死んだら神になりました

叉龍

56-三次元

後30分程か。

『アベンジャー1から全隊へ。アベンジャー1から全隊へ。敵が来るまでおよそ30分。各員、健闘を祈る』

全員に報告をする。30分ということは敵の竜騎兵も飛んでいるため、視認範囲に入ってしまう。それを回避するため、俺はかなりの高高度を飛んでいる。普通の人間はついてこれないため、下で迎撃準備をしている。
もうそろそろ敵が死の荒野に入りかかるところだ。そして入ってすぐに速度をあげていっきに駆け抜ける。龍騎兵は奇襲用に後ろに下がらせておく。
うむ。シナリオ通りである。そのおかげで俺がばれていない。龍騎兵はワイバーンに乗ってランスを構えた兵。すべてがランス、ランス、ランス。バカの一つ覚えのようにランスのみ。まあいいよ? 確かにかっこいいしね? かっこいいとは思う。うん、思う。しかし、なぜ弓兵がいないのだ!? 流鏑馬(龍)とかかっこいいじゃん!
しかもそれがワイバーンでできるんだよ? 夢しかないじゃないか! まあ、敵に言うことじゃないんだが。

『アベンジャー1から全隊へ。アベンジャー1から全隊へ。
間もなく目標地点。総員作戦行動に移れ』

作戦行動に移れといっても第一部隊は盾を前部に構え、中心に戦車を置く配置はしてあるので銃を構えるだけ。第二部隊も配置は完了しているし、第三部隊も配置は完了している。さらに言えば事前に試射をして着弾地点も見て調整を完了させている。まずは砲撃、次に奇襲だ。

『カウントダウン開始30...…25......20......15第三部隊砲撃用意…発射。弾ちゃーく、今!』

自衛隊風にやってみた。同時に着弾。今回は…というかこの世界は敵に戦車がないため対人戦闘用に榴弾を使用している。榴弾はそんなに固く作らなくていいから楽だし広範囲を殲滅できる。そして安全地帯である道を爆発が埋める。主に後衛部隊のいる場所を狙う。敵の前衛部隊は第二部隊に挟まれ、絶賛銃弾の洗礼を浴びている。。さっきから銃声が鳴り響いていてもうすぐ弾切れだと思うから戦いが終わるだろう。

「な、なんなんだ、これは…」

「団長! 前方に…人?」

「そこの者! 貴様何者だ! ここで何をしている!」

あー、龍騎兵のことをすっかり忘れてたわ。

「総員対空戦闘用意!でっかい害虫が来たぞ!敵はおよそ30!特戦!各個撃破せよ!」

下からボフッという空気が抜けたような音がした後、ジェットのゴォォォォォォォという音が聞こえてみんなが上がってきた。たぶんさっきの空気が抜けるような音は邪魔な砂を散らした時の音だと思う。

「害虫? …我々が、害虫? 栄光あるドラグーンが、害虫…」

「団長!」

「飛龍騎士団! 我々をコケにした賊どもを…殺せぇぇぇぇぇ!」

ワオ、向こうの団長さん切れていらっしゃる。
というか龍か…

「飛龍騎士団といったな? 俺らは黒竜騎士団。アクテリアワイバーンどっちが
上か勝負をしないか?」

「図に乗るなぁぁぁ! 小僧がぁぁぁ! 突撃! いけぇ!」

話を聞かない人だ。竜と龍どっちが強いかやってみようと思ったのに

「三次元戦闘! 楽しい楽しい狩りの時間だ!」

前後、左右、上下。普通の戦闘はこのくらいの動き。しかし今やっている空中での戦闘は、文字道理全方向。斜め方向も、微妙な方向も動ける。速度は自分の魔力量。姿勢制御は感覚と訓練。とても楽しい戦闘だ。
まあ、敵はほとんど平行移動だが。

「ただ突っ込むだけか…つまらないな」

魔力反応。複数箇所に魔力が空気中の集まっている。

「魔力壁展開!敵の魔法攻撃だ!」

魔力が集まっているのはおよそ60箇所兵士とワイバーンのコンボだ。
ワイバーンはブレス、兵士は…なんだろう?
色々あってわからんな

「『球状壁』」

俺は自分にではなく、相手に壁を作る。
敵を中心に壁を作る。そしてその壁に当たったブレスは…

「うわぁぁぁぁぁ!」

壁に沿って球体の中を回る。中を焼き尽くし、自らの攻撃で自らを滅ぼす。
そして敵はそれを理解出来ていない。

「な!?  操作を誤ったのか!?」

いや、俺がやりました。
と言えるはずもなく、戦闘再開。
敵が何個かに分かれて攻撃し始めた。
敵は5人くらいで1個。それが6

「小隊戦闘!  第一小隊は正面!  第二小隊は右翼!   第三小隊は左翼をやれ!」

また魔力反応。次は固まっているのを叩く。

法撃をしようとしていたのは各方の後衛。3個のドームを作る。
自分の放つ過剰攻撃と言えそうな攻撃が自分にかかる。その気持ちはいかがかね?

「うがぁぁぁぁぁ!」

綺麗な赤い球が空中にできていた。


やばい、投稿予約がどこまで入れたかわかんなくなってきた…どこかでミスっているかも…

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