死んだら神になりました

叉龍

65-平時

「「あー、疲れたー」」

やっと家(寮)に帰ってきた。
一か月いなかったからなー懐かしーなー

コウも部隊員だったから一緒に帰ってきた

「「ただいまー」」

確かに俺は強い。コウも強い。
戦争で勝てる。龍にも勝てる。俺は神にも勝てる。
だからこそ慢心してしまっていた。

「どこに、行っていたのですか?」

そこに誰も勝つことのできない『最強』いることに気が付かずに。
そいつは突然現れた。部屋に入ろうとしていた俺たちの後ろに

「もう一度聞きます。どこに行っていたのですか?」

その『最強』は今まで見たこともないようなオーラをまとっていた。
威圧が半端ない。
俺はコウと顔を見合わせて離脱を図る。
タイミングを合わせ、『最強』の左右から最大速度で――!

「どこに行こうとしていたのですか?」

『最強』のわきにはまだ伏兵がいたのだった。

-Sクラス寮内-

「で、なぜ何も言わず出て行ったのですか?」

現在俺とコウはクラリアとサラに怒られていた。
ちなみにさっきの伏兵はソレスとケレセスもいたが、魔族とエルフにとっては一か月など一瞬で家族が数か月いないなんてこともざらにあるらしい。

一時間ほどの説教は今度新しい魔法などを教えることと何かの討伐をすることで収まった。
ちなみにこれはサラとクラリアから提案してきたことだった。
あれ? この二人戦闘きょ――

「「何か言いましたか?」」

「いえ! 何も!」

恐ろしい…

-翌日-

「お疲れ様ですジン君」

教員会議に出席するために教員室に行ったところ、いろいろな人からねぎらわれた。
教員会議は副学園長が司会をやっている

「さて、では職員会議を始めよう。まずはジン君、お疲れ様です。
今日は機甲部の皆さんには休んでもらっているのですから君も休んでいいんですよ?」

「いえ、一か月もSクラスの人たちをほかっていましたから」

「なるほど。では次、今日の野外演習ですが、一年のSクラスが付近の森での冒険者活動となっているのですが、それ以外はありますか?」

「あ、では一年の活動に二年と三年のSクラスを混ぜてもらってもいいでしょうか?」

「ああ、問題ないですよ。ちょうどいいですし、大規模な討伐依頼でも受注しますか?」

「ああ、でしたら、ゴブリン村の掃討の依頼を受けてほしいです。最近付近にゴブリンの集落が確認されていて、学生でも安全だから受けてほしいとギルドの方から言われていて」

「わかりました。各5人で先生を含め17人での依頼でいいですか?」

「ああ、できれば生徒だけでやってほしいが、安全のため我々もついていく」

「では構成はどうなっていますか?」

「三年は剣士が二人、魔法使いが一人、弓使いが二人で、二年が剣士三人、魔法使い一人、弓使い一人だ。一応全員が魔法を使えるようになっているが、魔力量に差がある」

「一年は弓使いが二人、剣士? が一人と双剣士が一人、魔法使いが一人です。全員が魔法使えますし、近接戦闘もいけますね」

「えっと…1年生には魔法支援を頼んでいいですか? 後ジン君は教師側での参加ということにしてほしいのですが…」

魔法支援の火力も高いんだがな…
後方支援の練習としてもいいだろう。

「わかりました。では今回は学園の正門集合でいいですね?」

「はい、お願いします」

-学園 正門-

「んじゃあ、今日は二年と三年のSクラスと合同でゴブリン村の掃討の依頼を受けることになった。俺たちは支援に徹してほしいということだ。まあやりすぎないように。
まだ村の方を見ていないから何とも言えないが、おそらく木や藁の建造物で構成されているはずだから焼き討ちで終わるだろうが、弓使いや剣士のためにそれはやらないそうだ。コウとソレスは裏に回って討ち漏らしをやってくれ」

「なあジン。オークだとかいねえのかよ」

「残念だが確認されていない。ただ、その報告が数日前のものだから変化がある可能性もある」

まあ確かにゴブリンだけでは物足りない。オークやオーガといった強者とかがいればいいがな。
ゴブリンの上位種がいる可能性もあるから警戒をしておいた方がいいだろう。

そろそろ二、三年が来るころだろう

「今日はよろしくお願いしますよ、団長」

いきなり声をかけられた。
え?

「カーリックさん?」

「オルクスもいますよ、団長」

「ここは学校ですからただの先輩後輩でお願いします」

「そうですよ中隊長」

コウまで乗ってきた。

「やめろ二人とも。もうすぐ先生方が来るぞ」

なんかオルクスさんの方がよっぽど真面目そうな発言と行動をするんだよなー
不良っぽいけど。

「二人ともSクラスだったんですね」

「ああ。こう見えても魔法の方もできてな。それにジン君の指導のおかげで相当な魔力量になったし」

「なるほど…って。あれ? 確か今日は部員に休むように伝えておいたはずでは…」

「でも絶対ではないだろ? 教室を回ったら全員出席していたぞ」

マジかよ…てか先生も休む予定の人をカウントすんなよな…

「よし、そろっているな。では今回の野外演習を開始する。今回は合同でゴブリン村の掃討を行うことになった。一応ギルド側からの依頼になっているため、終わったらギルドカードを提出するように。
では行くぞ」

-ゴブリン村前-

「相当な規模、というよりも…野戦築城並みだな」

空堀に水掘に櫓に馬防柵
塹壕のような穴もあるな。タコツボかな。
しかし相当入り組んでいる。

「ゴブリンは生き残ると学習するからな…一番人間に近い魔物だな」

しかし予想通り木造だな。

「よし。じゃあ、まずは火矢を放ってからの突入だな。奴らが出てきたら爆発系の魔法でやってくれ。
コウとソレスは裏に回って待機。他の剣士五人は正面から突入してくれ下に空いている穴や堀には注意してくれ。では作戦を開始する」


いよいよ来週一周年です!
三話連続投稿しますのでお楽しみに!

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