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Each other's backs

有賀尋

Proof of the existence

君と組んで、何回季節が回っただろう。
何度大きな任務をこなしてきただろう。
俺はいつも君に振り回されてばかりで、その度に喧嘩して、ぶつかり合って来ただろう。
初めのうちはあんなにいがみ合ったりしていたのに。
今は俺の隣は君じゃなきゃ嫌だなんて思ってる。
俺の命が散る最期の時まで、君の隣にいたい。


初めのうちは頑なに拒否していたあの頃。
俺もまだまだ青くて、無駄にプライドが高くて、ただのシステムだなんて思っていた。
失って初めて気がついた。「失っちゃいけないものだった」と。不器用なのは自分でも分かっている。だからこそ。お前を大切にしたい。お前といる時間を大切にしたい。
背中を合わせて戦える時間、抱きしめあえる時間、手を繋いで歩ける時間全てが愛おしい。


あの時助けてくれたのはお前だった。
お互いに相手を作らないくせに、いつも任務の度に指名してくる。そんな俺達も今じゃ夫婦になって、いっちょ前に子育てまでして。息子しかいないけど、それでも可愛い子ども達である事には変わりなくて。「あなたも変わったわね」なんて言われるくらい、俺はお前と子ども達と一緒に過ごしてきて変わっていった。
家族で過ごす時間が、お前や息子達と過ごす時間が、息子を抱く時間が、全てが特別な時間。


俺を支えてくれるお互いの存在が、今の俺を強くする。
お前が俺の「帰る意味」になる。
「存在していていい」意味になる。

お前と一緒に過ごすために、背中を合わせて戦うために、自分達の理想を叶えるために。

帰ろう。あの場所へ。

愛しい君の

愛しいお前の

愛する家族の元へ。

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