Lv.1なのにLv.MAXよりステ値が高いのはなんでですか? 〜転移特典のスキルがどれも神引き過ぎた件〜
《幕間》輝く5連の世界より
「はぁ、私一人に5つも世界を任せるって……いくら世界同士の関連性があるとは言っても、ほかの人たちに世界ひとつずつ渡しといて私はお古をあと四つ追加って、ちょっと酷すぎ……」
「まぁ、仕方ないことだよ。神をも超える私の素晴らしい才能がこの5つの世界に影響を与えてしまったのだからな!」
「成爲(ナルタリ)、調子に乗ってると消すわよ……」
「待ってください、イラリア様! 落ち着いて下さい! 成爲さんを消されちゃうと私たち死んじゃいますし、何よりほかの世界に行っちゃった雪花ちゃんが……」
一面が白く包まれた空間で、壮年の男性と20代くらいの女性、そして10代くらいの女子2人が思案顔で話をしている。
「それにしても地球神のやつ、やりすぎだと思うのだけど……イリアちゃんのところに一切の連絡を回させないようにした上で私たちの人員派遣を邪魔するって……まだ完全な動機があるわけじゃないからこちらから手出しすると私がやられちゃうしで、多分みんな手が出せないのよね……」
「まぁ仕方ないだろうな。こちらは光明の魂と雪花の双方が人ではないからやつの罠にはかからなかったが、それができたのは私の天才的な才能があったからだ。ほかの世界では不可能だろう」
「相変わらず傲慢ね……」
「誰も褒めてくれないのでねぇ。今日は久しぶりにお呼ばれしたから、私のこの素晴らしい才能をを褒め称えるための宴でも開いてくれるのかと思ったよ!」
ハッハッハと声高らかに成爲が笑う中、呆れ顔のイラリア。
「馬鹿は休み休みにしなさい……とりあえず光明さんがエスメラルダを取り返すまで待つしかないわね……」
ネオンワールド。5つの世界が1列に連なったような世界の呼称であり、成爲が作った意識を持った武器たちが各世界に存在している。
ファンタジーのようにモンスター達がはびこる世界。
銃で戦うことを基本とした地球の近未来的な世界。
超能力の強さによって人生のすべてが管理される世界。
人類が他生物と交わって進化していく世界。
圧倒的身体能力を得る代わりに恐ろしく短命になる世界。
そんな5つの世界が、かつてファンタジー世界の悪王、メイガンによって滅ぼされようとしていた時があった。
人類が発展が一定値に達していない世界では、神は自分の世界の人類に直接関わることが出来ないという不変の決まりの抜け目である、異文化を持つ他世界の人間を無理やり召喚して、彼らに悪王メイガンを倒してもらった功績でイラリアは5連の世界の神の中でも抜きん出た存在になった。
しかし同時に成爲という世界を滅ぼすことも救うことも出来る強大な転移者を抱えてしまったことから、5連の世界以外の世界に影響を与えさせないために、半ば無理矢理にこの世界に縛るように押し留められてしまったのだ。
つまり、自身の世界含む5つの世界の不祥事を全て1人で処理しなくては行けなくなったのである。
「あの2人、前みたいにうまくやってくれるといいんだけど……何にしても、あれが本当に地球神のやった事なのかっていうのをこちらからも調べないとね。また悪神と鬼神に殺されるのだけは本当に勘弁よ……」
かつて世界を救った地球人と刀の2人組に思いを馳せ、イラリアは手元に残った別の仕事を始めるのだった。
「まぁ、仕方ないことだよ。神をも超える私の素晴らしい才能がこの5つの世界に影響を与えてしまったのだからな!」
「成爲(ナルタリ)、調子に乗ってると消すわよ……」
「待ってください、イラリア様! 落ち着いて下さい! 成爲さんを消されちゃうと私たち死んじゃいますし、何よりほかの世界に行っちゃった雪花ちゃんが……」
一面が白く包まれた空間で、壮年の男性と20代くらいの女性、そして10代くらいの女子2人が思案顔で話をしている。
「それにしても地球神のやつ、やりすぎだと思うのだけど……イリアちゃんのところに一切の連絡を回させないようにした上で私たちの人員派遣を邪魔するって……まだ完全な動機があるわけじゃないからこちらから手出しすると私がやられちゃうしで、多分みんな手が出せないのよね……」
「まぁ仕方ないだろうな。こちらは光明の魂と雪花の双方が人ではないからやつの罠にはかからなかったが、それができたのは私の天才的な才能があったからだ。ほかの世界では不可能だろう」
「相変わらず傲慢ね……」
「誰も褒めてくれないのでねぇ。今日は久しぶりにお呼ばれしたから、私のこの素晴らしい才能をを褒め称えるための宴でも開いてくれるのかと思ったよ!」
ハッハッハと声高らかに成爲が笑う中、呆れ顔のイラリア。
「馬鹿は休み休みにしなさい……とりあえず光明さんがエスメラルダを取り返すまで待つしかないわね……」
ネオンワールド。5つの世界が1列に連なったような世界の呼称であり、成爲が作った意識を持った武器たちが各世界に存在している。
ファンタジーのようにモンスター達がはびこる世界。
銃で戦うことを基本とした地球の近未来的な世界。
超能力の強さによって人生のすべてが管理される世界。
人類が他生物と交わって進化していく世界。
圧倒的身体能力を得る代わりに恐ろしく短命になる世界。
そんな5つの世界が、かつてファンタジー世界の悪王、メイガンによって滅ぼされようとしていた時があった。
人類が発展が一定値に達していない世界では、神は自分の世界の人類に直接関わることが出来ないという不変の決まりの抜け目である、異文化を持つ他世界の人間を無理やり召喚して、彼らに悪王メイガンを倒してもらった功績でイラリアは5連の世界の神の中でも抜きん出た存在になった。
しかし同時に成爲という世界を滅ぼすことも救うことも出来る強大な転移者を抱えてしまったことから、5連の世界以外の世界に影響を与えさせないために、半ば無理矢理にこの世界に縛るように押し留められてしまったのだ。
つまり、自身の世界含む5つの世界の不祥事を全て1人で処理しなくては行けなくなったのである。
「あの2人、前みたいにうまくやってくれるといいんだけど……何にしても、あれが本当に地球神のやった事なのかっていうのをこちらからも調べないとね。また悪神と鬼神に殺されるのだけは本当に勘弁よ……」
かつて世界を救った地球人と刀の2人組に思いを馳せ、イラリアは手元に残った別の仕事を始めるのだった。
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