僕と彼女の物語
報酬そして当日
その後僕はゆいちゃんとともに近くのデパートに向かった。
いろいろとゆいちゃんにアドバイスを受けながらちなちゃんへのプレゼントを選んでいく。
そんなにどら焼きが食べたいのかゆいちゃんはちゃんと協力してくれた。
「今日はありがとねおかげでいいプレゼントが見つかったよ」
僕はゆいちゃんに礼を言う。
「そんなことどうでもいいんで、早くどら焼きをいただきたいんですけど」
「あっ、そうだね、じゃあうち来る?」
「うーん、じゃあ、行きます」
僕はゆいちゃんとともに家に向かう。
家に着いて家の中から例のどら焼きを持ってきてゆいちゃんに渡した。
「わーありがとうございます」
ゆいちゃんは袋の中に入っている数個のどら焼きを見てすごく嬉しそうな顔をしていた。
「じゃあ、私はこれで失礼しますね」
ゆいちゃんはそういい立ち去っていく。
「気をつけて帰るんだよ」
「わかってますよ!」
一応ゆいちゃんが見えなくなるまで外で見送っていた。
僕が見ているのに気づいていないからかゆいちゃんは袋からどら焼きを1つ取り出して口にほうばる。
歩きぐいはやめましょう。
心の中でゆいちゃんに注意をして僕は家の中に入る。
それから3日後
僕は部活が終わった後、すぐにちなちゃんと待ち合わせている駅に向かった。
いよいよこのプレゼントを渡す時が……あれ?
プレゼント家に忘れた?
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