死んだら神になりました

叉龍

63-帰還

「団長、引き継ぎの騎士団が来ました」

そう俺に言ってきたのは副官のリハイル=アーガだ。
以前会った飛龍騎士団の副団長をやっていた人だ。
戦闘よりも意外と事務処理の方が得意だというので副官にしている。

そして引き継ぎというのはこれまで俺たちが皇都に駐屯して治安維持をしていた。
しかし、俺たちは学生。本業は勉強をすることなのだ。ここまでで一か月。
一ヵ月間も学校を休んでいるのだ。
さすがにいかないとまずい。というか俺一応教師の立場も入っているわけだし。

「翡翠騎士団騎士団長ファーリー=イグエスト着任しました。
お久しぶりですジン=テフォート騎士団長」

「ああ。久しぶりですね。掃討作戦ご苦労様でした」

「いえいえ。組織的な行動がなかったのが幸いでしたよ」

「っと、そろそろ時間ですね。それではこれが報告書と発案書です」

そういって俺はイグエストさんに書類の束を渡す。この領地の運営方針と警備状況。
そして改定案などが書かれている。

「こ、こんなに…分かりました。それでは何日かしたら陛下より視察の命令が下ると思われます。
それまでに完璧に仕上げておきます」

「では、よろしくお願いします」

はあ、終わったぁ。これでやっとのんびりとした生活が…

「ジン。準備が整った。いつでも行けるぞ」

コウが呼びに来た。どうやら帰る準備ができたようだ
まあ一回帰ってたけど。しかしそれも二、三週間前。久しぶりなことに変わりない。

「行くか。それでは、後を頼みます」

「了解しました。お任せください」

さて、乗り込むか

「さあ、帰るか!」

そういって全員航空機に乗り込んでいく。
今回はトランスポーターは分解して百式に乗せてきている。
機動力重視でさっさと帰ろうと思う。
そしたら軍事改革を進めようと思う。
ほかの大陸にはおそらく第二次世界大戦レベルの軍事力があるだろうから俺たちもそこまで上げなければあならない。
銃や戦車相手に剣で切りかかるとか、装甲車相手に弓撃つとか木造船で戦艦に挑むとか無理ゲーすぎるからな。

これからやることをぼんやりと考えていたらもう学園上空まで来ていた。

下を見れば生徒たちが慌てふためいていた。
何にそんなあわてている?

「降下開始! 降下! 降下!」

空挺降下って楽しいな。
だんだんと人がよけていく。
始めの方に降下した人たちが数人地面にたどり着く。そしてどんどんと後続が下りてくる。

そしてこのショーの目玉、戦車が落ちてくる。さすがに戦車にジェットをつけることができなかったので、
下に障壁を展開して、四隅からジェットを噴出する。
そして、それだけでは衝撃を殺しきれないため、地面を滑らせながら着陸する。

戦車が降下してくる光景は素晴らしいものであった。

「第一中隊降下完了!」

「第二中隊降下完了!」

「第三中隊降下完了!」

「よし! 総員ガレージまで集合!」

「了解!」

ひとまず解散だけやって各中隊長集めて報告やるかぁ

あ、第四中隊はさすがに爆撃機をここに着陸させることは不可能なのでいったん俺の領地に着陸させてそのあとヘリで来る予定だ。もうしばらくかかりそうだからまずは整備や格納などを済ませておこう。

「戦車はそこに、アーマはそこで銃火器はこっちの格納庫において。
ここはヘリスペースで…この大きさだと問題があるな…やはりそれ用に設計した基地がいるか…」

そう考えつつ、俺たちは第四中隊の帰還を待っていたのだった

「第四中隊集合完了」

「了解。全隊集まったな? 今回の戦争ご苦労だった。こちらの損害はほぼゼロ。
一週間ほどで戦争を終わらせたことに陛下は喜んでいた。この一ヵ月間疲れたと思う。
明日は休んでくれて構わない。では中隊長以外は解散。中隊長四名と俺で謁見を行う。五分後着替えて集合だ。
解散!」

引き継ぎ完了の報告と報酬の確認。報酬は基地建設用の土地をもらうのと後は軍事改革を進めることの了承などだ。団員への報酬はどうしたって? 俺が払いますが? 

まあ基地を作るとしたらまずは1500Mの滑走路を備えさせてジェット戦闘機が着陸できるようにして
戦車も相当数格納できる分は欲しいな。あと官舎も十分に欲しいな…

まあ砦一個に1500M滑走路で十分かな

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コメント

  • リクト

    日本の戦艦とか書いてほしい!
    投稿頑張ってください

    1
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