僕と彼女の物語
三角
「あれ?しゅう君の友達?」
ちなちゃんがふうかを見て僕に尋ねる。
「あっ、うん。同じ部活の友達だよ」
僕は戸惑いながら答える。
「そうなんだ、しゅう君がいつもお世話になってます。」
ちなちゃんがふうかにそう言い礼をする。
「あっいえ、こちらこそいつもしゅう君にお世話になってます」
ふうかが慌てて答える。
「しゅう君彼女いたんだね…」
ふうかが呟く。
「まあね…」
「邪魔しちゃ悪いからもう行くね、また部活で会おうね」
「うん…気使わせてごめん…」
「気にしてないよ…」
ふうかはそう言い残しその場を後にした。
その後、僕はちなちゃんとのデート中なのにふうかのことが気になっていた。
「明日ちゃんと話さないとな…」
「話すって何を?」
「あっ、いや、なんでもないよ」
ちなちゃんは不思議そうにしていたがそれ以上は尋ねてこなかった。
その後のちなちゃんとのやりとりはあまり覚えてない…
翌日
ふうかは部活に来なかった。
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