Lv.1なのにLv.MAXよりステ値が高いのはなんでですか? 〜転移特典のスキルがどれも神引き過ぎた件〜
話の脱線は当たり前なのですか?
「で、結局どうやってエルピスをそのロキからひっぺがせばいいわけ?」
なかなか本題に入ってくれないからこちらから仕方なくズバッと切り入ることにした。
ずっとぺちゃくちゃ同じ話してたらその間に地球滅ぶわバカタレ。
何とか地下からの進行と地上からの進行が出来ないように色々と家のことを完全防備にしてきたのに地球が滅んだら意味ないでしょ、俺は嫁たちが一番大事なんだ、そこ分かる?
「最初に言っただろう、我らの希望と。貴様の欲がロキの欲よりも強大であれば、自然とエルピスは貴様の方によってくる。現に貴様の体にはエルピスの残滓が眠っているそうだぞ」
「アイツぁ、昔から欲深い人間にとりつく習性があるからな。まぁそんなもんだろぅなぁ。坊主は強欲の素質があるな」
「何度でも甦る強欲も世の中に入るのですから、人類は皆強欲でしょう」
「そうですね、ミネルヴァ殿」
バルトラ陣営が話を停滞させている気がするのは置いておいて、とりあえず今はそのロキの居場所を見つけてエルピスを俺が奪取すればこの現状は抑えられる、ということが分かっただけ僥倖としておこう。
この会話の流れでよくそこまで漕ぎ着け
たな、ちゃんと誘導できた俺凄い。
「とにかく俺がロキのことを見つけてとっ捕まえてエルピスゲットすればいいわけな、分かったからロキの場所の目星とかそっちでついてないわけ?」
「一応の目星はある。が、ロキは自ずと出てくるだろう。ロキにとって因縁深いという相手がいま、率先してロキを炙り出しに行ってくれている。元の体ではないらしいからあまり力は強く発揮できないらしいがな」
「え、それってそいつに倒させればいいんじゃ?」
「だから言っただろう、彼は本来のポテンシャルを発揮することが出来ないと」
要するに今倒せるのがお前しかいない、代役にお前うってつけやで、とっととやってこいやってことか。
うげぇ、うざすぎて吐きそう。
「ご主人、しっかり気を張りなさいな。あなたがここをどうにかしないと、あなたの大切な嫁たちが粉々に砕けてなくなるわよ」
「いよっしゃぁ、俺頑張るわ!」
『チョロい』
いやいや、俺はちょろくないぞお前ら、嫁にだけ優しいんだ、だからみんなこっち見るなよおい。
「よ! よおし、じゃあ準備とか言うのができるまでちょっと外の空気吸ってくるわ!?」
さすがにこの変な空気になった場所にい続けられるほどの陽キャじゃあないんでね、陰キャは撤退させていただきます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あんなふうに言ってたけど、結局自分しかできないことが分かってるからどんな状況でもやりきるわよ、ご主人は」
「はっは〜ッ! そいつァとんだ強欲だなぁ! まさか自分しかできないだなんてぇ状況、そりゃあ欲に溺れるよなぁ、俺が1番つええんだってよぅ」
「いッやタコのおッさん、そいつァちげェぞ」
エイジが自分の強さに溺れたがゆえの強欲なのだろうと語るクトゥルフに対して、カスカはにやにやした顔で話し始める。
「おぅ? なんだッてんだ、黒山羊の坊主。内容次第ではテメェ、本家のところに送り込んでやってもいいんだぜ? まぁもう自身を崇拝してた民族を守るために死んじまったみたいだがよぅ……」
「おッさん、あいつはよォ、最初から自分の家に帰るためだけに戦ッてんだ。そして今、自分でしか出来ないから、自分がなんとかしなくちャいけないッてェ恐怖と義務感の中にいんだよォ。あいつは自分が無力だとは思ッてないけど、強い人間だとも思ッて来なかッたんだろうな。だからあいつは殊更戦いに関してはよくだなんてものを考えるよりも戦うことに必死になッてるだろうさ。あいつの欲は自分のフィギュアにしか向いてねェ」
そうカスカが言い切ると、クトゥルフはケタケタと笑いながらパチパチと手を叩く。
「こいつァ傑作だなァ、なァ、エルピス! こいつァそこのねぇ沼だぜおぅ! 恐怖と義務で曲がった人間の感性ってのはァよぅ、時としていい結果も悪い結果ももたらすんだぜぇ? そんなやつに希望がついたら、今度こそお前はゆっくり休めるんじゃあねぇのかぃ?」
この場にいるはずのない希望に語りかけるクトゥルフに驚きつつも、一同は小鳥遊優が戻ってくるまで周辺地域の安全維持を確保することに千年をすることに決まった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「ようロキ。お前【憤怒】だったくせして中身は強欲だったのなァ! そりゃあハスターも死ぬよなぁ」
「……貴様は誰だ」
「あー、ダメかこれ、完全に取り込まれてるやつだ」
城の魔王、小鳥遊優は、即時に韋駄天を呼び出してある人物を1人連れてこさせる。
1秒と経たずにその場にさっそうと現れたのは、紅い眼をした黒髪の女性。
「何よこいつ、完全に飲まれてるじゃない」
「だろ? 安里さん1発お願いしますよー、なんちってー」
「……ケリは私がつける気でいたからいいわ。こいつの中身と本体を分離すればいいのよね?」
「あぁ、それでいいよ。てかこっち戻ってきてから口調がちゃんと女の子だね、面白いこともあるもんだ」
「変なこと言ってる暇があったら手を動かしなさい。行くわよ、顕現なさい、アザトース」
彼女の体から現れたのはなんとも形容しがたい巨大な闇。これがその神性のほんの一部だというのだから本物はどれほどまでに強力であったのだろうかと畏敬の念を抱かずにはいられない。
「今楽にしてあげるからね……」
彼女がそう告げた後、夜よりも深く濃い闇がロキの体を覆い尽くした。
なかなか本題に入ってくれないからこちらから仕方なくズバッと切り入ることにした。
ずっとぺちゃくちゃ同じ話してたらその間に地球滅ぶわバカタレ。
何とか地下からの進行と地上からの進行が出来ないように色々と家のことを完全防備にしてきたのに地球が滅んだら意味ないでしょ、俺は嫁たちが一番大事なんだ、そこ分かる?
「最初に言っただろう、我らの希望と。貴様の欲がロキの欲よりも強大であれば、自然とエルピスは貴様の方によってくる。現に貴様の体にはエルピスの残滓が眠っているそうだぞ」
「アイツぁ、昔から欲深い人間にとりつく習性があるからな。まぁそんなもんだろぅなぁ。坊主は強欲の素質があるな」
「何度でも甦る強欲も世の中に入るのですから、人類は皆強欲でしょう」
「そうですね、ミネルヴァ殿」
バルトラ陣営が話を停滞させている気がするのは置いておいて、とりあえず今はそのロキの居場所を見つけてエルピスを俺が奪取すればこの現状は抑えられる、ということが分かっただけ僥倖としておこう。
この会話の流れでよくそこまで漕ぎ着け
たな、ちゃんと誘導できた俺凄い。
「とにかく俺がロキのことを見つけてとっ捕まえてエルピスゲットすればいいわけな、分かったからロキの場所の目星とかそっちでついてないわけ?」
「一応の目星はある。が、ロキは自ずと出てくるだろう。ロキにとって因縁深いという相手がいま、率先してロキを炙り出しに行ってくれている。元の体ではないらしいからあまり力は強く発揮できないらしいがな」
「え、それってそいつに倒させればいいんじゃ?」
「だから言っただろう、彼は本来のポテンシャルを発揮することが出来ないと」
要するに今倒せるのがお前しかいない、代役にお前うってつけやで、とっととやってこいやってことか。
うげぇ、うざすぎて吐きそう。
「ご主人、しっかり気を張りなさいな。あなたがここをどうにかしないと、あなたの大切な嫁たちが粉々に砕けてなくなるわよ」
「いよっしゃぁ、俺頑張るわ!」
『チョロい』
いやいや、俺はちょろくないぞお前ら、嫁にだけ優しいんだ、だからみんなこっち見るなよおい。
「よ! よおし、じゃあ準備とか言うのができるまでちょっと外の空気吸ってくるわ!?」
さすがにこの変な空気になった場所にい続けられるほどの陽キャじゃあないんでね、陰キャは撤退させていただきます!
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「あんなふうに言ってたけど、結局自分しかできないことが分かってるからどんな状況でもやりきるわよ、ご主人は」
「はっは〜ッ! そいつァとんだ強欲だなぁ! まさか自分しかできないだなんてぇ状況、そりゃあ欲に溺れるよなぁ、俺が1番つええんだってよぅ」
「いッやタコのおッさん、そいつァちげェぞ」
エイジが自分の強さに溺れたがゆえの強欲なのだろうと語るクトゥルフに対して、カスカはにやにやした顔で話し始める。
「おぅ? なんだッてんだ、黒山羊の坊主。内容次第ではテメェ、本家のところに送り込んでやってもいいんだぜ? まぁもう自身を崇拝してた民族を守るために死んじまったみたいだがよぅ……」
「おッさん、あいつはよォ、最初から自分の家に帰るためだけに戦ッてんだ。そして今、自分でしか出来ないから、自分がなんとかしなくちャいけないッてェ恐怖と義務感の中にいんだよォ。あいつは自分が無力だとは思ッてないけど、強い人間だとも思ッて来なかッたんだろうな。だからあいつは殊更戦いに関してはよくだなんてものを考えるよりも戦うことに必死になッてるだろうさ。あいつの欲は自分のフィギュアにしか向いてねェ」
そうカスカが言い切ると、クトゥルフはケタケタと笑いながらパチパチと手を叩く。
「こいつァ傑作だなァ、なァ、エルピス! こいつァそこのねぇ沼だぜおぅ! 恐怖と義務で曲がった人間の感性ってのはァよぅ、時としていい結果も悪い結果ももたらすんだぜぇ? そんなやつに希望がついたら、今度こそお前はゆっくり休めるんじゃあねぇのかぃ?」
この場にいるはずのない希望に語りかけるクトゥルフに驚きつつも、一同は小鳥遊優が戻ってくるまで周辺地域の安全維持を確保することに千年をすることに決まった。
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「ようロキ。お前【憤怒】だったくせして中身は強欲だったのなァ! そりゃあハスターも死ぬよなぁ」
「……貴様は誰だ」
「あー、ダメかこれ、完全に取り込まれてるやつだ」
城の魔王、小鳥遊優は、即時に韋駄天を呼び出してある人物を1人連れてこさせる。
1秒と経たずにその場にさっそうと現れたのは、紅い眼をした黒髪の女性。
「何よこいつ、完全に飲まれてるじゃない」
「だろ? 安里さん1発お願いしますよー、なんちってー」
「……ケリは私がつける気でいたからいいわ。こいつの中身と本体を分離すればいいのよね?」
「あぁ、それでいいよ。てかこっち戻ってきてから口調がちゃんと女の子だね、面白いこともあるもんだ」
「変なこと言ってる暇があったら手を動かしなさい。行くわよ、顕現なさい、アザトース」
彼女の体から現れたのはなんとも形容しがたい巨大な闇。これがその神性のほんの一部だというのだから本物はどれほどまでに強力であったのだろうかと畏敬の念を抱かずにはいられない。
「今楽にしてあげるからね……」
彼女がそう告げた後、夜よりも深く濃い闇がロキの体を覆い尽くした。
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