僕と彼女の物語

りゅう

返事







「でかっ」

ふうかの家を見て僕とはるかは驚く。

「あれ?知らなかったっけ?ふうかちゃんかなりお金持ちの家のお嬢様なんだよ」

「「嘘」」

僕とはるかが同時に言う。ふうかは結構やんちゃで雑なところがあり、とてもお嬢様とは思えない。

「とりあえずふうかちゃんを呼ぼうか…」

ゆずがそう言いインターホンを押す。
ゆずがインターホン越しに家の人と話し、しばらくすると家の扉が開いた。

「ふうか様のお友達の方ですね。ふうか様は部屋でお待ちですのでどうぞ中へ」

「「執事さん!?」」

家の中から現れた執事さんを見て僕とはるかは驚く。
執事さんに案内され、僕達はふうかの部屋の前に来た。

「ふうかちゃん、ゆずだけど入っていい?」

「ゆず?急にどうしたの?」

ふうかがそう言いながら部屋の扉を開けた。

僕とふうかの目が合う。

「しゅう君!?なんでここに!?」

ふうかが慌てて部屋の扉を閉めようとする。

「ふうかちゃん閉めちゃダメ」

ゆずがそう言い部屋の扉を閉めようとしていたふうかを止める。

「ちゃんとしゅう君と話して」

ゆずはそう言いふうかを僕の目の前に連れてくる。

「久しぶりね…」

「あっうん、久しぶり」

「で、今日は何しに来たの?」

ふうかが僕に尋ねる。ぶっちゃけ僕はまだ何を言えばいいのかまとまっていなかった。

「この前はごめん」

とりあえず謝った。謝ったがふうかは顔を険しくしていた。

「ごめんって何?何について謝ってるの?私に返事をしなかったこと?彼女がいるのを隠してたこと?ねえ、何について謝ってるの?」

 ふうかが僕に問い詰める。

「全部かな、ふうかの告白に返事をしなかったこともだし、彼女がいるのを隠してたこともだし、あれからずっとふうかに何も言わなかったことも」

「そう、まあ、許してあげてもいいわ、ただし、ちゃんと私の告白の返事をして」

ふうかが僕に言う。まあ、それが筋だろう。

「僕には彼女がいるんだ、ごめん、ふうかはいい子だし、可愛いとも思うけどごめん、ふうかとは付き合えない」

「わかった…じゃあ、とりあえずは友達でいいわ、まだしゅう君のことは諦めないけどね」

ふうかが笑って言う。とりあえず筋は通せたかな…











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