死んだら神になりました

叉龍

49-制圧

「今回!我々黒竜騎士団は!祖国、スーデリア王国を守るため!ここを発つ!現在!カトレア皇軍は!関門を占領しスーデリア王国の村を襲い!略奪を繰り返している!奴らはゴブリンどもと同じ!カトレア皇国は!祖国、スーデリア王国に宣戦布告をした!我々は最新の騎士団。しかし!我々には知恵が、技術がある!祖国を襲う皇軍に!鉄槌を下す!関門を制圧せよ!北に攻め込むのだ!我が祖国のために。愚かなカトレアを!殲滅せよ!」

俺は熱弁した。
サラッと言っているが、繰り返す略奪の後、カトレアが宣戦布告をした。
北は広いから総力戦となるだろう。
まずは俺達が関門とはじめの街を占領し、後に他の騎士団が進行してくる。
そして最終防衛ラインは俺たちではなく、エルフ族・魔族連合軍だ。俺たちは遠慮なく敵に切り込めるというわけだ。

そして今、関門からの報告に奇妙なものがある。それは、馬のいない馬車。馬車が自走しているのだという。まあおおかた予想はつく。
輸送車だろう。そしてオープントップ。
つまり地球の技術者がいるということ。
そこがわかっていれば簡単だ。
わざわざオープントップを使っているから技術的に第二次、一次あたりだろうか
兵員輸送車によって、高速な兵員の追加が可能。次々と敵が来るのだ。
それはこの世界では脅威でしかない。絶え間なく来る敵に対して、自軍は披露を蓄積させられる。よって前線を押し上げられ敗戦するのだろう。
しかし北の国と南の国では大きな違いがある。
それは戦闘経験。北には魔物は発生しない。北は荒野が多く、魔物が住み着かないのだ。
そして南は常に魔物魔族、エルフの危険にさらされていた。訓練の質も違うだろう。

「離陸準備完了!いつでも行けます!」

「よし、出撃!」

機体が持ち上がる。数分で着くだろう。
作戦は予定通り、雲の上から降下開始。
降下しながら銃で見張りを倒し、侵入する。
ああ、そうだそうだ。全部隊に銃を導入した。
しばらく前から訓練をしていて今日お披露目だ。
それに伴い部隊の再編をして、盾と短機関銃サブマシンガンを装備した第一中隊。突撃銃アサルトライフルを装備した第二中隊。そして素手からヘリ、なんでもありの特戦隊。
大してっ変わってねえな。
サブとして全員がリボルバーのブラックホークを装備している。
ブラックホークは 改造をしてシリンダーをごっそり外して取り替えられるようにした。弾薬?アーマーに創造の効果をつけて作れるようにしている。ワンプッシュだ。

「目標地点に到着。各員降下用意」

「アーマー点検!」

「異常なし!降下用意完了!」

「降下開始!」

俺達が一斉に落ちていく。みんなはナイフを持ち、俺はバレットを持って降下する。俺たちは魔法をほとんど使わずに降下する。使うのは着地の一瞬。相手からは感知できないだろう。
そして俺はバレットに無音の魔法を付与し、見張りを撃つ。

「標的1、2ロスト」

俺は次の目標に狙いを定め、次々と撃っていく。

「最終目標ロスト」

この場合のロストは目標を撃破、つまり倒したことを表す。
全員をやったところで、俺はバレットを収納し、ナイフを取り出す。
そして着地。全員がエアクッションを使っているから静かに着地。ハンドサインで散開し2小隊で門を制圧する。案外あっさりいった。そして他は門の外と内に爆薬をセット。これで準備完了だ。タイムリミットまで後1分。結構余ったな
気づかれなきゃいいが…
その間に短機関銃を装備する。

もう布陣が終わっている頃だろう。

「団長。タイムリミットまで後5、4、3、2、1」

「ウオォォォ!突撃ィィィ!」

「爆破!」

【ドォォォン】

「なっ!敵襲!敵襲!門を破られた!奴ら強力な魔術師がいやがるぞ!」

敵さんは慌てているようだ。ここはまあ俺が

「やあ諸君!目が覚めたかね?まだ夢から覚めていないものがいたので起こしてやったぞ。今日はこちらからプレゼントがあってやってきた。礼はいらん。鉛のたまを、受け取れェェェ!」

上空で拡声魔法を使って言ってやった。
ちゃんと勧告してるからいいよね?逃げろとは言っていないけどしかも無駄だし

「突撃ィィィ!関門を制圧せよ!」

関門の広場で奴らは迎え撃つようだ。アサルトライフルにとっては格好の的だ。

「手榴弾を投げるぞー!」

数個の手榴弾が敵に投げ込まれ爆発する。

「撃てェェェ!」

地獄絵図。ヤバいマジこれ強すぎワロタ

「特戦隊!中を掃除するぞ!」

と言ってもほとんどの人が外だがな。

「撤退!撤退!関門を放棄する!」

相当の人数が下がるようだが俺たちは追わない。なぜならその先には一一

「なん…だ、これは…」

その先には第一中隊が待っているのだ。短機関銃を構えて。

「撃て!」

第一中隊は後に降下して逃げていく兵を倒すことが任務だった。こんなに多く逃げるとは思わなかったが

そして俺たちは砦を制圧。北への足がかりを手にしたのだった

「死んだら神になりました」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く