死んだら神になりました

叉龍

68-戦間期

しばらくの話し合いののち、決まったのはこれだ

・2000mの滑走路
・航空管制塔
・地下武器庫
・地下航空機格納庫
・地下自走砲格納庫
・地下司令部
・地上営舎

まあこんな感じだ。営舎などはさすがに地下生活はつらいから地上に作ったが、武器庫などの重要施設は地下に造り攻撃に備えている。
山という地形を生かして、エレベーターで地上に出ることもできるし、側面からの緊急出動もできるようにする予定だ。

「じゃあ、これをもとに基地を建設していく。
いろいろ手を加えつつやっていくつもりなので楽しみにしておいてくれ」

一応予定としては追加して要塞砲や広い訓練場もつくる予定だ。

「じゃあ。今日の訓練を始めよう」

機甲鍛冶部は全員が元騎士団のためほとんど俺が指揮をしていた。

「今日は近接戦闘訓練だ。模擬銃を使った対人戦の訓練にするぞ」

現在俺たちは銃を全員89式小銃を採用してる。
いろいろな面で、というよりほとんど自衛隊だ。
そして近距離戦闘のために銃剣を使うのだが、剣が使えるからといって銃剣が使えるとは限らない。
まずは構え方の違いと刃渡りが短いこと。槍の方が近いという人もいるのではないかと思う。
そして戦い方が全然違う。切りあうために接近する剣士とは違い、接近戦がまずいというのであれば後ろに下がって銃撃すればいいのだ。
つまり攻撃の範囲が大幅に上がる。離脱しても攻撃できるのだ。

「銃剣術は身を守る最終防衛手段だ! 倒すよりも撤退することを優先しろ!」

敵を倒す近接攻撃の手段なら個人的には銃剣よりも塹壕を掘るためのシャベルの方が優れていると思う。
地球では微妙なところだが、こちらの世界は戦斧などの力任せに振る武器も多くあるため、それらを銃で受けると銃が壊れてしまう。
その点、シャベルならば簡単に作り替えられるし、人を殴り倒すことも、切ることも、塹壕を掘ることもできるという優れもの。素晴らしすぎる。某小説のようにシャベルで敵陣に殴り込む実践訓練もいいかもしれない。

「相手から離れろ! 銃でとどめを刺すんだ!」

塹壕戦において対人格闘術や近接戦闘術は必須。皇国に流れていた輸送車などから考えて戦間期、もしくは第二次世界大戦初期の技術レベル。塹壕戦の確率は高い。
そういえば一応防衛作戦を立ててみることにして、山頂から砲撃したり、軍港前に機雷を設置したりする予定になったが、敵がこの軍港から上陸する確率は低いだろう。
そして一度ぐるっとこのあたりの地形を見て回った結果、大きな入江になっていて、ある程度平野がある場所があり、そこは山で隠されている。しかしそこは街から遠い上に、森が続いている。敵が偵察をしっかりと内部までしたらここは来ないだろう。
次に怪しいのが軍港付近の山地平地はないが、緩やかな傾斜が続いている。反対側の麓には結構な規模の農村があり、初めの拠点にしてはかなりいいだろう。
ただ、ここはかなり防衛側が有利になる。砲台や機雷を設置すれば防衛は簡単だ。どちらも互角の力量差ならばここを攻めようとは思わないだろうが、銃と剣では差がありすぎる。軍事改革を行わなければここは簡単に制圧されてしまうだろう。しかし軍事改革を行ってしまえば、一気に形勢逆転となる。
おそらく敵はこちらが軍事改革を行っているとは分からないだろうからここから攻めるだろう。
山陰に隠して砲撃したり、山頂に砲台を作ったり広範囲に効果がある魔法を使いまくればいいわけだ。
おそらく空からも何かしらあると思うから制空のために戦闘機を飛ばすことになるだろう。

そういえば…敵国の名前ってなんだ?
待てよ? 場所も分からなければ名前も分からない。
技術レベルも定かではない。あれ? 相当不利では?
一度偵察を出すか? 潜水艦の危険性を考えたらこちらも潜水艦で行くか? 
いや…航空機で行こう。空中戦艦のような奴かな…

「次! 射撃訓練!」

どっかの宇宙戦艦みたいになるかな。
いや、小型機があるからガ〇ダムの大戦初期かな。

いつ攻め込んでくるかわからんし、改革を早く進めるべきか。
そういえば最近産業革命が始まった。さまざまな職人たちに銃とか戦車とかの設計を渡して頼んだら嬉々として作り始めた。
これを簡単に大量に複製できないか、と尋ねたら、型作れば簡単じゃね?
といわれた。そっから工場の計画が持ち上がって、そこの工場長をその人に任せることにした。
ちなみに名前はグソールといった。

「次! 空対地戦闘機動射撃!」
 
俺はこんなことを考えながらも指示を出す。
これはまだまだウォーミングアップにすぎないのだ。


連続投稿ラストです! 一年間読んで下さりありがとうございます!
これからもこつこつと頑張っていくのでよろしくお願いします!

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