僕と彼女の物語

りゅう

プロローグ






3月1日




僕は中学校を卒業した。

僕には好きな人がいた。
毎日学校でその子と話すのが好きだった。
その子とは違う高校に進むことになりそうだった。

その子は推薦で私立高校に進むことが決まっていたが僕は公立を受験する。


卒業式当日、卒業式が終わった後、クラスのみんなで打ち上げに行くことになっていた。

僕は待ち合わせ場所に行きみんなが来るのを待っていた。

僕が一番最初に着いていたようだ。

「まあ、一時間も前に来ても誰もいないよな…」

そう呟きながらみんなを待つ。
数分後…

「あれーしゅう君来るの早いね」

僕が振り向くとそこには僕の好きだった子がいた。

「ちなみさんも早いね」

「まあね…」

それから少しだけ話をした。
僕は何度か告白しようとしたがそんな度胸僕にはなかった。

しばらくして少しずつクラスメイトが集まってきた。

打ち上げの時間はあっと言う間に終わった。

その後みんなとわかれ、家に帰る。

次の日、僕は塾に行った。

「あっ、しゅう君だ。昨日は楽しかったね」

僕が扉を開け塾に入るとちなみさんがいた。
ちなみさんも同じ塾に通っていたが、彼女は推薦で高校に合格していたのでもう塾には来ないと思っていた。

「うん、楽しかったね。今日はどうしたの?」

「先生に卒業しました!って報告に来たの」

「そっか」

僕は下駄箱に靴を入れて教室に向かおうとする。

「ねえ、しゅう君」

僕が教室に向かおうしたらちなみさんが僕を呼び止めた。

「何?」

「良かったら、これに一言書いて」

そう言いながらちなみさんは卒業アルバムの最後のページを開き僕に渡した。

そこにはたくさんの人からのコメントが書かれていた。
僕はコメントを書いて卒業アルバムをちなみさんに返す。

「ありがとう、嬉しい」

ちなみさんは嬉しそうに卒業アルバムを受け取った。

「じゃあ、僕は行くね」

授業が始まる時間だったので僕は教室に向かった。



それからしばらくの時が経ち3月14日に僕は入試を終えた。

入試が終わった日に僕は親とスマホを買いに行った。
初めて自分のスマホを手にしてすごく嬉しかった。

数日後

僕は合格発表を見に行っていた。
僕は無事、第一志望の高校に合格していた。

その後僕は塾にむかい先生に合格したと伝える。

「そっか、良かったな合格できて」

「はい」

「じゃあ、今からちなみさんの家に行って来い」

「は?」

僕は突然の言葉に驚いた。

「伊藤!石田!そいつ連れて来い」

「「了解」」

僕と一緒に合格したと報告に来ていた友達2人が僕の腕を掴み無理矢理靴を履かせ僕を連れて行く。

ちなみさんの家は塾の目の前にあった。

塾の先生がちなみさんの家のインターホンを押し、伊藤と石田と共にその場から去る。

僕も慌てて逃げようとした。

「ちょいちょい4人でピンポンダッシュしに来たんじゃないぞ」

塾の先生が僕を止める。

「はい?」

インターホンからちなみさんの声が聞こえる。

「ほれ、はやく用件を伝えな」

塾の先生が小声で言い去って行く。

「あの、ちなみさん」

「え?しゅう君?急にどうしたの」

ちなみさんが少し慌てたような声を出す。

「あの、外に来てくれない?」

「うん…少し待ってて、準備してくるから」

数分後、ちなみさんが家の扉を開けて出てくる。

それから数分間お互い何も話さずに立っていた。

塾の目の前にいる野次馬3人組が何か言いたそうにしているがそんなのを気にしている余裕はなかった。

「あの…ちなみさん」

「はい?」

「僕、ちなみさんのことが好きなんです。良かったら付き合ってもらえますんか?」

「え?」

その後数秒間が空く。

「嫌だった?」

僕が恐る恐る尋ねる。

「違うよ、嬉しいのなんて言ったらいいかわからないくらい嬉しいの」

「じゃあ…」

「私からもお願いします。付き合ってください」

「是非…」

こうして僕達は付き合うことになった。








「僕と彼女の物語」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く