死んだら神になりました

叉龍

66-ゴブリン村

「作戦開始!」

その合図でコウとソレスが後ろに回り込む。
そして火矢が放たれた。敵に位置を悟られないように移動しながら放つ。しばらくすると複数のゴブリンが出てきた。

「魔法射撃!」

一年組と機甲部組の威力と速射力が半端ない。
他の人が一発撃つ間に5,6発は売ってるし同時に複数個展開しているからさらに多い。
魔力が無限になっている一年組はとにかく打ちまくっている

「風を送り込め!」

風魔法により空気を送り込み火の回りを早くする。
ある程度燃えたか…
魔力反――

「魔力反応感知! 障壁展開!」

クラリアとカーリックさんが叫んだ。
カーリックさんも戦争で経験を積んでいたし、クラリアもだいぶ成長しているな。
しかし2,3年の反応が遅いため、一年の三人が全域をカバーするように障壁を展開した。

「雨…メイジか…しかもこのレベルだと上位だな…」

転向を大規模に変動させるほどのメイジというのは相当強い。
天災級レベルの魔法を行使してきたな…ただ発信源の魔力反応は弱いからもう魔力はあまり残っていないだろう。

それよりもロードなどの上位種の警戒をしたほうがいいだろう。

「剣士突撃用意! 上位種の警戒!」

だいぶ暗くなってきた。

「閃光を使ってから突入する! クラリア!」

「はい!」

雨のせいであたりがだいぶ暗くなり、少し洞窟にいるような感覚になっているだろう。
そこに閃光を使えば、洞窟内での効果よりは薄いが多少の牽制にはなる。

「突撃!」

剣士5人が一気に突っ込んでいくがカーリックさんとオルクスさんの速度が異常なほど速く、一瞬で敵を屠っている。よく見たらエアスラスタを後ろに展開していた。さすがだが、剣でやっているためたまに取りこぼしが出る。それを他の三人が狩っている。
ん? あれ…あの二人魔力の塊を銃弾みたいに撃ちこんでる。

中央の大きな部屋に二人が入ったころにあとの三人が最後の障害物を突破した。
三人はバラバラになって外に出ているゴブリンを狩りはじめた。
ゴブリンが弱くて自分は防具を着ていても単独で動くのは危ないな。
危ない部分は弓や魔法援護が飛んできている。
連携がしっかりしているのか。

これは後で評価を下すため、観察用の魔力塊を全員につけている。
これで室内の様子を――

「後方から魔力反応! 先輩はそのまま支援を!」

サラか。サラは魔法支援と弓の半々だな。弓の方が得意だが、魔法の方もだいぶ伸びてきた。
特に索敵系や回復系の。

「ゴブリンが五体後方から接近! 右の三体は私が! 後をケレセスさんお願いします!」

「了解!」

サラとケレセスがどうやって5体を処理するか見てみようか。

「合わせてください! 3,2,1,今!」

対象の黙認を確認。魔力反応消失。
さすがだな。矢を三本同時に撃って三体同時に射止めたな。
ケレセスは一本だが横から二体とも貫いている。
ちょっと見ないうちに相当腕を上げたな。
というか俺のいない間は何をしていたんだ?
さすがに毎日ギルドなんて言うことはないだろうけど…ないよね?

「目に見える範囲ではゴブリンは見えませんね」

数分後、外にいるゴブリンは居なくなっていた。
ただ、室内に入った二人がまだ出てこないところを見ると中はまだいるのだろう。

さて、中の様子を見てみよう。

「そこの角に二体。右斜め後ろの穴に二体。後ろを俺、過度の奴をお前がやれ」

「了解」

あの中央の建物には入り組んだ地下道があったようだ。
おそらくその地下道のいくつかが外に通じているんだろう。

「行くぞ! 『射出』」

石を飛ばしていた。しかも鋭く加工され、回転までくわえられていた。
確かに事前に作られていた石を使えば、魔法で生成するよりも早く撃てるし、魔力を形成させるタイムラグがなくなる。銃弾だな…

「ここの先が大部屋か…魔力反応的にはノーマルが10、ソルジャーが10、メイジが1と、ソルジャー亜種か? ロードに似ているが…おそらくソルジャーの上位種だな。どうする?」

「中央のが亜種か? 位置的にもいいな…俺が中央の亜種をやる。直線の敵は自分で排除するから左右の敵を頼む」

「わかった」

短期決戦か。まあおそらくここの村の長はメイジで、ソルジャー上位種は変異種で用心棒的な立ち位置だろう。が、メイジの魔力がほとんどない今、ソルジャー変異種がやられたら指揮統制もめちゃくちゃだろうからかなり効果があるだろう。それにオルクスさんの家系は刺突特化の剣技があるから1点突破は容易だろう。
問題はそのあとだ。ソルジャー上位種は大部屋の中心あたりにいる。攻撃後、オルクスさんは敵地のど真ん中で孤立することになる。

「残弾は」

「問題なし。行くぞ」

扉を破壊し一気に突っ込んでいく。
カーリックさんが例の石を使って正確にヘッドショットを狙っていく。そういえばカーリックさん射撃成績よかったな。

肝心のオルクスさんは背後にファン〇ルを展開していた。大量の石を自分の背後に魔力で固定しているようだった。

「奪眼!」

ヘリャル以外の相手に使うと頭半分持ってくと本人から聞いたが…頭が丸ごと消えていた。

それよりやはり取り残されていた。が、背中の〇ンネルがめっちゃ敵貫通してどんどん敵が倒れてく。

数分後、大部屋から敵が殲滅され、地下道が爆破処理され上の村も更地にして依頼が完了した。


投稿開始から一周年が経ちました!
これまで読んで下さった方ありがとうございます!
投稿ペースが2000字弱で週一投稿というかなりのんびりと投稿していますが
たくさんの方が見てくれてとてもうれしいです!
これからも「死んだら神になりました」をよろしくお願いします!

では、三話連続投稿あと二話(二日)楽しみに!





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コメント

  • ヒナキ

    おめでとうございます

    1
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