死んだら神になりました

叉龍

53-電撃戦

電撃戦は戦車などの装甲を持つ部隊が敵陣に穴を開け、そこに機動力を備えた歩兵戦力を与え、抵抗する敵兵を撃破する。
敵が集中する砦などは爆撃機を使い殲滅する。第1陣は戦車、第2陣は歩兵、第3陣は砲兵だ。今回は自走砲を連れているから機動力に関しては問題ない。
まあ基本的に陸路は使わないが電撃戦とは言えないだろうがな。

「よし、作戦はこうだ。まずは爆撃機で敵の主要な砦、集結地を爆撃する。その後第一部隊歩兵を空挺降下。敵を殲滅。少し前方に第二部隊、タンカー1を下ろし前進。
タンカー1はその場で待機。歩兵と合流し第二部隊を追う。特戦隊は敵に穴を開け、第二部隊がそれを広げる。トランスポーターは各隊の援護に回れ。第三部隊は第一部隊と共に前進。第一部隊についていく感じだ。敵の密集地には砲撃を加えろ。各隊、訓練の状況は」





「第一部隊はいつでも」

「第二部隊もだ」

「砲撃隊もいつでも行けるのであります!」

「空、慣熟」

「さあ、進軍だ!」

という感じで早朝に出発する。


「我々の目的はただ一つ!  皇都制圧!  予定日数は10日!  10日間、休むことは出来ない!
ここにいる129名は、最高戦力である!
10耐えられれば我々の勝利だ!  行くぞ!」

「うおぉぉぉ!」

「総員搭乗!  一気に攻め込むぞ!」

というわけで今朝出発。
現在ヘリの上だ。

おかしなことに始まりの街と皇都の間に街はひとつもないが、砦はすごく多い。距離もかなり離れているので、街がないのはかなり不自然だ。

『ササイ、敵は』

『いねえな。敵が進軍するならもう出会ってもいい頃だ。砦にこもってるのか?』

『砦まで向かってくれ。砦内にこもっている様子があれば爆撃してくれ』

『了解』

籠っているか…おかしいな。何故出ない
思いつくのは籠城。しかし砦にはそこまで兵站が無い。
次に放棄。全員が皇都に集まり、抵抗する。
これが1番考えやすい

「全機低空飛行に移れ。索敵は俺がする」

ヘリを全機低空飛行に移し、自分が確かめる。今までは雲の上を飛んでいたため敵が気づいていないかもしれない。

「前方に森があります。どうしますか?」

街道が森に入っていくか…

「街道沿いに何発かショットボムを撃ってくれ」

「了解」

外のミサイルポットから魔力反応がした。
続いて地上で爆発。

「魔力反応!  信号は…人間!」

魔力を使ったソナーさっきまでは上手く隠蔽で隠れていたが、爆発により隠蔽が解けて現れた。
魔力は身体中を巡っていて、種族によって波長も違うため識別することが可能だ。

「ディフェンサー降下開始!作戦どおり行くぞ!  残りの部隊は森を越えた所で待機!  砲撃隊は援護砲撃を加えろ!  判断は各隊隊長に任せる!  作戦開始!」

作戦が始まった。トランスポーターが1機だけ残りそこから人が落ちていく。25人ほど出てきたところで移動。前方に戦車を降ろした。
同時に俺たちの部隊も展開。後には森がなく、次第に荒野のようになっていき後は10個ほどの砦だけ。
荒野になっているため身を隠せない。あと数日、歩き続けるのみ。

『ジン、俺だ』

『なんだ?  オレオレ詐欺か?』

『んだそりゃ?まあいい。砦を廻った。どいつもこいつも亀みてぇに引っ込んでやがる』

『なるほど…最初から2、3個砦を爆撃してくれ。後は歩兵で突っ込む』

「了解」

上空からパラパラと何かが落ちてきて砦が爆発する。遠くで2つ同じことが起こっていた。

『やったぞ。これから装填に移る』

『よくやった』

「作戦変更!  外に敵はいない!  攻城作戦に移行!  第二部隊及び特戦隊は俺についてこい!  砲撃隊は後方で砲撃支援!第一部隊と第三部隊は必ず共に行動するように!  行くぞ!突撃隊!  フルブーストだ!」

俺達が爆炎を噴かせながら一気に砦に突っ込む。

「目標!  前方の砦!  撃てぇ!」

後ろでそんな声がした。
というかすっかり近代化してるな…一応剣と魔法の世界なんだがな…

「アベンジャー、110mm個人携行対戦車弾パンツァーファウストⅢ用意!ちゃんとノックはしないとな!  撃て!」

9人分の爆発はすっげーな。しかもこっちの速度あり過ぎて砲撃の着弾よりパンツァーファウストⅢの着弾の方が速かったんだが

「近接戦闘用意!砦を制圧する!」

『ジン!  後ろから何人か出ている!次の砦に行くつもりだぞ!』

『次の砦を破壊できるか?』

『次はなんとか行ける。ただ魔力が乏しくなってきている』

『分かった。爆撃をしたら1回帰還しろ。俺たちは3個目まで進む』

『了解』

さて…2つ目は壊滅状態にする事は出来て、ここはどうだ?

「居たぞ!生き残りだ!」

「捕縛しろ!  殴ったりすんなよ!」

さて…何故一人しかいないのかな

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