右目を無くした少年の恋のお話

Akisan

家にて

──ドアが開いた

「あ、咲宮君!」
重そうなドアを支えながら笑顔を浮かべている

「どうした京極顔怖いぞ」
「いずれ貴様は始末してやる」
「何言ってんだ?」

「ホントに来てくれた!あ、上がって上がって」
そう言ってこっちを手招きしている

「失礼する」
「何様だよお前は」


外見では気付かなかったがかなり大きい家だった

「はい、紅茶ですよ~」
お盆にカップを3つ器用に載せて運んでくる
紅茶特有の匂いが辺りに広がる

「これ、頼まれたノート」
バックから取りだし手渡す

「ありがと!すぐ写しちゃうから
お茶のんでのんびり待ってて」

そう言われ辺りを見回す

内装は白を基調とした洋風の部屋
大きな窓から太陽の光が差し込み
部屋を自然の光で満たす

壁には大きなテレビが掛かっており
再放送の刑事ドラマをやっている

「落ち着けよ京極何ソワソワしてんだよ」
「だって、緊張しね!?女子の家だぞ!?」
「いや?別に」
「マジかよお前」

何て話をしている内に

「終わったー!ありがとう!」
ノートを写し終えたようだ

「帰るか」
「少し喋って行かなくて良いのか!?」
「長居しても迷惑だろ」
「クッ…それもそうか」
そう言って荷物をもって立ち上がり

「「お邪魔しました」」
二人でそう言って部屋を出て歩く

「ありがとう!今度お礼するね」
「お構い無く、大したことしてないし」
「そう言わずに~」

と、話ながら家の門を出る

「じゃあ、また学校でな」
京極が手を振りながら言うと

「おう!明日は行くから!」
と、返し手を振っている

そして歩き角を曲がった所で

「見た!?手を振ってくれたぞ!」
「騒々しいなお前は」
ため息混じりに言う


日が傾き世界を真っ赤に染めていた



ここまで読んでくださりありがとうございます

しばらく休んで自分の進めたい方向が決まったので
また、更新を再開していきたいと思います

待たせてしまってすいません
待っていて下さった読者様ありがとうございます

これからも応援よろしくお願いします!

Akiでした!

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コメント

  • 西東 北南(さいとう ぼくなん)

    頑張ってください!

    5
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