死んだら神になりました

叉龍

54-急襲

現在第一砦。捕虜から情報を集めて分かったことがある。
第一砦から第五砦の敵は第三砦と第四砦の間の高地に集結中。
高台から駆け下りて一気に殲滅する作戦だそうだ。
剣の近接戦なら高台にいるほうが有利で尚且つ戦国時代で言う火縄銃兵の役割を魔法士がやれば勝てるけど、こっちは攻撃力にも耐久力にも優れた機甲アーマー部隊だから第一部隊を前面に第二、第三と続いてそのまま第三部隊が高台に陣取って砲撃…
第四部隊の爆撃でいいか

「ここまでで三日か…十日もいらなかったな…さて、コウ、各隊隊長を集めてくれ。
作戦会議をする」

第四の爆撃で一気に殲滅するもよし。
第三の砲撃もよし。
第二の撹乱もよし。
第一の包囲殲滅もよしだな…
あー暇すぎる

「ジン、連れてきたぜ」

「おー、じゃあ早速会議と行きますか。
まずは兵たちの状態から」

「第一部隊、損害、疲労なし。士気高揚」

「第二部隊、損害なし。ブーストの影響で魔力が減って疲労感があるやつが数人。
士気は大丈夫だ」

「第三も疲労が少々。士気は高揚」

「第四は補給が少し必要だ。それと集中力の問題だな。偵察くらいはいけるぞ」

「爆撃案は取り下げか今のところ、第二による撹乱、第三による砲撃、第一による包囲殲滅または強行突破がある」

「砲撃は歩兵には少々分が悪い。乱戦で味方に当たるのも避けたいしな」

「やはり第一と第二の実戦経験が少ない。第一で正面から押して背後から第二の奇襲でどうだ?」

「まあそれだな。兵たちに伝えておいてくれ。ああ、今夜の武器の見張りたちには一層警戒しとくように伝えてくれ。今夜あたり敵の隠密が来るだろう」

-深夜-

「さて…そろそろ奴らが来るだろうな」

「団長!魔力反応です!数は10。まっすぐに団長の部屋に1人。格納庫に9です」

野営地となっている第一砦には感知結界を張っておいた。それを魔力で表示した地図にリアルタイムで表している。第一砦は隠し通路を含めてすべて修復しておいたから敵はそこを通っているはずだ。

「まだ動くなよ…一斉に行くぞ…」

全員が地上に出てきても待機。
そして1人が団長がいるような部屋に辿り着き、そっと入っていく。後の9人は格納庫入口から入っていく。格納庫の装備で脱出するつもりだろう。

「捕らえろ!」

俺の合図と同時に飛び出した兵が10人を捕らえる。ちなみに言うと、現在全員が機甲アーマーと銃を使用せず、軍服(黒竜騎士団仕様)を着ていて、各自に武器を使っている。武器は指定はないが、一応任務中は柄の部分に竜と銃の紋章をつけるようにさせている。軍服は他の騎士団には紋章で済ませているのが多いが、俺達は黒の迷彩柄に竜と銃の紋章をつけた防刃服を着用している。
まあ戦闘時は場所に合わせた迷彩か、迷彩塗装をした機甲を使って、式典などでは黒迷彩を使うことになっている。

「さて…情報を引き出すか…」

当然、敵が本当のことを言う確証はない。だから俺は魔法で相手の精神に干渉し、催眠状態にする。

「さて、では問おう。現在貴国の兵はどうなっている?」

「…第一砦から第五砦の駐屯部隊と派遣軍が前進中。第三砦か第二砦と第三砦の間にいる」

「では、進行速度は?」

「馬無し馬車が大量に使われていて、1日で二つの砦を越える。新しい竜騎兵部隊というのも導入されていて火力も高くなっている」

恐らく馬無し馬車とは輸送車だろう
ふむ…記憶を置き換えて帰してやるか


という訳で襲撃するために地下通路に入った途端気が付いたら入口に戻されていて、何回も繰り返したらみんなカトレア皇軍の前にいた。という風に記憶を改変して軍に転移させた。
さて今度こそ寝るか

-神界-

「あれ?…あ、そうだ。寝てたらアイツらに呼ばれたんだ」

いつの間にか神界にいた。

「はぁ…ジン様、やり過ぎですよ。
剣と魔法の綺麗な世界で地球兵器を使うなんて…」

久しぶりに会ったリアに叱られていた。

「安心しろ。ガソリンはすべて魔力で補っている。更に空気清浄機とかも搭載してるから安心安全。大破した戦車とか諸々は行動不能であれば俺のアイテムボックスに来るようにしたぞ」

「まあ…そうすればいいんですが…」

「偶には神界に来て欲しいよーってね」

「え、エイス様!?」

いやどんどん七大神集まっているんだが

「ジン様ーーー!  お久しぶりですーーー!」

イリスが飛びついてきた。あれ?こんな奴だっけ?

審判ジャッジ、イリス有罪ギルティ

「ちょっと、アデルちゃんーーー
『転移』」

「チッ、外れた」

「危ないなーアデルちゃん」

「神王様に抱きつくのが悪い」

「まあまあ2人とも会いたかったんですよ。神王様。お久しぶりです。慈愛の神アレスです。みんな会いたかったんですよ?神王様全然来てくれませんから…そろそろ執務もやってみたらいかがですか?」

「俺はメディスで生きるという重大な仕事があるからな」

「それは仕事じゃないです」

とまあ色々雑談をしていたら定期的に神界へ来ることになった。あれ?男陣空気だったことね?


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登場人物のまとめとかとても苦手なので誰かまとめて下さるととても嬉しいです。
よろしくお願いします

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