虚弱生産士は今日も死ぬ ―小さな望みは世界を救いました―
大量発生後日談 その05
月末御礼の連続更新です(01/12)
昔はAFOこと自称偽善者でやっていましたが……お引越しですね
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さて、改めて中身の確認だ。
まだ七つもあるわけで……お次に取りだすのは、なんだか神々しい宝玉が嵌められた台座──オーブってヤツだな。
「『祝福の宝珠』。使うと自分やアイテムに祝福を掛けてもらえると……人に使うより、アイテムに使う方がいいのか?」
《自身が祝福を受けていた場合、相反する神との反発が起きる可能性があります。また、生命体に利用した場合は加護になるため、より性能の高い祝福を維持するためかと》
「……そういうものなのか。俺は一度も反発とか無かったけど、もしかしたら合ったかもしれないわけだな」
そこは神様同士の相性なので、俺にはどうしようもないところだが。
まあ、それでも俺はメリットの観点から必ず自分に使うけど。
《旦那様の場合、“神威創工”がございますのでご自身で利用する方がよろしいですね》
「内部で作ったアイテムに、必ず加護や祝福が入るからな……さて、どの神様にしようか選ばないとな」
今回のオーブは神々の祝福を、自分で選べるという優れもの。
……まあ、悪意ある者の手に届けば、邪神復活がかなり簡単になりそうだが。
俺は加護でも授かっておけば、:DIY:の派生能力によっていろいろと加工可能だ。
たとえば、作ったアイテムに加護を上乗せするなど……うん、便利である。
「選択画面が無いし、自分でその神様を頭に浮かべないといけないみたいだがな……さてさて、どんな神様に祈ればいいのやら」
神様云々はあまり調べていないので、どんな神様がいるかはさっぱりだ。
まあ、ただ祝福が欲しい神様が全然いないのもまた事実。
創造神様からもう祝福を貰っているので、これ以上に無いほど恵まれている。
わざわざ生産系統以外のモノを貰っても、さほど意味など無いだろう。
「……となると、求めるのは一つか」
《これは運による物。となれば、旦那様の望むままに祈ることが最適でしょう》
「そう、だな。よし、祈れば届くか!」
目を閉じて、オーブを額に当てる。
それが正しい使い方なので、そのまま維持して頭にイメージを浮かべた。
≪祝福:命運神の寵愛を授かりました≫
「……『SEBAS』、寵愛なんですけど」
《おめでとうございます。そして、やはり神格を獲得しておられましたか──さすがは奥様でございます》
「ルリ、いったいどこまで進化しているのやら……」
過去、彼女の職業が【神聖女】や【開祖】だったことを俺は覚えている。
そんな経験があるなら、もしやと思い祈ったのだが……うん、そういうことだな。
「うちの奥さん、いつの間にか神様として正式に認定されていたよ」
俺も俺で大概ではあるが、本当にルリがやることはいつでも俺以上である。
昔はAFOこと自称偽善者でやっていましたが……お引越しですね
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さて、改めて中身の確認だ。
まだ七つもあるわけで……お次に取りだすのは、なんだか神々しい宝玉が嵌められた台座──オーブってヤツだな。
「『祝福の宝珠』。使うと自分やアイテムに祝福を掛けてもらえると……人に使うより、アイテムに使う方がいいのか?」
《自身が祝福を受けていた場合、相反する神との反発が起きる可能性があります。また、生命体に利用した場合は加護になるため、より性能の高い祝福を維持するためかと》
「……そういうものなのか。俺は一度も反発とか無かったけど、もしかしたら合ったかもしれないわけだな」
そこは神様同士の相性なので、俺にはどうしようもないところだが。
まあ、それでも俺はメリットの観点から必ず自分に使うけど。
《旦那様の場合、“神威創工”がございますのでご自身で利用する方がよろしいですね》
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今回のオーブは神々の祝福を、自分で選べるという優れもの。
……まあ、悪意ある者の手に届けば、邪神復活がかなり簡単になりそうだが。
俺は加護でも授かっておけば、:DIY:の派生能力によっていろいろと加工可能だ。
たとえば、作ったアイテムに加護を上乗せするなど……うん、便利である。
「選択画面が無いし、自分でその神様を頭に浮かべないといけないみたいだがな……さてさて、どんな神様に祈ればいいのやら」
神様云々はあまり調べていないので、どんな神様がいるかはさっぱりだ。
まあ、ただ祝福が欲しい神様が全然いないのもまた事実。
創造神様からもう祝福を貰っているので、これ以上に無いほど恵まれている。
わざわざ生産系統以外のモノを貰っても、さほど意味など無いだろう。
「……となると、求めるのは一つか」
《これは運による物。となれば、旦那様の望むままに祈ることが最適でしょう》
「そう、だな。よし、祈れば届くか!」
目を閉じて、オーブを額に当てる。
それが正しい使い方なので、そのまま維持して頭にイメージを浮かべた。
≪祝福:命運神の寵愛を授かりました≫
「……『SEBAS』、寵愛なんですけど」
《おめでとうございます。そして、やはり神格を獲得しておられましたか──さすがは奥様でございます》
「ルリ、いったいどこまで進化しているのやら……」
過去、彼女の職業が【神聖女】や【開祖】だったことを俺は覚えている。
そんな経験があるなら、もしやと思い祈ったのだが……うん、そういうことだな。
「うちの奥さん、いつの間にか神様として正式に認定されていたよ」
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