死んだら神になりました

叉龍

69-構築

「ここに滑走路敷いて、ここに管制塔、と。
あとここに兵舎を設置して…あれ? これ全然スペースいらなくね?
殆ど地下になるし…上に演習場ばっかりでここの防衛にそこまで意味があるとは…しかも傾斜のある場所に塹壕って有効なのか? むしろ頭が見えて危険な気がするな…
いや、傾斜ではなく段差にすればいいのか? 日本風の城みたいな通路と広場とトラップと…いや、塹壕にそこまで求めるのはよくないな…やっぱり上から下に打ち下ろせないといけないな。
後方の演習場から砲撃して管制塔で観測。山地の防衛で敵が近すぎるから迫撃砲か擲弾筒くらいしか使えないか…にしてもこれは問題か…」

視線の先には滑走路。この滑走路、失敗すれば壁に激突することになる。
…これ、相当まずくね? 失敗すれば『ドカン』だよ。パイロットは確実に死ぬし、爆撃機の場合は最悪壁とかもろもろ吹き飛ばすことになる。これは滑走路を上に上げなければならないな。
滑走路を壁より高くして戦闘機は空母のようなエレベーターで上げるか。どの道、地下に格納庫をつけるから問題ないか…爆撃機もあるから大きめのエレベーターが必要になるな。
っと、それよりも防衛をどうするかだな…魔物が有刺鉄線ごときで止まるとは思えないけど…
そこは後に地雷を敷くことでいいか。
さて、再構築再構築、と

「滑走路の隣が観測塔で左右に兵舎、夜間のスクランブルはうるさいだろうが我慢してもらうか。あとは突出部を埋め立てて要塞化させて…あっ」

ここで重要なことに気が付いた。

「人手が足りん!」

現在、ここを使うのは総勢129人の兵士。
うち69人が全線で張る兵士で、残りは後方支援と航空部隊。
全線で張ることもできるが、それでも包囲されたらひとたまりもない。
さらに言えばほとんどが学生で常駐はしていられないのだ。

「まさかこんなことを忘れているとは…電気制御の同時射撃システムでも作るか?
しかしさすがにそこまで…」

どうしたものか…
そんなことを考えながらも地上の整備を終わらせ、地下の改造に移る。

「司令部は地下深くで、その上に格納庫。滑走路がこの上だからここが航空機用の格納庫で、ここを陸軍用の…いや、上階を砲兵用の格納庫にして下を弾薬庫にして…ここを外部出口にして、ここが基地内部出入口…。外部入口は隠蔽しておいて内部入口も分厚い扉をつけて、このくらいかな?」

地下整備良し、地上整備良し、バンカーよし、要塞砲よし、鉄条網よし、地雷よし、滑走路よし。
あとは要塞砲の照準機能を確認して終わるか。

さて、この要塞砲。オートローダで射撃は司令部で行う。要塞砲の操作自体は一人でできるようになっている。しかし突出部のため、防衛に何人か割かなければいけない。
そう考えると塹壕も要点に絞ったほうがいいのかもしれない。
東部や西部の塹壕戦ではなく、旧日本軍の離島防衛のような地下坑道を使ったゲリラ戦術の方がいいのかもしれない。
撤退時には爆破して道をふさげばいい。そうすると…隔壁を複数作っておいた方がいいな隔壁でブロック毎に分けて爆破していった方が安全か。 さて、再構築か…

おっと…話がいつの間にかずれていた。要塞砲の照準を合わせなければ。

「手ごろな敵はいないかな…思ったよりも来ないかな…もっと来ると思うんだけどな…」

本当なら敵はいらないんだけどな…敵がいないというのもつまらんしなー
こういう時に魔物を引き付けるいい魔法があるといいんだがな。

魔法で土壁でも作って的にするか。

「目標距離1000m。発射!」

ちなみにこの要塞砲。あの大和と同じ46cm砲だ。装填速度はおよそ30秒。各砲台に一門ずつ取り付けてある。さて、効果のほどだが…まあ、確かに地面が吹っ飛んで大きなクレーターになっている。
しかし要塞砲本体が吹き飛んでいた。反動でコンクリートの基盤が吹き飛んでいた。
…作り変えか…ああ…ロマン砲が…

現地視察をしたら、風圧か何かで直線上の地面が抉れていることも分かった。
実戦運用したら味方が吹き飛ぶところだった。

「ロマンがなくなるのはつらいが…人命には代えられんな…オート・メラーラにしよう。
127mm砲。あれなら対地にも対空にも使える。対空にも使うから要塞の上部に設置するか。
魔法攻撃は不安だが仕方ないな。
とすると、ある程度内部に余裕が生まれるな。トーチカでもつけるか」

再構築を繰り返す。
オート・メラーラはこんごう型に搭載されているのを流用している。
あ、塹壕戦もCIWSに任せようかな。

「でもやはり決定的な火力が欲しいな。46cmなら一発だろうが…
カールかドーラなら行けるだろうが、これもやはりな…対地戦は榴弾とかでもできるだろうが…問題は対空だな。ドラゴン相手には…SM-6でいいか。いけるよな。うん。大丈夫だろう」

とても適当だけどなー。反ってそれがいいこともあるかもしれないからなー
まあ、後々考えるか

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