話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

どうも、ゲームの中の人です。

夏桜 羅緒

〘 1 〙僕の物語が始まる

ここはゲームの世界。

この世界に生まれる人の意志は、ゲームをする人  通称《ゲ主》と同じ。

ゲームの世界では記憶はなくなるが、死んでも生き返れる。ゲ主に飽きられてゲームを消されたら、それまでだ。そっから先は進めないし、そのゲームにずっといるだけ。あまりにもゲームしないと劣化するのは、そのゲームに住んでいたモノたちが他のゲームの世界に移されるからだ。
性別も変わったりする。生まれた時は男でも、ゲームに配属されたら女になったとか。生まれた時は人の姿だから、生物自体が変わるのはよくある事。

正直言って、ゲ主とかダサい。生まれた瞬間に思った。もう少しほかの名前はなかったのか、疑問だ。

生まれてすぐに僕はある選択を迫られた。
[1]バトル系
[2]日常系
[3]異世界系
「異世界」  即答。
バトルは雑魚キャラで生まれたら即死、日常ってゲ主に飽きられやすい。つまり即死が多いということ。
異世界は飽きられにくいし、死ぬ事も少ない。1つ問題があるとしたら、異世界の恋愛シュミレーションゲームに配属される可能性があるという事。
僕は男だから、女のヒロインとかになるのはゴメンだ。まぁ、なったとしてもここでの記憶はなくなるから変な気分にはならない。まれに記憶の残る人もいるらしいけど。

「決めた方からこちらへ並んでください」女の人が繰り返し言う。今回は新作ゲームが多いらしい。比例して、生まれた人も多い。祝日の竹下通り並に混雑している。ようやく列が綺麗な2列になった。
「お前も異世界にしたのか!ここの記憶は無くなるらしいけど、暇だし話してよーぜw」隣に並んでいた銀髪っぽい男が話してきた。
「うん、よろしくね。同じ世界になったらいいね。」
(うわ、めんどくさい奴が絡んできた。)
「おう!同じ世界になったら、仲良くしよーな。」
男が言ったあとに
「次の方こちらへ。」案内人の声がした。
「じゃあまたな!」銀髪っぽい男は、満面の笑みで手を振っていた。
愛想笑いを浮かべながら僕は手を振った。
次は僕の番だ。期待と不安を胸に抱きながら、扉を開けた。

「どうも、ゲームの中の人です。」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く