グレースの所為で!
好きな人を作ることすらできない!
こんなことを毎日考えながら仕事をしている
周りの冒険者もグレースの目の敵にされたくないから私の場所を遠ざけている
「すいません。登録したいんですが」
見た目はまだ幼い少年
グレースに『可愛がられ』たら可哀想だ
だから、冷たい態度をとることにした
これは、この少年のため
「あー、はいはい。ここに記入して」
これでなんとかなるだろう
ちなみに、私は人の心を読む能力がある。
この能力を昔、同僚に話したら気持ち悪がられて、遠くに行ってしまった
それ以来、人に話すことは無しにしてる
大体の人は私に下心ありで寄って来る
そのことを考えていると少年の心の声が飛んできた
(態度が悪いようだ)
君のためなんだから仕方ない
(見た目は美しいのに)
その言葉が流れてきた時、顔が少し熱くなる気がした
多分赤くなってる
「わかりました」
目の前の少年は字を書くのに真剣で見られてないと思う
「できました」
その紙をもらって目を見開く
『全魔法適正』
結局この子もそういう系か
これは絶対嘘だ
「どーも。……はぁ、嘘は書かないでよね」
「嘘とは?」
「魔法適正だよ。全適正なんてありえないんだから」
「まぁ、いいですよ別に。嘘と思ってもらえれば。死んだら自己責任なんですよね?」
この子はしっかりしてる。
自分の命の管理までも…
少し感心した
あの自信は嘘じゃない
名前はクリス君
「ーーこれで登録しとくね」
「ありがとうございます」
一件落着?
だけど1つ聞きたいことがあった
「それでさ、クリス君はどうして私のところに来たの?」
(質問する意図がわからない。答えるけど)
まぁ、そうなるよね
「空いてたからです」
まぁ、そう答えるよね
でも、ここは冷たく引き離す
新人相手に精霊使いは負ける
「ふーん。今度からは私に近づかないほうがいいよ」
「どうしてですか?」
「なんか知らないけど、冒険者たちに絡まれるから」
「そうなんですか。気をつけます」
少しも気をつけるという気がない
何故だろう、少しワクワクしてるように見える
「それで、クエスト受けたいんですけどいいですか?」
さっそくお仕事に向かうようだ
でも、それを許さない人が1人いた
「おいクソ坊主」
グレースだ
「なんですか?」
「なーーーーにアリス様と仲良く話してるんだよ」
なんでいつの間に様呼びなんだよ!
あ、少し取り乱しちゃった
「名前アリスなんですか?」
「え、あ、うん。」
クリス君にいきなり聞かれたからつい返事をしてしまった
「そうですか。よろしくお願いしますアリスさん」
距離感がちゃんとしてていいなー
こういう関係
「おいこら!アリス様をさん呼びだと?100年早いんだよ!」
誰がそんなこと決めたんだよ!
あ…まただ。つい。
「なんですか?文句ですか?」
「あーー、頭にくる餓鬼だな。ちょっと訓練場こいや。俺が冒険者の極意を徹底的に体に叩き込んでやるよ」
あぁぁぁぁ
クリス君がいじめられちゃう
どうしよう…私のせいだ
周りの冒険者も騒いでる
その中に精霊使いという単語が入っていたらしい
「グレースさんですか?精霊使えるんですか?」
「おぉ!びびったか!」
そりゃ、ビビるよね。
世界に5人しかいない中の1人なんだもん
「奇遇ですね。僕も精霊使いなんですよ」
びっくりした。
でも、グレースのは中級
見えるだけでもすごいのだ
でも多分、彼のは初級、もしくは微級
「楽しめそうじゃねーか」
グレースの黒い笑みが発動する


おかしい
グレースが地に伏せてる
その前に立つのは、クリス君と1人の幼女
幼女がいるということは大人になってない精霊
『上級』
そのことをすぐに上に報告しに行く
勿論、精霊のことは伏せて
彼を、いえ、クリス君を戦争に行かすことはできない
クリス君は呼び出されて、Bクラスのカードをもらっていた
そして、Aクラスのクエストを1つクリアすれば、ランクが上がることも伝えられていた
その後、グレースのランクが降格したことは言うまでもない
彼はAランククエストに向かったのだった


本日はアリスsideを加えてみました
ほんとはクエストに向かわせる予定だったんですけど…
これからも応援よろしくお願いします

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