死んだら神になりました

叉龍

76-発見

「朝か…敵はもう退いたな」

弾薬が結構やばい。
MGは特に消費が激しいから銃弾をもっと用意しなければならない。
幸いにも夜間の防衛戦で大量の魔石が入手できたため弾丸に加工していく。
まあぶっちゃけただの石でも魔法陣書き込めば弾になるんだけど。
それでも威力面では魔石の方が魔力がこもっている分強い。
火薬の方と威力は変わらないが魔力反応が出てしまうから火薬の方が隠密性はある。
加えて言えば石なんてそこらじゅうにあるからそうポンポンと弾を作られていたら危険極まりないのだ。

「魔石の回収と死体の処分を。燃やして骨も徹底して砕いておけ。
この数がアンデット化すると厄介だ。
各隊の代表は消費した分の弾を作成しろ」

部隊に指示を出して次の行動に移る

1時間ほどした後、全ての行動が終了した。

「少し休憩して直ぐにでるぞ!」

休憩を入れて移動を開始する。
2日目は掃除でだいぶ出遅れてしまった。
魔物を喰らいにまた魔物が来るという連鎖が起こって一晩中戦闘が起こっていた。

「休めたか? 直ぐに出発するぞ!」

数分の休憩を挟んで出発。調査予定期間は7日。この広大な森林を調査仕切るには少な過ぎるのだ。

「今日は森の中を中心に調査する。
先行はドラッヘ隊。昨日と同じようにいく。
今日は昨日と違って山に退避することはできないと思う。それぞれ索敵、警戒を行い敵の奇襲に注意しろ。行くぞ!」

昨日のようにドラッヘ隊が偵察に出てほかの部隊が敵を排除する。
しかし昨日戦ったオークや夜に襲撃してきたゴブリンその他はそのままスルー。
危険と判断した場合は即刻排除。
極力戦闘を減らしてサクサク進んでいこうという訳だ。

「こちらドラッへ11。ゴブリンの集団を11時方向500mに確認。斥候も出ているため本隊は迂回せよ」

『HQ了解1時方向へ向かう。偵察の報告を』

「1時方向700mは安全が確保されている。
12時方向から3時方向にかけて敵は確認されていない」

『HQ了解』

迂回は時間をとるが安全だ。加えて弾薬も消費を抑えることが出来る。この調子で行けば今日はだいぶ進めるかもしれない。
いや、昨日あんなに戦ったのが異常なのだ。
そもそも今回の目的は調査であって戦闘ではない。
戦闘も敵の能力の調査とはいえ無くはないが…
主に生態調査がしたい。
敵の規模や特徴が分かればある程度対処ができる。

「13。敵の規模を確認してきてくれ。生態調査だ」

率いている魔物、配下のピラミッドのなり方。部隊数など、見て分かることは沢山ある。

「了解」

レリックもそこは理解しているためすぐに行動に移る。

『こちら13。ゴブリンの集団を確認。
状況を報告する。敵の司令官はおそらくゴブリンキング。ロード亜種が三体側近。その他は多数。
おそらくロード内にも階級差あり。警備と内部の指揮をするものがしっかりと別れている。
後は…なんだ? オオカミのようなものも飼っている。
オオカミを含めた全体の規模がおおよそ一個大隊規模。そのうちの二個小隊規模がオオカミだ』

オオカミか…飼い犬のような感じか、食糧か...
それとも騎兵のようなものか? ゴブリンに騎兵があるなんて話は聞かないな。
いやまあ、神王の権限で調べられるけどそれやるとつまらないからさ。

「しばらく観察を続けてくれ。斥候が出るようであれば報告。周辺の魔物にも気をつけろ」

『13了解』

観察を続けていれば用途がわかるだろう。
食用なら楽だが戦闘用なら機動力がある分厄介だ。まあ銃があるから問題はないが。

「おいおい…ワイバーンが空飛んでんじゃねえか。
こちらドラッヘ11。ワイバーンを発見。本隊から一時の方向。こちらには向かってきていないが注意を」

『HQ了解』

危なかった。今まで地上の敵を探っていたから上空の敵に気が付かなかったな。
これからは気を付けないと。

『こちらドラッヘ13。敵が斥候を出した。しかし本体とは別の方向だ。
それと、例のオオカミは騎兵のように扱うらしい。厄介だな。
斥候の数は4組のオオカミと騎手のゴブリンだ。単位は騎になるのか?』

「別の方向? 本体のほうではないのか?」

『ああ。真逆だ。しかもなんか…焦っているような感じもある。
ロードたちがゴブリンを集めているし、オオカミたちも集まり始めている』

戦闘態勢か?  しかし斥候が真逆の方向に行くか…

「13斥候の後をつけてみてくれ。部族同士の争いかも知れない」

『13了解』

本隊とは真逆の方向に別の群れがあるのかもしれない。
そして自身の縄張りを広げるためにそこを攻めるという感じか?

『こちら13。何かの集落を発見した』

「何か? 何かとはなんだ。確認して報告しろ」

『それが、現在ゴブリンとオオカミが攻撃を開始していて…ゴブリンの本体も出てきた』

「まあいい。見つからないように観察しろ。あと集落のほうはどのような形状だ? ただの家なのか防衛できそうなのか」

『木の柵と空堀がある。
…人? いや角が…』

「13、どうした?」

『集落に角が生えた人が…』

「人? 戦局はどうなっている。
集落側が押されているようであれば加勢しろ。
俺もすぐ向かう」

『13了解』


突然ですがご報告。
4月1日から新作を投稿します。
次は銃での無双になります。いやまあこの話でも銃使いまくっているけども。
ファンタジー世界で完全に銃無双で魔法とかは(主人公は)あまり使わせない予定です(ファンタジー世界では銃は魔法よりも魔法しているものだけど)
投稿はしばらく月曜00:00にする予定です。
以上、報告終わり

それでは次回も楽しみに



「死んだら神になりました」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く