幻想旅路記〜世界を旅する旅人とヒーローになりたい少年の出会い〜

ノベルバユーザー189431

連れ回し

「面白かった〜〜!!」
「そうか、良かったな。・・・っで大丈夫ですかね?アレ」
「ほっときゃ戻ると思うが?」
「いや、まぁーーー・・・うん。」
視線の先には縮こまって震えてるピンクの子鹿、もとい緑髪の少女の姉がいた。最初は恐怖、今は羞恥心っと言ったところか、
「っであんた何者だい?」
「まぁ簡単に言うと旅人。適当にフラフラっとあらゆる所を回ってる者だ、今回はそこの子にここに案内してもらったんだよ。あんな所通るとは思わなかったけど。」
「さっきのは・・・能力かい?」
「さぁ?どうだろう。」
「掴みどころのない奴だねぇ。」
「それじゃぁ巡りに感謝して、見かけたら声でもかけてくれ。」
「もう行くのかい?」
「あんた等は、記憶をイジられて喜ぶ輩じゃないだろ?」
「・・・・怖いことを言うね。」
「じゃぁな。君も姉をいじるのは程々にな。」
「ねぇねぇお姉ちゃん。どうだった?どうだった?!」
「聞いてないし」
そのままその場を離れた。





・・・・が、
「何で居るの?君は、」
「君じゃないもん。古明地 こいしだもん。」
妹のほうがついてきた。
「はいはい、古明地さんは何で付いてきてるの?。」
「・・・・・・何でだろう?」
「・・・・・・」
「多分無意識についてきちゃったんだよ!!。」
「ハァ、まぁ良いか。ってアレ?」
「おじさーんお団子4つ!!」
「あいよ!!」
「あ、いたいた。」
「はい!お兄さんの分!!」
そう言われ一本貰う。
「・・・美味そうだな。・・・・期待通り。」
「でほぉ?」
「はいはい食べてから喋る。」
「兄さん。」
「ん?何だ?あ、美味かった。」
「おう、店にだしてるからな。まぁそれは置いといて20銭だ。」
「え?」
「20銭。その団子の値だ。」
「あんた、払ってなかったのか。」
「ん〜〜〜?」
「・・・はぁすまない持ち合わせが無いんだ。・・・よっと。だからこれを代わりにしていいか?。」
何もない空間から突如、金塊が現れる。
「多すぎるわ!!」
「そうか?なら次この店に来たときまけてくれ。」
「わわ、分かった。」
「うまかったぞ〜。・・・・・・今度はどこ行った。」
「〜〜♪」
「え?ちょ落ちる!!」
見つけると堀のフチから川に落ちようとしているこいしが見えた。
「フギュ!!」
「あ、あぶね〜・・・おい、気おつけ・・・どこ行ったし。」
この後数時間連れ回された。

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