死んだら神になりました

叉龍

44-婚約

「今日の訓練は終了だ!
明後日、関門に向かう!明日は十分に休息を取れ!解散!」

明後日、いよいよ関門に行く。関門には戦闘用意をしたカトレア皇軍兵がいるだろう。
作戦としては、雲に隠れて関門の上空まで行く。そして特戦隊が関門の中にそのまま降り立ち、1、2中隊がカトレア領地側から突撃する。
カトレア領地側は物資の輸送のために開け放たれている。
ジェット降下は、初見の敵に対しての威圧にもなるから、強襲に向いている。
奇襲の時は、真夜中にスラスター降下をする。
もう、1,2度奴らはスーデリア領内へ侵入し、付近の村を襲っているから、いつ攻撃をしてもいいことになっている。
さて、明日は何をするかな…

「おーい、ジン。
明日久々に依頼でも受けようぜ。
レリックも一緒によ」

コウが依頼に誘ってきた。休養をとれといったはずだが、この馬鹿には無駄だったか…

「はぁ、お前休養の意味わかってんか?
休めってことだぞ?それにレリックはいいのか?」

「安心しろ俺は、戦闘が休息だ!
レリックもいいって言ってたぞ」

レリック…お前もか…

「はぁ、しゃあねぇな…お前らだけだとなんかやらかしそうだからな…」

「おっしゃあ!じゃあ明日な!帰ろーぜ!」

「へいへい」

そういって俺らは家に帰って行った。その後何が起きるか知らずに…

「ただいまぁ」

「おかえり、ジン」

兄がいた。キリス兄さんだ…
なんで?なんでいるの?あれ?兄さんにはリークドを任せてたはずじゃなかったか?
あれ?あれれ?

「いやー、かわいいかわいい弟の初陣を見たくってね」

「よー。って、なんだ。お前もか」

兄さんが二人とも…

「職務につけ!二人とも!キリス兄さん!リークドはどうなっている!」

「優秀な優秀な君の部下が飛んできたさ
なんか変な乗り物に乗ってたなー」

「ササイか…あのバカ…」

「大丈夫大丈夫。今は母様がリークドにいてクーレアも執事さんとメイドさん優秀だからちゃんと父様を監視してるよ。ササイは今王都の兵舎にいるはずだよ」

「で、兄さんたちはこっち来て何すんの?」

「「ジン不在のこの家を守るのさ」」

うっわぁ、でもこいつらも兄さんと実力的には一緒だよ?

「まあ、僕は別の用事もあるけどね。
もうすぐ人が来るはずだよ」

「は?キリス兄さんなにそれ?」

「俺はその立会人。ジンもついでに立ち会うか?」

立ち会い?何の?謎すぎるんですが???

「失礼します。おや?久しぶりですね、ジン君」

「失礼します。すみません、少々遅れてしまいました

ん?シルタールとリル?
あ、リルはケレせスの姉でエルフ族次期族長(姫?)だ。
なんで???

「いえいえ、では始めましょうか」

いやだから何を?なに始めんの?

「あ、そうそう。ジン君には僕から言うんだったね。
実は、君の兄のキリス君と僕の娘のリルが結婚するんだ」

普通ならここで驚くべきだろうが、俺は疲れているしイラついているからあえて驚かない。

「ふーん。で?婿入り?嫁入り?どっちなの?」

「ジン君?そこは驚くべきとこじゃないかな?それを期待してて教えなかったんだけど」

「俺は疲れている。それに期待していることをわざわざするわけないだろ」

「相変わらずジン君だね」

「はいはい。で、どっち?」

婿入りなら、族長だし、嫁入りなら、こっちで爵位をもらうことになる。
もともとこっちでは俺の補佐として爵位をつける予定だったのでさほど問題はない。

「ああ、婿入りだよ」

族長になるの???てか、長男のルイ兄さんが一番爵位低いって悲しくね?

「ああ、族長はちゃんとリルがやって、僕は基本的に補佐だよ。二人分のね」

「「「ハハハハハ」」」

二人は冷や汗をかきながら、一人は絶望しかけながら笑っていた。
名前は言わないでおこう。本人の名誉にかかわるからな(汗)

その後も話は続き、結果として、
・式は一週間後
・スーデリア国王も参加(国家間の問題も結構あるため)
・場所はリークド(領主不在)
ということになった。
一週間後って俺戦争中だよ…

「さて、そろそろ行こうかな」

「どこ行くんだ?」

「お忍びだから今日は宿さ」

「送ってくぞ?
騎士団の極秘任務として。
兄さんたちも行く?」

「本当かい?ではお願いするよ」

「よし、コウ、兵舎まで行くぞササイを呼ぶ」

「あー、そういうことか。いいぜ」

「どういうことだい?」

とにかく兵舎に行ってササイを呼び出すか

-兵舎-

「ササイ、任務だ。あのゼロ戦を使って護衛しろ」

「おいおい、何やるんだよ」

「重要人物の輸送だ。さっさと動け」

「ヘイヘイ。って!重要人物ってエルフ族長じゃねえか!」

早くしろって


「さーて、行くか」

「よろしくお願…何これ?」

「俺らの足だ。こいつは速いぞ
こっから乗ってくれ!」

「あ、ああ」

俺は全員が乗り込んだのを確認すると、ハッチを閉じて操縦席に向かった。
そこにはもうコウがいた。

「いつでも行けるぜ」

隣(野外訓練場に作った仮滑走路)で待機しているササイにも合図を送ると、向こうもよかったみたいだ。

「エンジン起動!上昇開始!」

少し機体が揺れた後、景色が下に流れて行った。
ササイが周りを旋回していた

「おお、なんだこれ!」

「浮いているぞ!」

「すごいです!人が空も使えるなんて!」

積載室カーゴルームが少し騒がしかった
そして俺たちは王都を出た。

――到着まであと1時間



今回も読んで下さりありがとうございます!
実は、41話公開時点で、フォロワー数が430もありました!ありがとうございます!
ついでに言うと、現在公開三週間ほど前です(笑)
フォローをしていなくても、読んでいただけるだけでうれしいです!
それでは次回も楽しみに

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