死んだら神になりました

叉龍

36-貴族

「よーし、今日の授業はここまでだー
解散」

俺が号令をかけると、みんな部室に向かう
そして俺も部活に向かう

——はずだった…

「…は?」

「だから!今から俺と決闘しろっつってんだよ!」

そう。現在俺は絡まれている。
つかさ?こいつ誰なん?

「なんで?お前誰?」

俺がこういうと、相手は顔を真っ赤にさせている。

「キ、キサマぁぁぁ!」

おっとっと。なんだこいつ?いきなり殴りかかってきたよ
何をそんな怒っている?

「避けるな!」

いや避けるだろ

「避けるなど騎士道に反する!」

いやいや、いきなり感情に任せて殴り掛かる方が騎士道に反するだろ…

「うおおおおぉ!」

はぁ、今度は剣かよ…

マジで誰?
決闘の前に名乗れよ

「剣を構えろぉぉぉぉ!」

「そうだぞ!ペーパーが構えてるんだ!騎士道に反するぞ!」

あ、取り巻きいたんだ。
てっきりぼっちなんだと

騎士道騎士道うるせぇなぁ
お前らこそ騎士道に反するだろって

「俺が神に代わってお前を裁いてやる!」

いやいや、神でも俺を裁くことは不可能だぞ…
そもそも裁かれるようなことしてないし

うわっ、また切ってきたし…まずは不敬罪で、そろそろ当たってと、これで傷害罪も追加と

「ペーパー様!連れてきましたぜ!」

と声をした方を見ると…
女の子が人質になっている。
いやあの子も誰?
ここまで来るともうそろそろ

これでお前も手出しはできまい

とか言ってきそうだな…

「くっくっく、これでお前も手出しはできまい」

「お前はなんだ?
なんで決闘を申し込む?
この子にはなんの関係性がある?」

「キサマぁ!もう今朝のことを忘れたか!」

「今朝?」

「俺のことをバカにしただろ!」

今朝、今朝…
ああ、あれか

-今朝-

「やめて!」

「何言ってんだ?俺がお前を拾ってやると言ったんだ。
どうせ、金のない平民の子だろう?
貴族の俺様が拾ってやるんだ。感謝しろ」

「はぁ、何やってんだ。
バカ貴族。どうせお前は子爵の子だろう?
その子も子爵の子だが、お前よりは上だぞ?」

「な!なんだと!」

「ハイハイ。バカは教室で頭を使いましょうねぇー」

と言って、俺はそいつを転移させた。


「ああ!あれか!」

「思い出したか!
俺は子爵の子などではない!
伯爵家の者だ!
貴様は不敬罪に値する!
俺が直々に裁きを下してやる!」

「で?あの子はなんの関係性が?
まさか無いわけではないだろ?」

「ああ!十分にあるさ!
そいつは平民のくせして俺の言うことを聞かなかった!」

ちなみに今朝とは別の子だ。

「それだけか?」

「は?」

「それだけかと聞いているんだ」

「それだけ?これだけで十分な罪だ!
今すぐ俺の奴隷になるなら許さないこともないな。
まあお前は死罪にするがな」

…死ね

「この学園は平等だ。
なのに何故そんなことが出来る?
騎士道に反する?お前がそれをいうか?
騎士道が人質を取れと?
騎士道が多人数で武器を持たないものを囲めと?
騎士道騎士道騎士道
お前のどこに騎士道がある?
不敬罪?誰にものを言っている。
名を名乗れ」

「ペーパー=サッケスだ」

「サッケス家か
あの家はいい家のはずだがな?
民を大事にする。民あっての国を理解する国王派だ。
お前は家にも国にも騎士道にもすべてに反する!」

「お前はなんなんだ!偉そうなこと言いやがって!」

「誰に口を聞いているんだ?
貴様ごときが俺に口を聞ける立場とでも思っているのか?
俺はジン=リークド=テフォート
お前の行為は不敬罪に値する!
俺がお前を直々に裁く!
上級貴族に対する不敬の数々!
騎士に対する愚弄!
よってお前を死罪とする!
取り巻きは奴隷だ!
連行しろ!」

「「「「「は!」」」」」

この5人はちゃんとした騎士だ。
俺がこっそりと手配しておいた。

後日、俺は全員の家にことの顛末を書いた紙と処分書を送った。

「すみません!遅れました!」

「何をやっていたんだいジン君」

「すみません。バカどもを連行していて…」

「?まあ、今度からは気をつけるんだぞ
それと、紹介するよ
副部長の」

「オルクスだ
よろしくな」

部長はイケメン優等生風
副部長は金髪イケメンヤンキーだ

「彼はこんな姿だが、優しいんだ。
見た目でいつも誤解されてしまってね」

…うん。金髪やめようか

「っと、そうだそうだ。MA00が完成したよ
ちょっと筋肉の耐久をあげるためにマスターが捻ったってさ」

「ずいぶんと速いですね」

「ここの機甲鍛冶部は優秀なんだ
さあ、見に行くよ」

部長は随分好奇心旺盛なようだ


今回も読んで下さりありがとうございます!
もう1作の方が、時間が無くて投稿できていないので、この作品を、週1にしたいと思います。基本金曜更新で、時間があれば、別の日にも投稿していきたいと思っています。
何回も更新ペースを下げてしまってすみません。
次回は、5/11に更新する予定です。

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