死んだら神になりました

叉龍

閑話 第二次北部大戦

「我々はサイタス、小国連合、トータスへ宣戦布告をした!
およそ1000年前! イグルーシェより北の地はすべてわれらの支配地であった!
しかし、悪しき逆賊どもによって我々は辺境の地へ置かれ、国は盗られた!
今やトータス王国などという逆賊の国がこの地のほとんどを仕切っている!
しかし! 我々は再興を遂げ、圧倒的な力を持った!」

カトレア皇国最北端、ベルツェ城。門前広場をお埋め尽くす人が集まっていた。
そしてバルコニーに現カトレア皇国皇帝クレンデラ=ベルツェ、皇妃カーニャ=ベルツェ、
皇太子カテクレラ=ベルツェ、皇女クーシャ=ベルツェの四名。
現皇帝クレンデラ=ベルツェの演説は続く。

「今こそ! ベルツェ帝国を復興させる時! 
奮起せよ! 我が国を奪還するのだ!」

この日、第二次北部大戦、NW2North war 2が始まった。



「陛下、各方面順調です。間もなく小国連合とサイタス議国の主要部へ全軍が集結いたします」

「陛下! サイタス議国の主要議員は辺境へ分散。主にトータスの方面に行ったようです。小国連合は徹底抗戦の意を表明。間もなく前線へ軍が集結する模様です」

「連合にはあの新兵器を当てろ。今は時間が一番ださっさと終わらせろ」

「はっ! 魔法兵器を起動する! 広域レーザーだ! 急いで用意しろ!」

魔法兵器 広域レーザー。皇国が兵員輸送車と同時に開発した光属性の魔石を集め、小規模な光球ライトボールを連射するしくみを集めたもの。光速で飛んでくる物量兵器だ。
広範囲の敵を殲滅するときに有効だ。つまり今のようなときには絶大の効果を誇るだろう。

「準備ができ次第撃て。そのような国、さっさと滅ぼせ」

「はっ! トータス領サイタス方面はすでに布陣が完了しています。
サイタス方面はいつでも攻め込むことが可能です」

「すぐにでも始めろ」

「はっ!」

-トータス王国-

「陛下、サイタス議国が破られました…敵軍は国境に布陣しています。間もなく攻め込んでくるでしょう。
小国連合も徹底抗戦の表明をしていますが…」

「時間の問題、か…急ぎ兵を集めよ。辺境は放棄せよ、砦の門はできる限り強くしろ。開閉機能はつぶしても構わん。とにかく守りに徹するんだ」

トータス王国にもサイタス陥落の報が届いていた。
辺境を放棄し、王都付近の守りを固める。普通の戦いなら勝機はあっただろう。
しかし、彼らは知らない。なぜサイタスが落ちたのか、そしてカトレアの新兵器のことを。

翌日、小国連合全軍とカトレア皇軍小国連合方面軍が対峙した
小国連合は丘に陣取り、一方のカトレア皇軍は少し離れた平野。これも小国連合は優位に立つ。
しかし、丘の上というのは様々な場所からも見やすい。下にいる皇軍兵だけではない。
カトレア皇国の皇都、ベルツェからも…

「突げ…【ドォォォォォン】」

爆発の後の土煙。そして沈黙。土煙が晴れると、そこには…何もなかった。連合軍兵も、丘すらも。
そこにあったものは消えていた。見事にその地は平らにならされていた。
カトレア皇国の新兵器、広域レーザー。無数に連なる光球は、名前の通り、レーザーに見えた。
光速で飛来する無数の球に当たり兵士は消し飛ぶ。光球はただの光る球。用途は全くもって違う。
しかし、その速度と物量によって生まれた破壊力は全力で撃ちこめば街一つをいとも簡単に破壊する威力を持つ。

皇軍兵は何も言わずに歩く。まるで何もなかったように。

数時間後、小国連合は11ヶ国中6ヶ国が陥落。
翌日、すべての都市が陥落した。

その報はすぐにトータスにも届く。しかし、生存者のいなかった戦いは報告がない。
つまり、カトレアの新兵器については誰も知ることはなかった。そして彼らのことは謎の消滅事件となった。
そして、また、彼の兵器が動きを始める。

NW2、残る国はカトレア皇国、トータス王国の二国


戦争資料だけだとなんか物足りないような気もするので閑話を投稿しました。
次回からはまた普通の投稿をします。
気が向いたらまた閑話を投稿するかも

それでは、次回も楽しみに


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